December 02, 2005

◇フィリピンのファブリック 〔1〕 (ピーニャ)

 さっき、たまたま観ていたTV番組、「中居正広の金曜日のスマたちへ 」(TBS) で、「フィリピン」という言葉を耳にしました。 (金曜日のこの時間、TVを観る事は珍しいのですが。)
ゲストは、世界的衣装デザイナーのワダエミさん。 黒沢明監督の“乱”でアカデミー賞を受賞されたことで有名。またご主人が元NHKの和田勉さんであることでも知られていますね。 

ワダエミさんが衣装デザイナーになられたきっかけから、現在のご活躍に至るまでをVTR で紹介されていました。
一旦カメラがスタジオに戻った時、レギュラー陣も映画に使われたような色とりどりの衣装を身に着けていました。それらはすべてイメージにあうよう一から色を染めものだそうです。中居君が着ていた黒の衣装も、有り物の布ではなく、ワダエミさんの思うところの「黒」に染めたものでした。

その中で、飯島愛ちゃんが着ていたオレンジの衣装を指差したワダさんが、「これはパイナップルからできているフィリピンの布で、元は生成りのものをオレンジに染めました、刺繍はハンドメイドです」みたいなことを紹介されました。
これこそ、フィリピンが世界に誇れるファブリックの女王、PIÑA (ピーニャ)です。
ワダさんにも認められたPIÑA 、これを公表せずにはいられません。まったく喜ばしいことです。(日ごろは、ネガティブなニュースしか報道されないフィリピンですから)

pina

このブログ、「ハラナの屋根裏部屋」の表サイトである、フィリピングッズのショップフィリピニアナ・セレクトショップ・ハラナ」をはじめようとしたきっかけは、まさしくPIÑA をはじめとする、フィリピンの布に長い間、興味と憧れを抱いていたことからでした。

ショップのホームページはほぼ完成に近づきながら、もう数ヶ月も本オープンできずにいます、というのはどうしてうまくできないページがあるのです。 それが、PIÑAを掲載したページです。
ショップをはじめるきっかけとなったPIÑAが、一番難しいページになろうとは、考えもおよびませんでした。思い入れがあるがゆえに、反対に手がつけにくくなってしまいました。
それでも丁度数日前に、やっと●○● PIÑAについて ●○●というスペースをとったページをアップすることができました。まだまだ、情報不足のページで、徐々に手直しをしていくつもりですが、来週からショップオープン決定です。

PIÑAについては、また別の機会にじっくりと記事にしたいと思っています。
奥が深すぎて、まだまだ書けません。

参考文献だけでも: (例によって、Amazon.com の在庫からは買えません)

 
BOOK PINA ■ Piña
LOURDES R. MONTINOLA (ISBN:9718551050)
1991年発行
私の大大大宝物的 蔵書。 
アメリカの Amazon.com からは検索でヒットしますが、マーケット・プレイスから(外部業者から)の購入となります。






BOOK DYE■ Katutubong kulay
COCA-COLA FOUNDATION PHILIPPINES, INC. MANILA (ISBN: 9719200618)
英語のタイトルは、 THE REVIVAL OF PHILIPPINE NATURAL DYE
「フィリピンの自然染め復活」
こちらも、アメリカの Amazon.com からは検索でヒットしますが、マーケット・プレイスから(外部業者から)の購入となります。





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《 追記 2008.12.11 - お知らせ 》

★只今フィリピンの正装、Barong Tagalog (バロン・タガログ) 販売中!

 → → → ショップ 内、こちら のページです。

 (数に限りがあります。 予めご了承ください。)




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