April 01, 2006

◇フィリピンのファブリック 〔2〕 - TINALAK

我が家のインテリアは、とっても《無機質》。
訪れた友人が、「生活感がなさ過ぎる」って驚いたほど。(早くいえば、あまり物がないだけ。)
フィリピングッズを扱っていて言うのもヘンだけど、あまりエスニック色が強すぎるものは好きではなくって、できればさりげなく、邪魔をしない程度に気にいったものだけをそばに置いておきたいと思っている。
それから、私はどうも原色が受けつけられない体質みたい。 
だから、AMANPULO (アマンプロ)のようなインテリアに憧れるのです。 だだっ広い空間のほんの隅の方に、自己を主張しすぎないワーキングデスクや機能的なソファーベッド・・・・・。

tinalak1と、言いながらも我が家で唯一の例外がバスルーム。(要するにトイレです)
何年も前に、かなり惚れ込んで買った手織り布、”TINALAK(ティナラック)”。 これだけ飾っても無機質な部屋には浮いてしまうので、行き場を失っていました。
で、思いついたのがバスルーム。ここだけは隔離されたスペースなので、大丈夫。

手前の木箱は、よく似たものがフィリピンにもありますが、これはバリ島製(念のため)。 ご近所のバリ島雑貨屋さんで購入しました、トイレットペーパー入れとして。(友人は「猫の棺桶」などと呼んでます。)
その上に立てた写真は、バンコックのスコータイホテルに宿泊した際に持ち帰った葉書。
・・・話が脱線しそうです。今日のテーマは TINALAKでした。

tinalak4ここに飾った TINALAK は、煉瓦色に近い、オレンジがかったピンクと、限りなく黒に近いダークブラウンの組み合わせ。 このカラーコンビネーションがお気に入りの理由です。

が、実はこの色は TINALAK としてはどうやら邪道らしいのです。

TINALAK ”TINALAK(ティナラック)”というのは、ミンダナオ島 T'boli (ティボリ)族に伝わる織物。 バナナに似た ABACA (アバカ)という植物から採った繊維を紡いで、染めて、織りにいたるまですべての工程は伝統的な手作業で行われます。
伝統的カラーは、限りなく黒に近い黒、白に近い白、赤に近い赤、これが原則なのだそうです。(邪道でもいいや、気に入ってるから)

T'boli 族のひとたちの間では、「アバカの精霊 FU DALU (フー・ダル)が 夢にあらわれると、よい作品ができる」 と信じられています。 
でも FU DALU は誰の夢にもあらわれるというわけでは ありません。
FU DALUがあらわれるのは、すべて昔ながらの伝統的な製造方法で、
伝統的な道具を使用している織り手の夢にだけ・・・・


tinalak3
★ これ以上は、ショップHPの内容と重複しすぎるのでここには書きませんが、興味のある方は、ショップの《エスニック系ファブリック》のページ にもどうぞ。








BOOK TINALAK★ そして、TINALAK に関する貴重な文献、Dreamweavers 。 
 この本に出会ったのは、丁度 TINALAK の仕入れを決めた時。 「こんな偶然があっていいの?」と自分の幸運を疑いました。
 (毎度のことで恐縮ですが、残念ながらまたこの本も現在 Amazon.com では買えないようです。)

 DREAMWEAVERS / Bookmark (2001)
 ISBN 9715694071







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