April 07, 2006
◇フィリピン ”オールド・ハウス”に見る工夫
フィリピンのオールドハウスには、興味深い生活の知恵が見うけられます。
先日書いたばかりの「格子状の窓、CAPIZ WINDOW (カピス・ウインドウ)」は言うまでもありません。
★さて、こちらはCASA MANILA (カサ・マニラ =イントラムロス内。スペイン統治時代の上流階級家庭の生活を再現した博物館)の台所です。
当時の台所用品が展示されています。
これだけならなんてことはないですが、注目したいのは窓の外。
柵のようなものが見えます。
が、単なる柵ではありません、
《自然乾燥機》です。
「はぁ?」 (答え↓)
★こちら(↓)はセブの CASA GORORDO MUSEUM (カサ・ゴロルド博物館)の同じく台所です。
この写真にはありませんが、本来は、柵の上部に洗ったコップをさかさまにかぶせて乾かす、というわけです。
おまけに底面は一枚板ではなく、スノコのようになっています。
水切りの役目も果たすし、お皿までたてかけられますね。
★もうひとつ CASA GORORDO MUSEUM から。(結構古い写真のなので、現在展示されていなかった場合は、ごめんなさい!)
さて、下の写真は何でしょう?
ヒント: 玄関を入ってすぐです。
どうやら、来客用のベンチのよう・・・。
下側面の中央に取っ手のようなものがついています。
取っ手 → 開閉できる → ってことは、物を入れるってことですね。
では、何を入れるのでしょう?
ヒント: 一枚板ではなくて、またもや柵のようですね。
来客が持参した(というか連れて来たというか)生きた「鶏」を一旦、この下に入れておくのだ、と館内スタッフのお兄さんが説明してくれました。
というわけで、”鳥かご(檻)”兼 ”ベンチ”でした。
他にも欄間(フィリピンバージョンですが)など、通気をよくするための工夫があちこちに施されています。 手持ちの写真がなくて、お見せできないのが残念です。
現地を訪れる機会があれば、是非上から下まで、隅々を見渡してみてください。
《注》: 基本的に博物館での写真撮影は禁止です。
CASA GORORDO は、関係者同行でしたので、フリーパスで撮影させてもらえました。
CASA MANILA は、館内の学生ガイドに、「ガイドはいかが?」と押し売りされたので(もちろんチップ目当てです)、すんなりOKしたふりして、お返しに、最後に無理やり(訂正:ちゃんとお願いして)撮影を承諾させちゃいました。(あまり好ましい方法ではありませんね。真似しないように!)
でも、特別なサービスに対する報酬、それが本来のチップですよね。 なんでもかんでも要求されるままに払ってちゃいけません。(日本人の悪い習慣です)
先日書いたばかりの「格子状の窓、CAPIZ WINDOW (カピス・ウインドウ)」は言うまでもありません。
★さて、こちらはCASA MANILA (カサ・マニラ =イントラムロス内。スペイン統治時代の上流階級家庭の生活を再現した博物館)の台所です。
当時の台所用品が展示されています。
これだけならなんてことはないですが、注目したいのは窓の外。
柵のようなものが見えます。
が、単なる柵ではありません、
《自然乾燥機》です。
「はぁ?」 (答え↓)
★こちら(↓)はセブの CASA GORORDO MUSEUM (カサ・ゴロルド博物館)の同じく台所です。
この写真にはありませんが、本来は、柵の上部に洗ったコップをさかさまにかぶせて乾かす、というわけです。
おまけに底面は一枚板ではなく、スノコのようになっています。
水切りの役目も果たすし、お皿までたてかけられますね。
★もうひとつ CASA GORORDO MUSEUM から。(結構古い写真のなので、現在展示されていなかった場合は、ごめんなさい!)
さて、下の写真は何でしょう?
ヒント: 玄関を入ってすぐです。
どうやら、来客用のベンチのよう・・・。
下側面の中央に取っ手のようなものがついています。
取っ手 → 開閉できる → ってことは、物を入れるってことですね。
では、何を入れるのでしょう?
ヒント: 一枚板ではなくて、またもや柵のようですね。
来客が持参した(というか連れて来たというか)生きた「鶏」を一旦、この下に入れておくのだ、と館内スタッフのお兄さんが説明してくれました。
というわけで、”鳥かご(檻)”兼 ”ベンチ”でした。
他にも欄間(フィリピンバージョンですが)など、通気をよくするための工夫があちこちに施されています。 手持ちの写真がなくて、お見せできないのが残念です。
現地を訪れる機会があれば、是非上から下まで、隅々を見渡してみてください。
《注》: 基本的に博物館での写真撮影は禁止です。
CASA GORORDO は、関係者同行でしたので、フリーパスで撮影させてもらえました。
CASA MANILA は、館内の学生ガイドに、「ガイドはいかが?」と押し売りされたので(もちろんチップ目当てです)、すんなりOKしたふりして、お返しに、最後に無理やり(訂正:ちゃんとお願いして)撮影を承諾させちゃいました。(あまり好ましい方法ではありませんね。真似しないように!)
でも、特別なサービスに対する報酬、それが本来のチップですよね。 なんでもかんでも要求されるままに払ってちゃいけません。(日本人の悪い習慣です)
Posted by harana at 12:36│Comments(3)│TrackBack(0)│* ARCHITECTURE・INTERIOR / 建築・インテリア | * CUSTOM・CULTURE / ライフスタイル・習慣
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この記事へのコメント
今月ボラカイに行くのですか?
私達もです・・いつごろなんでしょう??
あまりにブログの内容が興味深いので、時間のゆっくりしたときに夫とちゃんと読もうといって、コメントできませんでした。
近いうちにちゃんとじっくり読ませていただきます!!
私達もです・・いつごろなんでしょう??
あまりにブログの内容が興味深いので、時間のゆっくりしたときに夫とちゃんと読もうといって、コメントできませんでした。
近いうちにちゃんとじっくり読ませていただきます!!
Posted by ちか at April 08, 2006 01:27
ちかちゃん、
ボラカイの達人のお2人に情報をお聞きしようと思っていたところです。
なにせ、前回行ったのは、開発の手が入るずっと前で・・・・。
まだ電気も水もなかった頃、ホントの自然のままでした。
詳細は、そちらにメールします。
日程があえばお会いしたですね。
ところで、このブログ硬すぎませんか?
自分の興味があることばかり書いてますが、かなりマイナーな話題なので、
どうかな?って。
かといって、当面スタイルを変えるつもりもないんですが・・・・。
ブログテーマは、マイナーであればあるほどよい、と言ってた人がいました。同じことに興味を持つ人が絶対にいて、探し当てて見に来るって。
(それを信じて・・・)
いつも長文になってしまいますが、お時間のあるときにゆっくりお越しください。(もう少し短くするようにはしようと思ってます)
ボラカイの達人のお2人に情報をお聞きしようと思っていたところです。
なにせ、前回行ったのは、開発の手が入るずっと前で・・・・。
まだ電気も水もなかった頃、ホントの自然のままでした。
詳細は、そちらにメールします。
日程があえばお会いしたですね。
ところで、このブログ硬すぎませんか?
自分の興味があることばかり書いてますが、かなりマイナーな話題なので、
どうかな?って。
かといって、当面スタイルを変えるつもりもないんですが・・・・。
ブログテーマは、マイナーであればあるほどよい、と言ってた人がいました。同じことに興味を持つ人が絶対にいて、探し当てて見に来るって。
(それを信じて・・・)
いつも長文になってしまいますが、お時間のあるときにゆっくりお越しください。(もう少し短くするようにはしようと思ってます)
Posted by harana at April 08, 2006 11:57
ここのメールってとこにアドレスをいれたらいいのでしょうか?
Posted by ちか at April 08, 2006 23:43