May 19, 2006

◇”フィリピン文化”を撮る写真家 (後編)

BOOK PHILIPINAS INCOGNITAS2PHILIPPINAS INCOGNITAS
昨日の(前編)のトップで紹介した、この本について、もう少し付け加えます。

(前編)にも書いたように、この本はフィリピン政府観光省のバックアップにより発行されており、観光省長官 JOSEPH ACE H. DURANO 氏自ら、読者にこんなメッセージを寄せておられます。(抜粋)
「世界的に著名な写真家で豪華本の筆者である NEAL OSHIMA 氏によりデザインされた "PHILIPPINAS INCOGNITAS" はユニーク且つ現代的な方法を用い、物やテーマを通して表されるフィリピンの人々の感性豊かなあらゆる面を紹介しています。 解説は最小にとどめ、著者本人による印象的なモノクロ写真をふんだんに使って読者を稀に見る貴重なフィリピン文化の真髄へと誘(いざな)います。」

現在この本は、Amazon.com では取り扱っていないようですが、氏の公式サイトからは、購入できるようです。(US$ 18.00)
そればかりでなく、 この公式サイトでは、 "PHILIPPINAS INCOGNITAS" の一部が閲覧できます。

サイトは、"-VIEW PHILIPPINAS INCOGNITAS" と "-LOUNCH PHOTO GALLERY" から構成され、前者は言うまでもなく、 "PHILIPPINAS INCOGNITAS"の一部、後者は、氏のこれまでの作品のいくつかが閲覧できます。
ビンテージ物と思われるピーニャのハンカチーフ、CAMISA(カミーサ)、BARONG TAGALOG(バロンタガログ)などを被写体とした作品は、ノスタルジックフィリピンに憧れを抱く私にとっては、鳥肌ものです。
ギャラリーの最後を飾るのは、フィリピンの国民的作家 "NICK JOAQUIN 氏”。
つくづく氏の偉大さを感じされられます。


ところで、NEAL OSHIMA 氏、お名前から日系の方であるということは推測できますが、フィリピン文化を撮る第一人者であられるという事実から、てっきり日系フィリピン人の方だと思っていました、が、アメリカ(N.Y.)生まれの日系3世なのだそうです。
ご両親は日系2世、経済学者であるお父上の仕事の関係で幼少の頃から日本を含む世界各国にお住まいになり、フィリピンにはもう30年も在住されているとか。
ネイティブのフィリピン人よりも、よりフィリピンの真髄を見つめてきたフォトグラファー。インサイダーとしてフィリピンの背景に潜むミステリアスな部分を熟知し、またアウトサイダーとしての客観的に物を見る目を兼ね備えた、フォトグラファー。

現在は、フィリピンには稀な、写真家が作品を展示でき、かつ即売もできるというカフェ・ギャラリー "Lumiere" をMAKTI にて運営されているそうです。
このギャラリーの事は、前回のフィリピン旅行の直後に知りました。 ここを訪れるのは、次回までお預けです。
(マニラ在住の方で、もう行かれた方は感想など情報をお寄せください!)

同じくMAKATI の、 GREENBELT 3 にあるライフスタイルショップ MIX にて "PHILIPPINAS INCOGNITAS"が販売されています。(900 ペソ)
(早速、前編にコメントいただいた”ちゃどさん”の情報によると、MIX は「お洒落さん御用達」なのだそうです。)

book memories of phil kitchensあと、当ブログではもう以前から左のサイドバーに告知していますが、Memories of Philippine Kitchens という本が8月に発売される予定です。
(著者:Amy Besa/ 出版:Stewart Tabori & Chang / ASIN: 1584794518 )
こちらもフォトグラファーは、NEAL OSHIMA 氏。
氏の新しい作品、今から楽しみです。
日本の Amazon.com でも予約受付中!


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最後に
いくら個人運営のブログとはいえ、写真に関する知識もない私が、こうしてプロの方のことを話題にするのは、本当におこがましいことであるとは感じています。
ただ、氏の活動には大いに共感するものがあり、是非多くの方々に知ってもらいたい、そういう気持ちで、今回投稿を決めました。
フィリピンの伝統文化を絶やさないよう、それを後世に伝えていくという役割を果たしているだけでなく、とかくネガティブな印象を持たれがちなフィリピンという国のイメージ向上に充分過ぎるほど貢献されている、それはひとえに氏のフィリピンに対する愛情の表れであると、信じてやみません。

同じくフィリピン在住の日本人プロフォトグラファー、ipi-p さんmiccasharon さんも、それぞれブログの中で、「写真は『心』で撮るもの、『感動』と被写体に対する『知識』や『愛情』が必要」とおっしゃっています。

そういう思いをこめて撮った写真であるからこそ、人に感動を与えるんですね。

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  ★NEAL OSHIMA 氏の写真が掲載されている代表的な本★

     BOOKS NEAL OSHIMA

 〔上段:左から〕
PHILIPPINAS INCOGNITAS / ISBN :971-93251-0-0
 過去の投稿《◇”フィリピン文化”を撮る写真家(前編)

DREAMWEAVERS / ISBN: 9715694071
 過去の投稿《◇フィリピンのファブリック〔2〕-TINALAK

BEYOND RICE / ISBN: 9718865071
 過去の投稿《◇フィリピンのお米

〔中段:左から〕
PHILIPPINE ANCESTRAL HOUSE / ASIN: B000ANEUQC
 過去の投稿《◇フィリピンの CAPIZ SHELL(カピス貝)
      《◇Amazon.com では買えないフィリピンの本〔2〕

PHILIPPINE MARKETS / ISBN: 971886511X
 過去の投稿《◇Amazon.com では買えないフィリピンの本〔1〕

MALATE / ISBN: 9715694144

〔下段:左から〕
FILIPINO CUISINE / ISBN: 9718865063

ASEAN SEAFOOD COOKBOOK / ISBN: 9719187107

FLAVORS OF THE PHILIPPINES / ISBN: 9719188200



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