May 30, 2006
◇フィリピン最古の石造教会 "サン・アウグスティン教会" ・・・の側面

度重なる地震や、第2次世界大戦の爆撃にも耐え、当時の姿を残しています。
教会の右は博物館となっていて、幼きイエスの像サント・ニーニョのコレクション、礼服や礼拝に使う品々、大鐘、アンティック陶器などを見ることができます。」と、ガイドブックに載っているような紹介はここまでにしておいて、と。
この先はガイドブックや、インターネットでその種のサイトをご覧ください。有名な観光スポットでもあるので、検索は容易です。
参考サイト:・WIKIPEDIA / ・FLICKR(写真)
(ここからは、マイナーネタ。)
このサン・アウグスティン教会、「フィリピン最古の石造建築の教会」ということですが、もとはニッパヤシで葺かれた木造の教会だったようです。
当ブログに度々登場する(2月5日、3月11日、3月14日)、「物語 マニラの歴史(NICK JOAQUIN = ニック・ホアキン著)」によると、(略)
「『フィリピナス』と呼ばれる本国から最も離れたこの地を繁栄させるという現実的な希望を持っていたスペイン王フェリペ2世に、フィリピンの四代目総督として指名されたゴンサロ・ロンキーリョは、3年間の多忙な執務期間の後、1583年にこの世を去った。その亡骸は、当時まだニッパヤシで葺かれていた木造のサン・アウグスティン教会に安置された。
その棺は、ほとんど教会の天井に届くほどの高い位置に設けられた棺台に乗せられていたが、たくさんの燈火のうちの一つが倒れ棺台に火がつき、その火は教会の屋根、ニッパヤシの葉のみで建てられていた近所の家々に飛び火した。数分後、マニラはくすぶった灰の積もった廃墟と化してしまった。
この火事で建設中の大聖堂、司教館、病院、ガレオン貿易で運ぶはずの中国製品で埋っていた倉庫などが灰となって消えてしまった。 この災害を契機に、スペイン人はマニラを耐久性のある都市にするため、石を使って再建する決心をした」、ということです。
★前述のように、この教会には博物館があります。 展示室内の撮影は禁止ですが、廊下はOK。 "回廊"好きの私には(変な趣味?)、これでも十分楽しめます。

★どちらかというと、展示品よりこんなものにばかり興味をそそられてしまいます。

★こんなものも。

★極めつけは、コレ。

これは何かというと、"CARROZA"(カロサ=スペイン語/英語では FLOAT)と呼ばれる輿。木の土台にシルバーが貼り付けてあり、このようなモチーフが全体に施されています。 廊下に何台も展示されていました。 うっかり全体像を撮るのを忘れましたが。
ところで、私がいつもお邪魔している写真ブロガーさん達の間では、今モノクロ写真ブーム。 フィリピンでも(miccasharon さん、fortunedragon さん、mota-mota さん)、日本でも(meteortrain さん)、日本の裏側ブラジルでも(Pombo さん)、みなさん ipi-p 教授が投げかけられる課題を実践?実験?練習?中。
遅ればせながら私もちょっとだけ、最新の課題を練習してみました。(一番上の写真)
こういうのでいいのかなぁ?
イメージした通りの色にはならなかったけど・・・・、まぁ初回ということで。
理屈はよくわからないけど、PHOTO SHOP の「チャンネルミキサー」と「色相彩度」という機能を使うと、カラー写真がこういう風になるのだそうです。
「どういう数値」にすれば、「どうなる」のか理解できていないので、適当にレバーを触ってたら上の写真のようになりました。(こんな説明じゃ説得力がないので、お手本を見てみよう)
Posted by harana at 00:35│Comments(2)│TrackBack(0)│* ARCHITECTURE・INTERIOR / 建築・インテリア | - INTRAMUROS / イントラムロス
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この記事へのコメント

良く出来ました〜(お世辞じゃなくて)。雰囲気出てますよ。車があまりいなくていいですね。僕が行った時はいつも満車。
Posted by ipi-p at May 30, 2006 22:34
教授〜、うれしいぃぃぃぃ、お世辞でも(泣)←嬉し涙。
やばい、はまりそうです。(「バボイもおだでりゃ、木に登る」)
実は左下にでっかい車が写ってたんです。おもいっきりトリミングして、退場願いました。
やばい、はまりそうです。(「バボイもおだでりゃ、木に登る」)
実は左下にでっかい車が写ってたんです。おもいっきりトリミングして、退場願いました。
Posted by harana at May 30, 2006 23:04