December 06, 2006

◇フィリピンで見かけた ”日本語もどき”

どこの国でもよくあることで、外国語標記はいくらそれらしく表現しても、本国の人にはヘンテコに映るものです。
日本にある英語の看板も、英語圏の人たちとっては、「何だコレ?」的間違いが多々あることでしょう。

マニラで、多分書いている本人は日本語のつもりだろうけど、実際にはヘンテコな日本語をいくつか見かけました。

teriyakiboy1以前に紹介したことのある こちら のレストラン。 
大繁盛しているようで、ブランチもどんどん増殖中。
トラックのデコレーションもオーダーメイドのようですね。

前回渡比した時も、またP−ナフレンドに連れて行かれました。

TOKYO,OSAKA,MANILA,って書いてあるけど、日本にもある?

それはさておき、この日本語なんとかならないでしょうか?↓


teriyakiboy2
細かいところまでとやかく言うつもりはないのですが、やっぱり日本人には違和感がありますよね。

「下味付き」、「ソースき」のつもりなんでしょうね。

おかしいのは、縦書きなのに「ソース」だけ横書き?!? もしかしてこの3文字をひとつの文字(漢字)と解釈しているってことでしょうか?

だいたい、「TERIYAKI BOY」という店名がどうして日本語になると「太った少年」になるのか、不思議です。

(micca 師匠、最悪なのは蕎麦の麺ツユ だけではないようです。P−ナフレンドがオーダーした天ぷらラーメンのスープを味見したら、味がありませんでした。)


◆ ◇ ◆


tempura1
こちらは、天ぷらレストラン。

フィリピン人は、海老の天ぷらが大好き。


tempura3

でも、ここまではっきり言わなくても・・・・・。

まぁ、日本ではこんなストレートなコピーはないですね。



tempura2もう、無理やり日本語にしているって感じです。

「緑茶の柑橘類」はひどいなぁ。
スペイン語の影響なのか、タガログ語も修飾する語とされる語の語順が日本語とは逆。どっちの語順でもよかったりもします。そのあらわれなのでしょうか。

隣の英語はCITRUS GREEN TEA 「柑橘類の緑茶」という語順で書いてあるのに。

片言の日本語を話す日本在住のP−ナフレンドも、よくこういう話し方をするので、聞き慣れてはいますが。


*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

ところで、わが国の農林水産省は11月2日、以下のようなことを発表したそうです。

海外においては、日本食レストランと称しつつも、食材や調理方法など本来の日本食とかけ離れた食事を提供しているレストランも数多く見られる。
このため、海外日本食レストランへの信頼度を高め、農林水産物の輸出促進を図るとともに、日本の正しい食文化の普及や我が国食品産業の海外進出を後押しすること等を目的として、海外における日本食レストランの認証制度を創設する
するための有識者会議を設置する。 」 (詳細はこちら

この制度って、フィリピンで通用するでしょうか? 必要ないような気がするけど。
だいたい、どうやって認定するのでしょう?
認定の申請があった海外のレストランを一件、一件まわるわけ? まさかね。
書類提出で判定するなら、なんとでもごまかせるし。
どうせフェイクの認定書が横行するに決まってる。
認定書が英語と日本語の両方で記述されてるとしたら、フェイク認定書の日本語の部分は↑みたいにきっとヘンテコにちがいない・・・。
ピノイは騙せても(多分騙しているつもりはないでしょうけど)、日本人は騙されないぞ。


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順位低迷。このままではフィリピンのイメージが・・・・・・・・・・・(↑こんなこと書いてるからだ、っていう”突っ込みはなしね。” − micca さん口調を真似てみました。)

この記事へのコメント
日本食レストランの認証制度って,どこかの国がやっているのを真似たという話をテレビで見たような記憶があります.調査という名目で海外に出かけるのでは…「有識者会議」ねぇ〜

「私はエビを好む」は,いいキャッチコピーですね.印象に残ります(笑)
Posted by cattle at December 06, 2006 19:32
こんにちは。

今日車で移動中に見たジプニーに
でっかく「日本人彼女募集中」
「アタマオカツ」と書かれてありました。

アタマおかしいと言いたいんでしょうね
まぁ日本人女性は諦めたほうがええわな
と思いました(笑)

太った少年は、怖くてまだ行ったこと
ありませんww
Posted by icedcoffee775 at December 06, 2006 23:05
☆cattleさん、
レストランの認証制度は、イタリア料理やタイ料理には既にある制度だそうです。
「調査という名目で海外に出かける」というのは、十分ありえますね。
そんな事しなくていいから、税金安くして。

「私はエビを好む」受けました?



☆ICさん、
>アタマおかしいと言いたいんでしょうね

ピノイじゃなくても、字がヘタクソな日本人には、そういうのありそうですね。

「太った少年」は恐れるほどではありませんよ。
料理によります。でもどうやら麺類は不得意みたいですね。
Posted by harana at December 06, 2006 23:37
「私はエビを好む」が家の近くにあります。天ぷらがウリなのにモサモサしてマズイ!
あと仰るようにラーメンもからっきしダメ。麺が明らかにパンシット系なんです。でも小金持ち風のOLで賑わってますね。
Posted by mota at December 07, 2006 05:46
☆mota さん、
>「私はエビを好む」が家の近くにあります。

えっ、これって店名だったっけ?(笑)

小金持ち風の人多いですねぇ、なんで???
最近のお洒落なレストランやカフェって、信じられないくらい高い所があるけど、賑わってるでしょ。 なんで???
Posted by harana at December 07, 2006 17:02
>えっ、これって店名だったっけ?(笑)
私の心の中ではこれが店名です。だって天ぷらまずいんですもん。

>小金持ち風の人多いですねぇ、なんで???

マカティは場所柄、小金持ちが多いような気がします。といったってOLとかコールセンター従業員とか、給料高いと言ってもたかが知れてますよね。なんでみんなあんな高そうな携帯とか持ってるのかホント謎です。
Posted by mota at December 07, 2006 23:48
☆mota さん、
フィリピンの場合、外食するのも一家総出でしょ、ヤヤもいるし。
1回の外食代もバカにならないと思うけど。経済状態は謎だらけ。
Posted by harana at December 08, 2006 03:46
「太った少年」・・・キャラクターは悪くないのですが、日本語の店の名前はちょっと・・・。
1度聞いたら忘れないでしょうが、行きたくないです(笑)。

>「私はエビを好む」
 これも一度聞いたら忘れないですね。いつの日か「海老が好き」という文字を入れたTシャツを作ってこのお店に入ってみたいです(笑)
Posted by meteortrain at December 08, 2006 08:19
☆meteortrain さん、
>一度聞いたら忘れない
という意味では、これらのネーミングはインパクトがあって成功なのかも。
Posted by harana at December 09, 2006 08:49