January 22, 2008

◇フィリピンの城壁都市 ”INTRAMUROS”  − [ 廃墟  ]


aduana 1
《 Aduana 》

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舞台セットのようなこの壁は、Aduana(アドゥアーナ)、

スペイン統治時代の税関局跡。(別名 Intendencia インテンデンシア)



aduana 2


もともとPasig (パシグ)川対岸に位置していた税関(1752 年建設)を、商人たちを Intramuros(イントラムロス=スペイン統治時代の城壁都市)内に誘致し、留めておくという目的から、この地に設置することになったとか。

1823年に建設開始。 港からも遠く、倉庫スペースも不十分であることから、税関の移転を反対する声が多かったにもかかわらず、建設工事は続行され1829年にネオクラシックスタイルの立派な建物が完成。 

その後、三度の地震、第2次世界大戦中の爆撃、と度重なる被害と修復を繰り返えす運命に。

20世紀には Central Bank(中央銀行)ビルとしても使用されていた時期もあったが、火災で損傷してからは、長い間放置されたままであった。


「1979年になってようやくイントラムス復興運動が始められ、建築物、構造物が修復、復元されるようになった」ということなので、この建物も外壁だけが残され、スペイン時代の外観保全に努めようとする活動の一例なのでしょう。


[参考文献] こちら でも紹介しました。
・Intramuros in & out (Jesuit Communications Foundation, Inc)
マニラ 都市の歴史(学芸出版社)



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建物の裏側です。

aduana 3

朽ち果てた姿は、中世のヨーロッパを想わせるような。




aduana 4

裏側の窓から覗いてみたら、中はやはり・・・。




この記事へのコメント
こんばんは フィリピンに10年になるのに、まだまだ知らないことが沢山あるなぁ、と貴女の写真を拝見しています。
9年ぐらい前にイントラムロスにモノクロフィルム持って写真を撮影に行ったことを思い出しました・・・
今週末あたり、行ってみようかな?
Posted by Glock27またの名をアレックス at January 22, 2008 22:45
haranaさんが撮影に苦労されたであろう光景が目に浮かびます.
在フィリピンの巨匠に,オフ会の折にでも撮影方法を聞かれるのもいいのではないかと… (^_^)
Posted by cattle at January 23, 2008 23:46
☆Glock27またの名をアレックスさん、
イントラムロスはどこよりもモノクロが似合いそうですね。
マイナーな場所や物が気になってしまう性分なので、
ついついこんなのばかりに・・・。
お気に入りの場所なので、もう少し続くかも。


☆cattleさん、
えっ?、ドキッ! 何か邪道なことしてます?
この場所では、特に苦労した覚えがないんですが・・・。

Posted by harana at January 24, 2008 01:06
いえいえ,そういう訳ではございません.

写真を拝見しながら,自分だったらどう切り取るか,悩むだろうな…と思ったものですから.
お騒がせいたしました (^_^;
Posted by cattle at January 24, 2008 07:30
☆cattleさん、
あっ、そういう意味でしたか。(ホッ)
わけわからずにただ撮ってるだけなので、
常識外のことをやっちゃったかと思いました。
カッコよく撮ろうと思うと、切り取り方に迷うので、
無駄な抵抗はしないことにしてます、です。(笑)(←設定も含む)
Posted by harana at January 25, 2008 11:33
景観の切り取りに時として迷う
・・・いや、いつも迷うメトロンです。
私の場合、悩んだ時はその場に滞留する時間が長くなります(笑)
最近は那覇に行ったとき、公共建築物を前に思案して・・・
結論でずにえいやっで撮りました。
Posted by meteortrain at January 26, 2008 01:27
そうそう、書き忘れてました。
わかりました!
Posted by meteortrain at January 26, 2008 01:31
☆meteortrainさん、
私の場合、考えるの面倒くさいので、
ほとんど「エイヤー」です。(笑)

Posted by harana at January 27, 2008 14:04