February 10, 2008
◇フィリピンの城壁都市 ”INTRAMUROS” − [ 壁の上を歩いてみる ]

「シティー・ホールが危ない!?」
んなわけありませ〜ん。
イントラムロスの東側の壁に造られた堡塁跡、
Baluarte de San Francisco de Dilao
(サンフランシスコ・デ・ディラオ堡塁)。
スペイン統治時代、この辺りの壁の外側は Dilao(ディラオ)地区
と呼ばれ、ある移住者達の居住地があったそうです。
Dilao とは? ある移住者達とは? → 過去の投稿 参照。
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さて壁の内側ですが、この辺りは学校が集中していて、お昼時ともなれば、
壁の下を利用した食堂は学生達であふれ、歩道も占領されてしまいます。
道幅に反して交通量も多いので、歩くのも楽ではありません。

《城壁内の南側〜東側を走る Muralla(=「城壁」)通り》
そういう場合は、・・・

思い切って壁に上っちゃう。
壁の上は歩道になっているので、結構快適にお散歩が楽しめます。
トップ写真のような大小の堡塁跡ともつながっているし。

壁の上からストリート・ベンダーを観察してみたり。
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打って変わって、こちら西側は静寂ムード。
東側とは、ずいぶん異なった趣きです。

壁の外(西側)は、ゴルフコース。

ベンチで肩を寄せ合う若いカップルや、木陰でシエスタ(お昼寝)中の
労働者達の姿を見かけるのも、こちら側の特徴かもしれません。

《南西角から、Santa Lucia 通りを見下ろす》
カレッサもシエスタ中なのか、のんびりムード。
左のゲートは、San Diego 堡塁 へのエントランス。
場所によっても、目線の高さによっても様々な表情を持つ
イントラムロス。 それほど広いわけではありませんが、
少しずつ、のんびりと、何度も訪れたいスポットです。