June 20, 2008

◇フィリピン・ビジネス・ミッション 2008


6月17日、ヒルトン大阪にて・・・


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一通の招待状が届きました。



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今週は、日本主要4都市で "フィリピン・ビジネス・ミッション 2008" が開催されています。 旅行業者、メディアを招待し、フィリピンの魅力をアピールする、というフィリピン観光省主催のイベントです。

<セミナー>、<トラベル・マート>、<レセプション> という三部構成で、それぞれ予想以上に得たものが多く、有益なイベントでした。

普段お目にかかれない方々にもお逢いできたし、有意義で楽しい一日を過ごしました。


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さて、アジアの経済ビジネス情報を配信している NNA.ASIA では、早速このミッションの模様を採り上げています。 その 記事 によると、

〜 出席した日本の旅行代理店などからは「フィリピンはこんなにきれいなところだったのか」という感想が多かったようだ。 〜


ってことは、プロであるはずの旅行業界でさえ、いまだに「フィリピンは汚い、危ない」と思っているってことですよね? 
旅行業界でさえこれなんだから、一般の日本人がネガティブなイメージから脱し切れないのも無理ないか、と妙に納得したりして・・・。

”目からウロコ”だったに違いない時代遅れぎみ「旅行業界人」さんたちは、きっと第一部の<セミナー>で、ipi さん(写真家・望月宏信氏)の綺麗な写真とお話に驚いたはず。

何度か ipi さんのセミナーに参加している私でさえ、スクリーンに映し出されたお写真にはウットリと見入ってしまっていましたから。
これまでのセミナーや ブログで拝見しているので、お写真のほとんどは見覚えがあるものでしたが、セミナーも終わりに近づいた頃、思わずエッ!と叫びそうになりました。
初めて見るお写真が数枚映し出されたのでした。 いえ、正確には「ブログ上で見たことのないお写真」と言う意味なのですが。
あの時、「もしかして・・・」という思いが一瞬頭をよぎったのですが、「それならそんな噂を聞くはずだし」、と勝手に打ち消してしまっていましたが、やはりそうだったのですね。


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第2部は、フィリピン現地のホテルや旅行社と日本の旅行業者が直接、個別に面談するという、<トラベル・マート>。 こちらに Primermanila-ceo さん も出展されるというので、 maligaya さん と一緒にブースにお邪魔しました。
お逢いするのは初めてなのですが、ネット上で何度かやりとりさせていただいていたからか、初対面という気がしなかったのが不思議です。
お話によると、「フィリピンお土産ビジネス」の企画も着々と進んでいるようで、完成が楽しみです。

私達は旅行業界の人間ではないので、冷やかし半分にブースを回ってみるつもりが、何ヵ所かのブースで写真や動画を見せていただいたり、お話しているうちに、ここも行きたい、あそこも行きたい、もっと他には? とマジになってしまい、終了する頃にはパンフレットで重くなったバッグを引きずるはめに。

トラベルマートで感じたことは、これまで以上にどこも気合がはいっている、かなりの本気ムード、ってこと。 パンフレットもペラペラの一枚ものではなく、何ページにも渡って綺麗な写真を起用したお洒落なものが多く、日本語だったり(明らかに日本市場向け特別仕様)、たいてい 配布用動画 DVD も用意されていて、宣伝方法自体も進歩してきているように感じました。
(当たり前の事だと言われればそれまでなのですが、そういう点が著しく欠如していた国なんですよ。)

又、特にスパには、かなりの力の入れようで、セブの大手ホテルでは、どこもスパを別棟に設け、雰囲気作りから取り組んでいるようです。 スパ付きの特別宿泊プラン、ウェディングプランもリーズナブルな価格で提供されています。
「タイやインドネシア(バリ)のようなスパがフィリピンにないのはおかしい!」と10年以上前から声を大にしていた私ですが、今となっては期待以上の変身ぶりに驚くばかりです。

この様に世界的大手ホテルチェーンがフィリピンに力を注ぎ、リーダー的存在となれば、中小規模のローカル企業もこれに追随し、やがてはフィリピン観光業界全体がもっと活性化してくのではないでしょうか。 期待しています!!


(いただいた DVD やパンフレットをよく研究して、後日お勧めプランなどをご紹介するつもりです。)


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<レセプション>は、立食パーティー。 悲しいかな、フィリピンをアピールするイベントなのに、予想通りテーブルに並んだフィリピン料理はごくわずか。 確認できたのは、ADOBO(アドボ)、 PINAKBET(ピナクベット)、 PANCIT LOMI(パンシット・ロミ)。

正直言って、フィリピン料理は全体的に見栄えがイマイチ。(この時も写真撮ってない!) 特に日本では、こういうホテルのパーティーにはあまり向きませんね。


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この日のテーブルはホテル側の苦肉の策か、フィリピン料理でではなく、チョコレートで椰子の木を作ったり、ココナッツフレークをトッピングしたり、貝や椰子の実を配してトロピカルムードを演出。


フィリピン現地のレストランについて言えば、高級ホテルは別として、もっと海外の水準を意識した演出があってもいいのではないか? ということ。 
ぐちゃぐちゃになった野菜のごった煮であっても、見た目が食欲の湧きそうにないグレイの物体(何のことかわかる人は通)であっても、料理自体が「伝統的フィリピン料理」であるのなら、もっと美味しそうに見えて、食べてみたくなるような演出をしましょうよ!
日本人を誘致したいなら、料理は見た目が重要! 器ひとつで、盛り付け方ひとつで、あしらいのグリーンひとつで見栄えがぐーっと洗練されるはず。 
今後は旅行社、ホテルだけでなく、飲食業界も巻き込んで観光事業に取り組んでは如何でしょうか、観光省さん。 (フィリピンの大学には、「ホテル&レストラン・マネージメント」というコースもあるはずなんですが。)

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インターネットが発達したおかげもあり、一方では内部の不正や膿が暴露されている国もあるというのに、フィリピンはこれまでの悪ーいイメージから、徐々に誤解がとけ、本来の姿が見え初めようとしています。 一旦フィリピンの虜になった世界中の人たちが、真のフィリピンを世界に向かって発信し続けているから、そう言い切っても・・・・過言ではないですよね?

 
"フィリピン・ビジネス・ミッション”については、↑でリンクさせていただいた方々以外もレポートしておられますので、こちらの方々のサイトも是非ご覧ください。→ TELLME-Chika ちゃんcocowell さん


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《 業務連絡 》


nick-1 ★マスカラダンサー Nick さんへ、

リクエストにお応えして、写真をアップしました。 あとは、こちらこちらこちら です。 
暗い所での撮影は特に苦手なんです。 こんな結果ですみませんが、適当にお持ち帰りくださませ〜。



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当日のプログラムは、こちら↓





Philippine Business Mission 2008


<フィリピンインフォメーションセミナー>

●フィリピン政府観光省 : 副長官 エドゥアールド ハルケ, Jr. 氏

●フィリピン航空会社 : 大阪支店 支店長 長尾 知之氏

●写真家   :   望月 宏信氏

●社団法人アジア協会アジア友の会 : 松井 聡子氏




<トラベルマート>




<カクテルレセプション>




この記事へのコメント
お料理の写真、南国っぽい〜。
旅行会社の方がそんな感想を持つなんて、そんなにフィリピンのイメージって悪いのですね。
他のアジアの国に比べてそんなに悪いのかな・・・。
Posted by maligaya at June 21, 2008 21:52
☆maligaya さん、
フィリピンのイメージも変わりつつあるようです。
もしかしたら、そのうちブレークするかもしれません。
それまで私達は、空いてるフィリピンを満喫しておきましょう!
Posted by harana at June 23, 2008 09:31