June 23, 2009

◇フィリピンのプロビンス、Pampanga (パンパンガ)州へ [ Vol. 1 クッキングデモ ]


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マズイ! マニラから戻って、いつの間にかひと月経ってる。

サワリ だけで、その後まともな投稿をしていませんでした。

いい加減に文字にしておかないと、忘れそう。 それでなくても

最近記憶力が鈍っているというのに。 大急ぎで、進めます。



* * * * *


さて、たった3日間の短いマニラ滞在でしたが、最終日には 「フィリピンの食の中心」、「優れた料理人が多い」 ということで知られる Pampanga (パンパンガ) まで足を延ばしてみました。 Pampanga は、メトロマニラと同じ 中部ルソン地方 (Central Luzon, Region III) に属します。 道路も整備されているし、渋滞に巻き込まれなければ、マニラから車で2時間弱程度。 とはいえ、日帰り旅行。 現地での予定が盛りだくさんなので、午前7時過ぎにホテルを出発。 


Pampanga に着いてまず最初のプログラム。 Mexico という町で伝統郷土料理の継承に尽力を注いておられる料理人、Lillian Mercado-Lising Borromeo さんのご自宅で催される朝食付き、クッキング・デモンストレーションに参加。



♪ 庭に用意されたブッフェスタイルの朝食 ♪


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Pancit Bihon (焼きビーフン)、Tidtad Bigac (Pampanga バージョンの Dinuguan = 血で煮たポークシチュー)、Puto (蒸しパン)、Kutsinta (もち米のお菓子)、Tibok-Tibok (水牛のミルクで作ったブラマンジェ、Pampanga バージョンの Maja Blanca)、Suman (チマキ)、Ensaymada (バター、チーズたっぷりのブリオッシュ)、Tsokolate (ホットチョコレート)、 フルーツ、etc ・・・

う〜、食べきれない・・・



* * *


そこそこお腹を満たしたら、場所を移動してクッキングデモのスタートです。


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先祖伝来の、アンティック家財や調理道具に囲まれたオールドキッチン。 中には百年以上経過したものもあるそうです。 ここで Pampanga 名物を披露していただきました。




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まずはこれから


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Palayak (土鍋)でナス、Kangkong (空芯菜)、ニガウリ、Sibuyas Tagalog (小さいフィリピン赤タマネギ) ショウガ、ガーリックを、水、ブラウンシュガー、酢、塩とともにコトコト煮ています。



完成品です。


paksiw 2

《 Paksing Demonyo / Acharang Gulay 》


”Paksing Demonyo”、「悪魔の Paksiw (ビネガー煮)」という名をもつ、野菜のビネガー煮。 昔々、ある女性が魚の Paksiw を火にかけたままその場を離れると、いい匂いに惹かれた悪魔がやってきて、魚を食べてしまった。 困った彼女は、ありったけの野菜を加えて料理しなおしたところ、大変美味しい一品になった、というのが料理名の由来だそうです。


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こちら に載せた思わせぶりの この物体 の完成図↓



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《 Betute / Deep Fried Stuffed Frogs 》


遠くからこわごわ下処理された原材料もカメラに納めましたがが、ここにアップするにはリサイズしなければなりません。 リサイズする=オリジナル画像を見なければならない。→ 無理です。 完成品が限界です。

詰め物は、ガーリック、タマネギ、塩、コショウ、レモン汁(または酢)、ポーク挽肉、細かく切った frog ミートも。

臭み消しのためでしょうか、こんな(↓)植物のみじん切りも入っています。



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《 Alagaw (premna odorata)》

シソに似た味がしました。




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こちらも珍味だそうですぅ・・・

運良く(?)ピンボケです♪


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《 Arubong Camaru / Mole Cricket Adobo 》






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Camaru (日本語名で書きたくないので、正体を知りたい方は、英語名 Mole Cricket を辞書で引いてみてください) をガーリック、タマネギ、トマト、 酢、塩で香ばしく炒めたもの。



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こちらは、今やフィリピン全土で超人気の Pampanga 料理


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《 Sisig 》


茹でたポーク頬肉を、Siling Labuyo (小さく辛い唐辛子)、Kalamansi (フィリピンレモン)、酢、砂糖、ガーリック、タマネギ、塩、コショウで味付け。 通常はソテーしますが、この時はすべてを混ぜ合わるという別バージョンが紹介されました。




珍味とはいえ、ちょっと苦手なものが続きましたが、

お楽しみはこれから。 次回は別腹用をお届けします。  


・・・ 続く ・・・




この記事へのコメント
こんばんは.
おいしそうだけど,ハラナさん危ないことにチャレンジしていますね〜 (^_^)
Posted by cattle at June 23, 2009 17:56
こんばんは。
カエルはやっぱり無理です。(^_^;;
次の昆虫はもっと嫌です。
でも、意外に美味しかったりするんですよね。
でも、やっぱり食べられない!!(笑)

小さい頃何も知らずにマムシや蜂の子を
食べていましたが、今思えばとんでもない話です。(^_^ゞ
Posted by 夜空 at June 23, 2009 18:47
★cattle さん、
ライブビューはこんなとき便利ですね。
カメラに目を近づけることなく、適当に腕を伸ばして
シャッター押せるし〜 (^_^)

Posted by harana at June 24, 2009 09:47
★yozora さん、
上の方は、チキンみたいなお味ということは既に
お伝えしましたが、下の方はエビみたいだそうです(^_^;;
マムシや蜂の子というのも凄いですね〜、やっぱり無理です。
Posted by harana at June 24, 2009 09:50