February 07, 2012
◇フィリピン的食品包装術
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P国の市場をウロウロしていると、南国ならではの自然素材を活かした伝統的なラッピングが目につきます。 その姿形は、ラッピングする食品に応じて様々。
バナナや椰子の葉っぱは貴重な包装資材。 色の違う素材を組み合わせてデコ・ラッピング、目立つ色の紐で結んだりと、それぞれ工夫が凝らされていますね。
ある日のウイークエンドマーケット、一回りしただけでこんなに
自然素材で包装される食品は、お米やココナッツを原料としたお餅風スウィーツ達、水牛のチーズなど昔ながらのネイティブフード。
ここには無いけど、葉っぱを編んで容器を作り、お米を入れて蒸すことも。
葉っぱは調理する容器であり、店頭に並べる (または売り歩く) ための包装資材でもあるってことですね。
こんな本を見つけました。
《 Wrap them, Store them, Peddle them. 》
「包んで、保存して、売り歩く」 みたいな。
"Wrap" の章からいくつか紹介すると、
Kesong Puti (ケソン・プティ=水牛のチーズ)の包み方プロセス
トマトと Salted egg (塩漬け卵)。 これもラッピングといえば、ラッピング。 畑仕事に持っていくお弁当だとか。
「Puso (プソ)」 と呼ばれる前述のお米を入れて蒸したもの。 形が心臓(=Puso)の形に似ているからこう呼ばれているのでしょう。
自然素材が豊富なフィリピンならではの包装術。 エコですね〜。
■Wrap Them, Store Them,
Peddle Them: The Filipino Way
Publisher: Artpostasia Pte Ltd
By Marilen Nolasco-Espiritu
ISBN 978-971-93896-7-5
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