February 18, 2013
◇フィリピンのプロビンス、Central Visaya (中部ヴィサヤ)地方、Bohol へ [Vol.14 Ancestral House]
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◇フィリピンのプロビンス、Central Visaya (中部ヴィサヤ)地方、Bohol へ [Vol.13 Broas (ブロアス)] の続きです。
BAHANDI が開催するツアー "Heritage Walk" で最も楽しみにしていたのは、もちろんスペイン統治時代に建てられ、先祖代々継承されてきた家屋の見学。 ツアー中に3軒の古いお家にお邪魔することができました。
まず、一軒目
"Malon House" と呼ばれる 19世紀の Bahay na bato (バハイ・ナ・バト=石造りの家)。 Baclayon の Heritage House (先祖代々の家) では最も大きいと言われていて、ここではオーナーと政治家の間でしばしば会議が行われていたのだとか。
基本的に Bahay na bato における生活空間は、2階。
階下は倉庫や馬車置き場として使用。 ってことで、2階へ。
階段を上ると右手には、広いリビングルーム。(写真・左下) ここにはアンティークの家具や置物がディスプレイされ、ミュージアムとして公開されています。
この部屋を中心に、周りにはダイニング (写真・右下) やベッドルームが配されています。
贅を尽くした家屋の証し、幅広で、分厚い床板。
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2軒目
こちらは丁度、リメイク中。 1階は工事中でしたが、2階を見学できました。
1軒目ほど古いお家ではないようですが、ディテールにはやはり伝統的フィリピン建築が用いられています。
お気づきの方も多いと思いますが、当ブログで度々登場する Calado (カラド)があちらこちらに施されていますね。 (写真・左の欄間、写真・右の窓の上の通気孔)
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3軒目
こちらに到着したのは、もう午後6時前。 相変わらずまだ雨は止まないし、辺りは真っ暗。 残念ながら建物の外観がどうなっているのやら、全く見えず。(>_<)
家の中は、間接照明がそれはそれで雰囲気を出してはいるのですが薄暗くて・・・、写真撮るのたいへーん、至難の業 (^ ^;
こちらのお家も、様々なアンティークが飾られていました。
多分、アンティークの糸車だと思いますが、いいアイデアですね。
おー、ここにもあった! あそこ でもみかけた肘掛が長ーい椅子。 あの時に聞いた使用目的、真実なのかジョークなのか半信半疑だったので、確かめてみようと、「これ分娩椅子だと聞いたことがあるのですが、本当ですか?」 と尋ねると、メンバーの一人が 「そうよ、こうやって座るの。」 と足を上げて座り方まで実演しようとするのですから。(笑) いえいえ、そこまでしていただかなくても。 (^ ^;
「今でも使われているんですか?」 と聞いてみたら、さすがに 「もう使わないわ、今は分娩台があるからね。」 とのことでした。
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今回訪問できたのは3軒ですが、 Baclayon にはまだまだ何軒もの Ancestral House が存在します。 今回はお天気に恵まれず、開始時刻も遅かったために途中で暗くなってしまったりと、少々ストレスが残っています。 他の Heritage House も見学したいし、できれば再度トライしたい気持ちでいっぱいです。
あと、BAHANDI の活動のひとつに、『ホームステイ・プログラム』 があります。 メンバーたちが所有する Heritage House を、見学だけでなく、食事付き宿泊施設として一般に提供するプログラムです。 リゾートホテルに泊まるより、格安ですよ。 興味のある方はこちらをどうぞ ⇒ ★
・・・ もう少し、続く ・・・
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Posted by harana at 15:26│Comments(0)│ - BOHOL・PANGLAO / ボホール・パングラオ | * ARCHITECTURE・INTERIOR / 建築・インテリア