August 09, 2013
◇ IFEX (国際食品展) フィリピン 2013 - Vol. 6 ダントツ Malunggay (マルンガイ)

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◇ IFEX (国際食品展) フィリピン 2013 - Vol. 5 ヘルシー志向の表れ? の続きです。
世界市場への輸出拡大を目的とする IFEX では、世界的にブームであるヘルシー志向を意識した製品が数多く出展されていますが、前回同様今年もまた Malunggay (マルンガイ=モリンガ) 製品がダントツ目立っていました。
人間に必要な栄養素を多く含み 「奇跡の木」 とも呼ばれている Malunggay、その数えきれないほどの効能が見直され、お茶、スナック類、缶詰など日常的な食品にまで幅広く製品化されていますが、今年は特に、加工済み製品と並び、加工品用の原材料として売り込もうとする姿勢がうかがえました。

原材料としてパック売りされる Malunggay
左は葉を乾燥させたもの。 右はパウダー、おそらく葉を粉状にしてあるのだと思います。 で問題は、中央の物体。 この正体がお分かりでしょうか?
大袋入り

なんだか気味が悪い物体ですね。 その正体は、

この莢の中にある種を乾燥させたものでした。 莢や種にも栄養があり、若いものは食用になります。 花や茎も食べられるそうです。
こちらにも乾燥させた葉が大量に。

これこそ原料扱いのお姿。 これが梱包単位なのでしょう。
こちら にも書きましたが、Malunggay は今や美容業界でも注目の的。 ボディショップ、ランコム、クリスチャン・ディオール、クラランス・・・、世界的に有名なブランドがこぞってMalunggay を原料にしたボディケア製品、薬用化粧品を打ち出しています。 それに従来からの食品、サプリの種類も増えているのですから、原料の需要が高まっているのは明らかです。 大量パックの梱包も頷けます。
Malunggay は食用、薬用として利用価値があるばかりか、飼料、肥料、染料、着色料、バイオ燃料等としても利用されています。 また、特に種は抗菌作用、浄化作用があるため、浄水処理にも役立っているとのこと。 こんなに万能な植物を有するP国、自然の恵みを世界に向けて利用しない手はありません。

日本人がマネージャーを務めておられる Malunggay 農園も出展
こんな製品も

色からしてこれも Malunggay 麺かと思ったら、もちろん Malunggay は入っていますがその他にオーガニックのさつま芋の葉、モロヘイヤ、モンゴ豆、大豆のパウダー入り。 栄養価の高い素材ばかりを使った欲張りな (笑) 製品でした。
余談ですが、もしかしてこれもブーム?

Guyabano (グヤバノ)ティー
最近、Guyabano に関する投稿 へのアクセスが異常に多いんですが・・・ どうやらワード検索でヒットしてアクセスされているようです。 Guyabano についてはあまり書いてないし、それも随分前の投稿なのに、Malunggay よりもアクセスが多いかも。 なんでも Guyabano が癌に効くとか, 多分それでアクセスが多いのでしょうけど、P国ではもっぱら Malunggay で Guyabano はそれほど騒がれてないですけどねぇ。 もちろんポピュラーなフルーツですが。 もしかしたら、次回 IFEX で注目を浴びるのは Malunggay に代わって Guyabano ???
《 Malunggay に関する過去の投稿 》
◇フィリピン発行 "奇跡の木 Malunggay (モリンガ)" の本
◇フィリピンならではのニュー・フレーバー
◇冬の助っ人、フィリピンのヘルシー・ドリンク
◇フィリピンのヘルシー・ドリンク
Malunggay は、上記以外に こちら や こちら や こちら や こちら にもちょこちょこっと登場しています。
・・・ 続く ・・・
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