August 30, 2013
◇番外編: フィリピン・ブログは、しばしお休み [2013/06 Vol. 3 セレクト・フードショップでディナー ]
《 La Oliva 》
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ただ今、スペイン旅行記配信中。
◇番外編: フィリピン・ブログは、しばしお休み [2013/06 Vol. 2 またトランジット ] の続きです。
グラナダ到着後、ホテルにチェックインするなり、翌日参加するツアーの申し込みをするために外出。 その帰り道、適当にブラブラ歩いていると、なんと、なんと、Google ストリートビューで見た覚えのある通りが。 この辺りはもしや!? 期待して進んでいくと、出発前にネットで見た ”最も予約の取れないレストラン” とやらに遭遇 ↓ ↓ ↓
ネット情報によれば、このお店は昼間はアンダルシア地方の食品を扱うセレクトショップで、夜だけレストランになる、とのこと。 ただ、少人数しか入れない上に、人気があるので予約は難しいというフレコミ。 「取り扱っている食品はこだわりのあるものに違いないはず、レストランは予約できなくても、食品だけでも見に行こう」 と思っていたので、初日に偶然みつかるとはなんてラッキー♪
でももう午後7時。 おそるおそる店内を覗いてみると、壁一面の陳列棚に商品が並んでいるのが見えるけど、既にディナー客が席についているし、カウンターと奥のキッチンではお料理の準備真っ最中の様子。 もう無理か? と思いつつ、「商品を見せてもらっていいですか?」 と声をかけると、「どうぞ、どうぞ、好きなように見て」 と快いお返事。
とはいえ、ライティングは落とし気味だし、商品棚の前にはお客のいるテーブルが並んでいるので、ゆっくり品定めができる雰囲気ではなく・・・。 思い切ってさっきの人に、
「ここのディナーはなかなか予約ができないんですよね?」 と言うと、
「そんなことないよ、誰が言ってるの?」
「ネットで見ました」
「ネットなんか信じないで!」 「一人? よかったらこれから始めるからどう?」
「ええええええええ、いいんですか?????」
「オリーブオイルのテイスティングと、料理と、ワインで、35ユーロ。 これでよかったらどうぞ。」 とシステムを説明してくれました。 (実際にはもっと詳しい説明だったけど、かなり忘れてしまってる。 (^ ^; )
このチャンスに乗らないわけないでしょっ。 即、承諾。 (*^o^*)/
カウンターには下準備されたお料理達が出番を待っていました。
優しくて、話し上手なオーナー、Francisco さん。
店内ほぼ中央には水差しなどが置かれた小さめのテーブルがあったのですが、その上の物をすべて取り払って、そこを私専用のテーブルとしてセッティングしてくれました。 おまけに 「カメラとバックはこっちに置けばいいよ」 ともう一脚の椅子まで用意してくださって。
では、スタート。
まずはオリーブオイルのテイスティングから。
Arbequina 種、 Piqual 種、それらのブレンドの3種類。 確かに味や風味が違う、でも正直、素人にはそれ以上の区別がつきませ〜ん (^ ^;
すぐに1本目のワインがサーブされました
Manzanilla (マンサニージャ)!? ってことはシェリー?
まだオリーブオイルのテイスティングであたふたしているのに (^ ^; 、マラガ産オリーブとグラナダ産アーモンドが運ばれてきました。 オリーブオイルそっちのけでオリーブとアーモンドをつまむ。 うっまー、このアーモンド。 スペインのアーモンドは丸くて平ら。 日本で見慣れているそれとは別物ですね、 食感も違うし。 (実は、日本のミックスナッツに入っているアーモンドはあまり好きじゃないんです。)
後で、このアーモンドを量り売りしてもらいました。 アーモンド好きの飲み友へのお土産にもよさそう。
アーモンドの感激に浸る間もなく、次々とお料理が運ばれてきます。
[上・左] パテ4種 (ドライトマト、マッシュルーム、ハム等)
[上・右] ポテトチップ (ちょっと厚め) &サルサ
[下・左] 生ハムやサラミの盛り合わせ、後ろはトマトのサラダ
[下・右] チョリソーのシェリー煮
2本目のワイン登場
アンダルシア名物、Gazpacho (ガスパッチョ)
お店で販売している商品ですが、それに野菜をトッピング。
まだまだお料理は続きます。
[左] えーっと、オリーブオイルがけポテトとチーズだったかな??? (^ ^;
[右] 生の Bacalao (バカラオ=タラ) のマリネ
3本目のワイン登場
(これも一本お買い上げ〜♪)
[左] Cosido (コシド=具だくさんのスープ)の具だけのサラダ、
シェリービネガーで味付けしてあります。
旨味が出たスープは別のお料理に使えるとのこと。
[右] アスパラの煮込み
[左] レタスの芯に近い部分のサラダ
[右] チーズ盛り合わせ
本日最後4本目のワインは、デザートシェリー
[左] ダークチョコレート・アイスクリーム(確かオリーブオイルを垂らした覚えが)
[右] 一口サイズに切ったスペインの伝統的スィーツの盛り合わせ
というように、少量ずつではありますが、何種類ものお料理を楽しむことができました。
最初、ひとりなのに他の複数おられるテーブルと同じくらいの量のお料理がでてきました。 途中で、これは無理だと思い、少な目に盛り付けてくださいとお願いしました。 すると Francisco さん、 笑いながら応じてはくださいましたが、「少なくしておくけど、まだまだあるから足らなければおわかりしてね」 って、いえいえ十分です。
お料理が運ばれる度に、Francisco さんからその簡単な説明があるのですが、食べるのと、写真を撮るのに忙しく、メモをとるひまがなくって。 正直、結構忘れてしまっています。
実は、ここにアップする写真を整理していて気づいたのですが、一品足りません。 もう一品卵料理をいただいたはずなのに。 ホウレン草か何か葉菜のスクランブルドエッグのようなものだったと記憶しています。 写真が見当たらないところをみると、完全に撮り忘れています。(>_<)
Francisco さんは、「自分はプロの料理人ではない」 と言われましたが、お料理にはちょっとした工夫が凝らされていて学ぶところが多く、どれも彼の情熱、人柄が表れていました。 この夜のディナータイムは、どこかのお家に招かれ、暖かいおもてなしを受けたような心地よいひと時でした。
他のお客さんも皆さん旅行者のようで、地元の人は多分いなかったと思います。 中には「 ●年前にも来ました」 というリピーターさんも。
ディナーが終わり店を出ると、外にいた人達が店内に入ろうとしていました。 この後はバルにでもなるのでしょうか?
彼のホスピタリティー溢れる人柄に引き寄せられてか、もちろんお料理もですが、多くの人たちがこの店の虜になってしまうようです。
■ LA OLIVA
Calle Rosario, 9
Granada, Spain
・・・ 続く ・・・
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