March 13, 2015
◇フィリピン語のお勉強 〔6〕 - 食品パッケージから学ぶ
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P国製食品のパッケージは、英語表記が多いのですが、タガログ語で表記されている場合もあります。 英語+タガログ語両方の場合もあります、なにしろ Halo Halo なお国柄なので (^ ^;
食品の使い方やレシピがタガログ語表記だと、これが結構お勉強になります。 タガログ語の小説を読んでも 「意味がわからないよー」ってことになりかねませんが、お料理だと手順や材料は想像力を膨らませながら読んでいけるので、何度も同じ単語を見ていれば、そのうちに覚えるはず (多分)。 それに最近のレシピは、"昔とちがって" 立派なイラストや写真付きの場合が多々ありますから。
で、丁度手元にある Mama Sita's ブランドの調味料 "Soy-Stir Sauce"、商品名は英語ですが、パッケージ表記がタガログ語なので、こちらを見てみましょう。
《 Soy-Stir Sauce 》
表側。 ロゴマークの下には "Toyo ng may kakaibang linamnam!" というキャッチコピー。 直訳すると 「独特の風味 (うま味) のある醤油 (Toyo) !」 とでもなるでしょうか? お醤油をベースとした味付け用の調味料ですね。
裏側です。
調理例とそのレシピや、応用例などがやはりタガログ語で。 さすがに栄養成分表、原材料名は英語ですが。
まずは、上部から
左側には 調理例の Pancit Canton (カントン麺) に必要な食材、そして右はその手順 (調理法) です。
■ 材料:
1 balot
pancit canton
4 kutsara
Mama sita's Soy-Stir Sauce
1 sibuyas
3 guhit
gulay
1 butil
bawang
写真付きなので、だいたいの検討がつきますね。 食材名だけでなく、「1パック」、「大匙4杯」 というように数え方も学べます。(太字参照)
(註:上記の他に、炒め用油と水が必要です。 ↓ 調理法参照)
■ 調理法:
Igisa ang bawang at sibuyas sa isang kutsarang mantika.
Ilagay ang 3 guhit ng gulay na nais (karots, repolyo, chicharo).
Lutuin ng 2 minuto.
Ibuhos ang 1 1/2 tasa ng tubig at 4 kutsara ng Mama Sita's
Soy-Stir Sauce.
Ilagay ang isang maliit na balot (200g) ng pancit canton.
Haluin.
Takpan.
Hayaang maluto ang pancit canton.
Ihain ng may kasamang kalamansi.
何度も言ってますが、動詞は苦手 (>_<) 過去に何度もタガログ語の習得をギブアップすることとなった原因は、これにつきるのです。
でもレシピの動詞なら意味は想像可能♪ ただ、文法的に「?」はあるけど。 (^ ^;
動詞の語幹の前や後ろや途中に何か (「接辞」?) がくっついているだけ、と割り切っちゃてます(^ ^;
てなわけで、このレシピは各自想像力全開で訳してみてくださいね。 ←丸投げ (^ ^;
あっ、まだあります。↓
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こちらは応用例です。
Sawsawan
ng mga paboritong ulam
Panimpla
para sa pancit o anumang gisado, pati sa mas masarap na adobo.
Sarsa
pampasarap ng kanin para sa kakaibang linamnam.
ソースに、麺類・炒め物の味付けや下味付けにと色々使えそうです。
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冷蔵庫の野菜を総動員して、一品作ってみました。
↑ のレシピの Pancit Canton ではありません。 Pancit Canton の乾麺がないので、国産焼きそば麺を使った中華風焼きそばです。
↑ のレシピでは、"Mama Sita's Soy-Stir Sauce" と一緒に 「お水1カップ半 (1 1/2 tasa ng tubig) を注ぐ」 事になっていますが、これは乾麺の Pancit Canton を使用するからだと思います。 日本の焼きそば麺なら、こんなにお水を入れる必要はなく、麺をほぐす、野菜に火を通すためだけの少量ですみます。 が、反対に Soy-Stir Sauce の量も調整しないと、辛くなってしまいます。
ちなみに、↑ のレシピでいう 「お水1カップ半」 には注意が必要。 計量カップの容量は国によって異なります。 日本では1カップは 200cc ですが、P国は確か250 cc (アメリカ式採用?)です。
タガログ語のレシピに出会ったら、是非翻訳にトライしみてくださいね!
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