November 07, 2005

◇フィリピンのパームツリー <2>

<<<今日もココ椰子を材料とした、フィリピン・フードのご紹介です。>>>

 マニラ近郊、LAGUNA (ラグーナ)州は、ホットスプリング(温泉)やフィリピンの英雄、JOSE RIZAL (ホセ・リサール)の生誕地として知られています。 そして、ココナッツも!

 「LAGUNA に行くなら」、とみんながお目当てにするのが BUKO PIE (ブコ・パイ)、未熟のココナッツの柔らかい果肉(=ブコ)がたっぷりつまったパイです。

 数あるブコ・パイ屋の中、LOS BANOS に超有名なお店があります。
いつも長い列ができていて、焼きあがったばかりのブコ・パイがすぐに売り切れてしまうのです。
おまけに店の周りは、店に群がるお客を目当てに水牛のチーズ、ケソンプティや、よそのブコ・パイを手にした物売りで、ごったがえしているのだから。

 その日も我々一行は、マニラを出発した直後から、「目的地に着く前にまずこの店のブコ・パイをゲットして」、と意欲満々で LAGUNA に向かったのでした。

その超有名店、その名も"ORIGINAL"。 お店に着いたときには、既に長蛇の列。やっとカウンターにたどりついたら、既に売り切れとのこと、まだ午前中なのに〜。
COCO7 COCO6

 
 COCO3
  泣く泣く、代わりにトロピカル・パイを買って我慢の子となったのです。
「代わり」といっても、トロピカル・パイもすてたものではありません。 トロピカル・パイにもブコはしっかり、入っています。 ブコ・パイがぜーんぶブコなのに比べ、トロピカル・パイはブコとパイナップルのミックスです。



COCO4
  焼きたてなのでアツアツで、「今食べないでどうするの?」というささやきが。
誘惑にかられ、車に戻るやいなや、か弱きトロピカル・パイは我らの餌食とあいなったのでありました。
(手でちぎったので、この始末!おまけに熱くって)



我々一行、これであきらめたわけではありません。 日に何度か焼かれるブコ・パイ。 LAGUNA で一仕事終えたあと、マニラへの帰りに再び挑戦する我らでありました。

  やりました、やっとゲットしました、ORIGINAL のブコ・パイを!
COCO5  今度は、お店の人にお願いして、ちゃーんとナイフで切ってもらいましたよ。
ただ残念なのは、ブコがたっぷり入った切り口の写真を撮るのを忘れてしまったこと。食べる手が先に出てしまい・・・・ (トホホ)


           


            ○●○ おまけ ○●○

 同じLAGUNA 州、SAN PABLO までもう少し足をのばすと、ココナッツプランテーション、VILLA ESCUDERO (ビラ・エスクデーロ)があります。
 ココナッツで財を成した、ESCUDERO ファミリーがココナッツ農園を観光用に一般開放しています。
ユニークな滝つぼでのバイキングランチがここの売り物。ホテルやチャペル、アンティックの博物館まであります。
パームツリーの間をカレッサ(馬車)に乗って、チャペルでセレモニー、っていう<ウェディングプラン> はいかが?

<FOR MORE INFORMATION>
  

Posted by harana at 21:14Comments(0)TrackBack(0)

October 26, 2005

◇フィリピンバナナ

 昨日は「マンゴ」だったので、同じトロピカルフルーツ繋がりということで、今日は「バナナ」について。

日本でおなじみのフルーツも、フィリピンで食べると、当然のことながら日本で食べるのと、お味に格段の差があります。 同じフルーツか、と思えるほど味が凝縮されています。 日本の市場にあるものは、まだ未熟の間に収穫し、日本までの道中は酸欠状態にし、そして日本に着いてから熟させているのですから、同じであるはずがありませんね。

「バナナ」も例外ではありません。 本っ当に味が濃いのです。
また、フィリピンから日本に輸出されるのは、見た目にも形がよく、皮もしっかりしている「キャベンディッシュ」という種のバナナがほとんどです。
でもフィリピンには、見た目が少々悪くても、もっとおいしいバナナがあるんですよ。

まぁ、細かいことはさておき、美味しいお話を。
フィリピンには、生食用以外に、SABA(サバ) と呼ばれる料理用バナナがあります。
料理方法は色々ありますが、代表選手はなんといっても「バナナ・チップ」

BANANA CHIPS 

 数ある「バナナ・チップ」ですが、オススメは 《DOLLY'Sブランド》。
これも、昨日の7Dマンゴ同様、いつものお土産アイテムのひとつです。
以前は、プラスティックの筒型容器に入ったものもあったのですが、このところ袋入りのものにしかお目にかかれません。
これを持ち帰るため、毎回小さなダンボール箱持参です。(折りたためるので便利)



 ☆この《DOLLY'Sブランド》が美味しい理由

   No.1: なんといっても、クリスピー!な歯ごたえ
   No.2: バナナチップにありがちな、「中がスカスカ」感が無い
   No.3: あっさりした甘さ
   No.4: 軽〜い



バナナに関する更なる情報はこちら→》  続きを読む
Posted by harana at 13:24Comments(0)TrackBack(0)

October 25, 2005

◇フィリピンのナタデココ と ドライマンゴ

 もう何年も前になりますが、「ナタ・デ・ココ」が空前の大ブームを巻き起こした事がありましたよね。
フィリピン関連のニュースとしては、久々のグッドニュースでした。
 {「久々」と表現するからには、少なくても過去にもグッドニュースが
  あるべきですよね。
  さて、それっていつの何でしたっけ?「ミラクル(奇跡)」と呼ばれた
  ≪ピープルズ・パワーのエドサ(EDSA)革命≫?
  もしくは、ずーっとさかのぼって、≪フレディ・アギラの ヒット曲、
  ANAK(アナク)≫?? それはさておき、本題に。}

 あの時は、日本でも「ナタ・デ・ココ」は引っ張りだこで、最終消費者がスーパーマーケットで購入する以外に、外食産業はこぞって「ナタ・デ・ココ」を使った商品を打ち出し、食品業界において一世風靡しました。
もともとフィリピンでは、日常当たり前に食されているポピュラーな食材なのですが、熱しやすく冷めやすいグルメ日本人のおかげで生産が追いつかず、良品は輸出用にまわされ、したがって、国内市場にあるのはどちらかというとB級品。輸出業者は必死で日本市場用の商品確保に奔走し、生産者は設備拡張に資金を費やし、挙句の果てにわれもわれもと自宅で生産しては、業者に販売するニワカ「ナタ・デ・ココ」生産者が続出しました。
『「ナタ・デ・ココ」ビジネスを始めるには』セミナー、みたいなものまで開かれていたんです。ここまでいっては品質の安定もなにもあったものではありません。かなり粗悪品が出まわる、という結果が待ち受けていました。
友人の輸出業者は、やっとのことで生産業者から商品供給の確約を取り付けたのですが、なんと、生産はできたのに、容器である瓶が不足する、という不運に見舞われてしまいました。結局ブームが去った後、設備拡大をはかった生産業者に、はたして利益は残ったのでしょうか???

 さて、このところ、「ナタ・デ・ココ」とまではいきませんが、それに近い現象が起きています。トロピカルフルーツでおなじみの「マンゴ」の加工品です。MANGO
近年のマンゴブームでフィリピンの「ドライ・マンゴ」が注目を浴びています。

その中でもダントツなのが「7Dドライマンゴ」。フィリピンに数多くドライマンゴが存在する中、このメーカーのものは特別です。もう何年も前からこの「7Dドライマンゴ」のおいしさを認め、「お土産にはこれ」と決め、毎回フィリピンを訪れる度に買い込んでは持ち帰っていました。
 ところが、いつからか「7Dドライマンゴ」が日本のインターネットで火がついたらしく、現在多くのお店がこの商品をネット販売しています。楽天で検索してみると、なんと70件もひっかかりました。(参考までに ↓)
【送料無料・ドライマンゴ】7Dドライマンゴー 5個セット (セブンディーマンゴー)
【送料無料・ドライマンゴ】7Dドライマンゴー 5個セット (セブンディーマンゴー)

フィリピン製品が日本で注目を浴びるのは喜ばしいことなのですが、そのせいか、またフィリピン国内でこの「7Dドライマンゴ」の入手が難しくなってしまいました。これまでどこのスーパーマーケットでも売っていたのに、このところフィリピンに行く度、この7Dを求めて何件もスーパーマーケットをハシゴする、というはめに落ちいっています。
楽天内のショップによると、ハワイでも人気なのだそうです。
何が他社製品とちがうのかというと、「7D」のものは、それほど甘ったるくなく、自然な甘さで、ドライといっても半生に近いソフトでかつ弾力があり、歯ごたえがちがうのです。
 一度、お試しあれ。 

フィリピンに行って7Dが見つからなかった人のために→》  続きを読む
Posted by harana at 17:22Comments(0)TrackBack(1)