November 26, 2008

◇フィリピンのセレナーデ、 "My Harana"


my harana 2

My Harana: A Filipino Serenade



♪・.。・.☆°・.。*.°♪・.。★・.°*。・ ☆・.♪



Sumilon 島滞在記 の途中ですが、ちょっと寄り道。


タイトルからしても、紹介しないわけにはいきません。

カリフォルニアを拠点に活躍するフィリピーナ・ジャズシンガー、

Charmaine Clamor のニューアルバムです。



当ブログのタイトルにも拝借した Harana (ハラナ)とは、

フィリピンの言葉で 「セレナーデ」。 かつての支配国スペインが

もたらした習慣なのでしょうが、Harana はフィリピンでは、恋愛に

おけるファーストステップ。 男性は夕刻、お目当ての女性の部屋の

窓の下で、ギターを奏でながら歌を歌って愛の告白をする、という

とってもロマンティックな伝統的習慣が残っています。

(現代では、さすがに少なくなっているようですが)



アルバムタイトルは勿論のこと、カピスウインドウ、そして

アバカ (多分)のドレス、とノスタルジーを感じさせる

カバー写真に魅せられてしまい、即決購入。


このアルバムの歌詞には、異なった8つの地方の方言が使われて

いるそうです。(最後の1曲のみ、英語の歌詞で歌っています。)

そのうちの1曲 "Matud Nila" (英訳すると "They Say") は、

フィリピンのソング・クィーン Pilita Corrales でもおなじみの

ヴィサヤ語の歌。 1941年に作られたということですが、今なお

フィリピン人の心にしみる名曲のひとつなのでしょう。






my haranaMy Harana: A Filipino Serenade

 by Charmaine Clamor

 Label: FreeHam (November 11, 2008)
 ASIN: B001F5X94S




Amazon.com (USA) でも、又彼女の オフィシャル HP でも全曲視聴することができます。 意外にも低音なのにビックリ!
フィリピンのジャズ界では名の知れたヴォーカリスト、Mon David とのデュエット曲も。

スウィートで、ジェントルで、ロマンティックなセレナーデ、聴いてみる価値ありです。



* * * * *


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Live in Manila!
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HP によると、今週末にはマニラでライブを行うようですよ!


・日時: Nov. 29, 2008 / 8:00PM
     
・場所: 19 East Jazz Club
Km. 19, East Service Road, Sucat,
Muntinlupa City, Manila, Philippines

・カバーチャージ: P200

  

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May 28, 2007

◇フィリピンの海からの贈り物 〜波のささやき〜

kalibo


約一年前に宿泊した AKLAN(アクラン)州 KALIBO(カリボ)の
波の音が聞こえるホテル のことを想い出しました。



ネット上をウロウロしてたら、こんなものを見つけたからです。


CD 波のささやき

α波 1/fのゆらぎ〜波のささやき
(日本クラウン)


穏やか気持ちになれる波の音を止むことなく約60分収録しています。
音によるヒーリングにより疲れたカラダとココロを
リラックス状態に導きます。




*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


フィリピン、CEBU(セブ)島の海で収録したものだそうです。

セブの写真? 
すみません、波のささやくイメージにあった写真がありません。
そういった写真をお望みの方、ipi-p さんのサイトにどうぞ。
セブ(本島マクタン島)だけでなく、フィリピンでも選りすぐりの美しい海が堪能できます。
それこそ、波音が聞こえてきそう・・・ (↑このCD聞く必要ないかも)

(ipi-p さん、いつもすみません。立て続けですがリンクさせていただきました。)
  
Posted by harana at 01:30Comments(2)

October 05, 2006

◇ダンス・ダンス・フィリピン - CD 発売のお知らせ

◆◆ お知らせ ◆◆

dot50

日比国交正常化50周年を記念して、CD 《ダンス・ダンス・フィリピン!》 が発売されました。

下の写真の左下ステッカーにご注目! えっ、見えない? 上と同じ日比友好50周年のロゴです。(写真をクリックすると、拡大画像になります。)
こんなステッカーがついてるってことは、フィリピン政府観光省もイチオシってことね。


CD DANCE CANCE PHILIPPINES(S)■ダンス・ダンス・フィリピン!

アジアン・ショービジネス界No.1の国、フィリピン。
その楽しさを、ここに凝縮!

CD (2006/9/13)
レーベル: 東芝EMI
ASIN: B000GW87ZW
Amazon.co.jp オススメ度:☆☆☆☆☆(カスタマーレビュー



曲目 (アーティスト名)

1. OTSO OTSO/今夜はオチョオチョ
  (BAYANI AGBAYANI FEAT.ANGELIKA JONES)
2. GASOLINA/ガソリーナ (GO GIRLS)
3. JABONGGA/ジャボンガ (LEGIT MISFITZ)
4. KURYENTE/カリエンテ (GO GIRLS)
5. TEQUILA/テキーラ (EL LATINO)
6. AYOKO NA SA' YO/アヨコ・ナ・サヨ (MAHAL AT MURA)
7. MISS NA MISS KITA/ミス・ナ・ミス・キタ(SOOPERBABES)
8. SING/シング (APRIL)
9. MISS FLAW LESS/ミス・フロウ・レス (ANGELIKA JONES)
10. ANNIE BATUNGBAKAL/アニー・バトゥンバカル (HOT DOG)
11. LET'S DANCE/レッツ・ダンス (VINA MORALES)
12. MR.WOW/ミスター・ワウ (Ethel Booba)
13. MR.DISCO/ミスター・ディスコ (MANILYN REYNES)
14. GIGIL/ギギル (QUICKIE WITH DA PLAYGIRLS)

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

BGM として聞き流していたら、マニラにいてTVをつけっぱなしにしてるような錯覚におちいってしまいました。


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Posted by harana at 00:22Comments(7)TrackBack(0)

July 05, 2006

◇ VCD で知るフィリピン [4]

BOHOL: (TREASURES OF THE SOUL)

VCD SARILING BOHOL
■ Sa Sariling Lupa (= In One's Own Land)

NCCA(The National Commission For Culture And The Arts) 2,800 ペソ 
7枚組みVCD より: 

「次に紹介するVCD は、CEBU 編」と決めていたのに、先週末、『事情通』の方々が BOHOL (ボホール)のすばらしさについて熱き思いを語り合う場に遭遇してしまい、急遽予定変更。
まだBOHOL に行ったことがない私は、是非是非行ってみたいという衝動にかられ、 VCD BOHOL 編を観賞する、ということになったわけです。

ボホールについての知識は、Chocolate Hills(チョコレート・ヒルズ)とTarsier(ターシャ=ボホール島に生息する、世界最小の原始猿)あとは Loboc (ロボク)川クルーズくらい。

ホテルは? リゾートは? ウキウキしながらVCDを観ていたのですが、一向に登場する気配なし。 出てくるのはマングローブばかり。チョコレート・ヒルズもターシャもほんの一瞬。 じっと我慢していると、例のごとく古そうな教会と、宗教美術のオンパレード。
それはそれで、いいんですけど・・・。

思い出しました。 このVCDのシリーズは、観光地よりも、むしろ文化的、且つ宗教的要素の高いスポットに重点を置いていた、ということを。
これまで紹介した 《◇VCD で知るフィリピン[1] - [3]》そして次回に予定していたCEBU はいくらかの予備知識があったので、興味深い教会ネタに気をとられ、気づかなかっただけなのです。 
ある程度の予備知識があれば、ガイドブックにはないもう一歩踏み込んだフィリピンに触れることができるでしょう。
だけど、まったくの初心者用としては、若干種類の違うものなのかもしれません。

ただ、私にとっては大きな発見がありました。 VCDに登場した BIBINGKA (ビビンカ=バナナの葉を敷いた素焼きの器に生地を流しこんで焼く、ホットケーキのようなお菓子)は、これまで何度もマニラで見たそれとは、大きく異なるものでした。
まず、底も表面もフラットであるのがあたりまえと思っていたのに、ボホールのBIBINGKA は、直径が小さく深さがありカップケーキのようで、表面も蒸しパンのようにボコボコしたものでした。
それよりも、BIBINGKA の特徴のはずの、「上からも熱したチャコールを入れたトレイをフタのようにのせて加熱する」というわけでなく、単なるフタをかぶせているだけでした。 フィリピン全土でポピュラーだと思っていた BIBINGKA のスタイルが、こんなにも違いがあるとは驚きです。
BIBINGKA3←マニラの BIBNGKA (ビビンカ)

左:熱したチャコールで、上からも加熱
右:表面積が広く、フラット



          *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

今回は行ったことがないので、当然掲載するような現地の写真はありません。
しょうがないので、ゴールデンウィークにツアーエキスポのアルバイトに来ていたターシャのコーコー君に再び登場願うことにします。

Tarsier




左:お仕事中 

右:休憩中 



本物のターシャ や BOHOL の写真は、ipi-p さんのところでどうぞ。
ガイドブック以上に多くの写真でボホールが紹介されています。
教会もあります。ホテルもあります。リバークルーズも、お美しいピーナのお姉さんも。
それから、動くターシャも見ることができます。「動くターシャ?」と疑問に感じたら、まずこちら


下調べをするなら
☆ プレミアム・リゾート・アイランド(フィリピン政府観光省日本語サイト)の「ボホールの見どころ

☆ WOW PHILIPPINES (フィリピン政府観光省本国英語サイト)"Explore Philippines : Bohol"



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June 17, 2006

◇ VCD で知るフィリピン [3]

RIZAL AND LAGUNA: (AN ARC OF HERITAGE AND ART)

SARILING LUPA RIZAL & LAGUNA
■ Sa Sariling Lupa (= In One's Own Land)

NCCA(The National Commission For Culture And The Arts) 2,800 ペソ 
7枚組みVCD より: 

フィリピンは、アジア唯一のキリスト教国。 だから当たり前といえば当たり前なのですが、ホント、どこに行っても教会が建っていますね。いったいこの国にはどれだけの教会があるのか?

でも日本のガイドブックに載っているのは、世界遺産に登録されているバロック様式教会や、バンブー・オルガンのラス・ピニャス教会など、お決まりの有名どころばかり。

今回の VCD は、マニラの東部から南部にかけてのカラバルソン(CALABARZON)地方に属する、リサール(RIZAL)州とラグナ(LAGUNA)州の旅。

州としての”リサール”、”ラグナ”の名はよく耳にしても、ここに登場する町の名前は、いくつかを除いてはあまり聞いたことがありません。(さすがの『○×の歩き方』も全てはカバーしていませんでした。)

私達外国人にはあまり知られてはいない、こんな町々でも、教会はその土地の人々の生活に密着しています。 このVCDでは、行く先々で、これでもか、これでもか、というように古〜い教会、そして様々なサントス(聖人の像)や宗教絵画、プロセッション(カトリックの行列)が登場します。

教会自身にも、それぞれに特徴があります。
触れると病気が治るキリスト像や聖母像がある、なんていうのはありがちですが、聖水が入った聖水盤が中国の磁器(blue & white)の聖堂もあったり、建築様式もバロックばかりでなく「フィリピン・ロココ」と呼ばれるスタイルの教会があったり。

そして、この地域は、多くの国民的アーティスト(画家、音楽家、建築家など)の出身地としてもよく知られているそうです。

VCDでは、マニラからもさほど遠くはないアンティポロを起点に、バイエ湖(LAGUNA DE BAIE)を取り囲むように位置する町々を南下していきます。
最終地点は、マキリン(MAKILING)山の麓、ホット・スプリング(温泉)で有名なロス・バニョス。そしてここは 学生達の町。 UP(フィリピン大学)のロス・バニョス校や、HIGH SCHOOL FOR THE ARTS(ハイスクール・フォ・ジ・アーツ)があり、後者で学ぶ未来の芸術家達が、絵画に、舞踏に、音楽にと訓練、練習に励む姿を映し出し、この旅は幕を閉じています。

今回のルート(↓): 位置関係がわかりやすいように、各地名に地図をリンクしました。

リサール州:アンティポロ(ANTIPOLO) 〜 ビナゴナン(BINANGONAN) 〜 モロン(MORONG) 〜 バラス(BARAS) 〜 アンゴノ(ANGONO) 〜 タナイ(TANAY) 〜 

ラグナ州:パキル(PAKIL) 〜 パエテ(PAETE) 〜 マハイハイ(MAJAYJAY) 〜 ルンバン(LUMBAN) 〜 リリウ(LILIW) 〜 ナッカラン(NAGCALAN) 〜 パグサンハン(PAGSANJAN) 〜 ロス・バニョス(LOS BOÑOS)

              **〜 **〜 **〜

パグサンハンの「川くだり」よりは、この地方の教会巡りツアーっていうのがあれば参加してみたいものです。(できれば日本語の解説付きで。)
教会近辺だけなのかもしれないけれど、何世紀も前にタイムスリップしたような、あるいは、名もないヨーロッパの田舎町にいるような、そんな雰囲気が味わえるのではないかと思います。

スペインの名残を肌で感じてみたいなら、マニラのような都会よりも、近代化がそれほど進んでいない田舎町に行ってみるべきなのかもしれません。

でも、リサール州マロン(MARONG)の教会の天井の宗教画には、聖人の横にカラバオ(水牛)が描かれていました。 この辺がやっぱりフィリピンなんですね。

     **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜

今回は、掲載するような写真があまり無いのですが、ラグナ州ルンバン(LUMBAN) の刺繍風景でも どうぞ。PIÑA(ピーニャ)JUSI(フーシ)の刺繍で名高い町です。

LUMBAN

     **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜 **〜

*参考までに:
《カラバルソン地方》 = カヴィテ州 CAVITE / ラグナ州 LAGUNA / バタンガス州 BATANGAS / リサール州 RIZAL / ケソン州 QUEZON

  
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June 01, 2006

◇ VCD で知るフィリピン [2]

THE ART AND PEOPLE OF ILOCOS: (BOUND TO THE LAND)

SARILING LUPA ILOCOS■ Sa Sariling Lupa (= In One's Own Land)

NCCA(The National Commission For Culture And The Arts) 2,800 ペソ 
7枚組みVCD より: 


《◇VCDで知るフィリピン[1]》のBAGUIO(バギオ) TO BANAUE(バナウエ): に続いて、第2弾は、ILOCOS(イロコス)をご紹介しようと思っているのですが・・・、正直、途方にくれています。

「紹介のしようがないのだろう」って?
いいえ、そうではなくて、思ったより盛りだくさんの内容に、少々困惑気味。
どうまとめたらいいのか???

この映像を見るまでは、「なんで ”BAGUIO TO BANAUE” と一緒にしちゃわないのよ、どうせ VIGAN (ビガン)くらいしか見せ場はないのにさぁ」なーんて、とっても失礼なことを考えていました。 が、撤回します。 
前回よりも観光名所が少ないだけに、密度が濃く、そして日本のガイドブックには決して紹介されないような場所や情報が満載されています。

どこかで”聞き覚えのあるような声”のナレーションで始まるILOCOS(イロコス)地方の文化的観光事業プローモーション VCD、世界遺産にも登録されている、VIGAN が登場するのは、ずっと後半です。
まずは、フィリピンで唯一の砂丘 LA PAZ(ラ・パス)、PAGUDPUD(パグドゥプッド)のビーチ、BACARRA(バカラ)のライスフィールドなど、聞きなれない名前が続きます。
そのあとは、この地方の特産品、郷土料理、伝統的手工芸の数々が登場。
特産品:「お米(18世紀には中国に輸出していたらしい)」、「綿」、「ガーリック」、そして「タバコ(TABACCO =葉巻)」。
特にタバコは出番が多いのです。まだ青い葉をまとめて乾かす作業風景、乾した葉だけを束ねて売る人たち、葉で葉巻を巻いている様子、葉巻をくわえる女性たち・・・。

イロコス地方の有名な郷土料理:PINAKBET(ピナクベット=アミエビの塩辛 BAGOONG バゴオンで味付けした野菜の炒め煮)、DINENDENG(ディネンデン=野菜の煮物)、PAPAITAN(パパイタン=山羊の胆汁煮込み)、KINILAW (キニラウ=山羊肉と内臓の酢ジメ)と、「倹約家」といわれるイロカノらしい料理。

お酒は サトウキビから造るBASI (バシ)。
CARABAW (カラバオ=水牛)も登場です。畑を耕すのではなく、BASI造りに一役かってます。サトウキビを巨大な臼を使って汁を絞り出しますが、臼を挽いているのがカラバオ。

ILOCOS WEAVING食品のあとは、伝統的手工芸品の紹介と生産風景。
木製の手彫り家具、様々なパターンの手織り布(←左写真をクリックで拡大/VCDから拝借したわけではありません。私の持ち物です)。
陶器の壷造りにも、再びカラバオの登場。今度は浴槽のようなところに入って、土を練ってます。(踏んでます)

今回、私にとっての一番の情報は、伝統的ジュエリーのTAMBORIN(タンボリン/タンブリン)がこの地方で生産されていた、ってこと。 シルバー同様に細線細工だったので、てっきりバギオで生産されていると思っていたのですが、イロコス地方だったのです。(まぁ、近いといえば近いけど)
フィリピン人女性が、セレモニーに正装で出席する際、アンティックのTAMBORINを身につけているのをよく目にします。(本物が欲しい! 私が持ってるのは安物のレプリカ。写真下参照)


後半は、VIGAN の歴史地区をはじめ、イロコス中のスペイン風建築物、教会のオンパレード。 VIGAN だけじゃなかったんだ。 言われなければ、フィリピンとはわからないような町並み。何世紀も前にタイムスリップしたみたい。 ますます行きたくなってしまいました。


TAMBORIN1




ところで、はまりやすい私は、おとといからまだ引き続きモノクロ写真の処理に励んでいます。
前述の 伝統的ジュエリーTAMBORIN とPINA(ピーニャ) です。 
どうかな? (実はこの作業にばっかりかかりきりだったので、文章に全然やる気が見えないでしょ?−反省)


そうそう、ナレーションの声は、アロヨンに似ています。


追記(2006.06.15):
"TAMBORIN(タンブリン)"のネックレスを実際に身につけると、こんなカンジ。(fortunedragon さんのブログより)
  
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May 28, 2006

◇ VCD で知るフィリピン [1]

昨夜は、突然の出火騒ぎで、予定していたブログの更新を途中で断念してしまい、「予告編」などというコソクな手を使って一応更新ってことにはしましたが、アクセスしていただいた皆さん、申し訳ありませんでした。

さて、「予告」したとおり、《◇VCD で知るフィリピン》のVCDのご紹介です。

VCD SARILING LUPA s ■ Sa Sariling Lupa (= In One's Own Land)


NCCA(The National Commission For Culture And The Arts) のコンセプトに基づき、 DOT (Department of Tourism), NHI (National Historical Institute), NM (National Museum) とのコラボレーションで、フィリピンの文化的観光事業のプロモーションとして作られたビデオで、主要7ヵ所の観光地が1ヶ所につき各1枚のCDに収められ、合計7枚のCDで構成されています。

前回紹介した、"LEGACY" とは少し異なり、こちらはより観光色の強いものに仕上がっています。



まず、そのうちの一枚です。

VCD SARILING LUPA BANAUEBAGUIO TO BANAUE (A JOURNEY THRU THE CORDILLERAS)

避暑地で有名な BAGUIO (バギオ)をスタートし、世界遺産ライステラスがある BANAUE(バナウエ)までを辿ります。

道すがら、その土地の先住民族の歴史や文化をはじめ、広範囲にわたる一般的なツーリスト・スポットが紹介されています。

そして、手編みバスケット、木彫り製品、手織り布、銀細工などこの地方の手工芸品及び、それらを実際に作っている工場の様子なども楽しめます。

また、この土地に居住したり関連をもつ、画家や写真家といった芸術家も数名登場し、作品作りの風景を垣間見ることができます。
《ほんの一瞬ですが、映画監督でもあり役者でもある、KIDLAT TAHIMIK ( 英文 WIKIPEDIA )が写真を撮られている場面もあります。》

浅く広い情報源かもしれませんが、日本の旅行ガイドブックには、紹介はされていても写真までは掲載されていないような場所まで映像で見ることができる、というのはうれしいものです。
旅行の前に見ておけば、現地でのスケジュールを組み立てるのに役立つ、とても便利な資料だと思います。


          ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

残りの6枚については、2−3回に分けてご紹介していきます。


  
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May 27, 2006

◇ VCD で知るフィリピン ・・・の予告

前回は、フィリピン現地発売、世界遺産を巡る VCD "LEGACY" を紹介したので、引き続きVCD つながりでもうひとつ、とさっきから別の VCD の写真を撮ったり、スキャンをしたりと準備をしていたところ、消防車のサイレンが近づいてきます。 
それに、きな臭い・・・・。 ベランダに出てみると、煙たい!
玄関のドアを開けると、もっと煙たい!

表に出てみました。 近くの公園は煙が充満しています。 公園の隣のビルから炎が・・・。
消防車だらけ。 立ち入り禁止の黄色のテープ。
走り回る消防士さん。 デジカメや携帯で写真を撮る人たち。

   ・
   ・
   ・

消防車のサイレンはもう聞こえませんが、部屋の中まで煙の匂い。
落ち着かないので、今日のところは「予告」(↓)ということでお許しを。



VCD SARILING LUPA
■SA SARILING LUPA(= In One's Own Land)
Cultural Tourism Series  2,800ペソ
- NATIONAL COMMISSION FOR CULTURE AND THE ARTS
 [7枚組]
 ・RIZAL AND LAGUNA
 ・CEBU
 ・BOHOL
 ・THE ART AND PEOPLE OF ILOCOS
 ・DAVAO
 ・BAGUIO TO BANAUE
 ・PALAWAN
  
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May 25, 2006

◇フィリピン ”LEGACY(遺産)”

VCD LEGACY
← こんな VCD がフィリピンでリリースされています。
 (VHS版もあるようですが)

フィリピンには、WORLD HERITAGE(世界遺産)に認定されている8カ所の文化遺産、自然遺産があります。 

これらの世界遺産を、建築家であり遺産保全活動の第一人者として著名な Augusto Villalon 氏が巡る、48分間のドキュメンタリービデオです。
その名も ”LEGACY(遺産)”。


■LEGACY, Philippine World Heritage Sites
 - NCCA(The National Commission For Culture And The Arts)
 250ペソ

単に世界遺産を紹介する、という観光ガイド的なビデオではありません。
全体を通して、ナレーションは氏自身によるものですが、各地でキーパーソンがインタビューに答え、危険にさらされている伝統文化や遺産、それらの維持の難しさなどを語る、生の声が盛り込まれています。

特に、約2000年前に IFUGAO(イフガオ)族によって造られたライステラス(棚田)は、現在 30% が修理を必要としています。
「普遍的価値を損なうような重大な危機にさらされている遺産は、『危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)』に登録」され、フィリピンのライステラスもこのひとつです。
(VCD のカバー写真は、ライステラスをバックにしたAugusto Villalon 氏)

私が日頃よくお邪魔している、フィリピン在住の写真ブロガーさん達の間では、ここ数日、このライステラスをテーマに盛り上がっておられるようです。
 ・プロの広告写真家、ipi-p さん
 ・プロの報道写真家、miccasharon さん、
 ・自称プチプロ、mota さん

(皆さんのライステラスの記事に直接リンクしますが、他のカテゴリーも素敵な写真ブログです。ライステラスの後は他もクリック! 気に入ったら「写真ブログ」のランキングバナーもクリック!)


          ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

■LEGACY, Philippine World Heritage Sites
「将来のフィリピーノ達のためだけでなく、全人類のための遺産」と氏が言われる、フィリピンの8世界遺産です。(↓)VCD登場順

1・Puerto Princesa Sub Terranean River National Park
  プエルト・プリンセサ地下河川国立公園

2・Tubbataha Reef National Marine Park
  トゥバタハ岩礁海中公園

3・Rice terraces of the Cordilleras
  コルディレラの棚田群

4・Histric Town of Vigan
  ビガン歴史地区

 Four Churches built in Spanish colonial era
 スペイン統治時代に建てられた4つのバロック様式教会
5・San Augustin Chruch, Paoay, Ilocos Norte
  サン・オウガスチン教会(北イロコス、パオアイ)

6・Nuestra Senora de la Asuncion, Sta. Maria, Illocos Sur
  ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン教会
   (南イロコス、サンタ・マリア)

7・Sto. Tomas de Villanueva Miag-ao, Iloilo
  サント・トマス・デ・ヴィリャヌエヴァ
   (パナイ島、イロイロ、ミアガオ)

8・San Augustin Chruch, Intramuros, Manila
  サン・オウガスチン教会(マニラ、イントラムロス)


==============================================
《関連サイト》

 ・World Heritage Site - Philippines


《関連記事》

 ・「コルデイレラの棚田」が、危機にさらされている遺産リストに
  (ユネスコ・アジア文化センター 文化遺産保護協力事務所)

 ・世界遺産の棚田を守る(JICA)


《日本国内発売中 DVD》

世界遺産 フィリピン編
  
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January 06, 2006

◇フィリピンの MUSIC♪

CD SOUTH BORDER 1 去年(2005年)一年、よく聴いたCDを思い浮かべてみると、全ジャンルでジャッジしてみても、優勝はだんとつで SOUTH BORDER の 《episode III》でした! Congratulation!

近頃、フィリピン・ミュージックには、とんとうとい私です。
SOUTH BORDER をはじめて聞いたのは(見た)のは、去年の4月。
マニラでミュージシャンの友人とTV(多分MTV)を見ていた時のこと、友人が「最近のお気に入り」と紹介してくれたのが、このSOUTH BORDER でした。
友人いわく、なかでもキーボード(JAY DURIAS)がなかなかのセンスの持ち主なのだとか。(外見は「そう?」って感じだけど)

数曲聴いて、「フムフム、結構イケル」
「同業者のお墨付き、間違いはないだろう、よしCDを買うぞ」と思いきや、翌日から私は BAGUIO (バギオ)行き。マニラに戻ってからでは時間がないかも。ってことでバギオで彼らのCDを買う事にしました。

しかし、私の読みはまったく甘かったのです。
バギオで最もにぎやかな SM SHOEMART のショッピングモール中のCDショップに行って「SOUTH BORDER のアルバムはどこ?」とたずねても返ってくるのは、「SOLD OUT (売れ切れで〜す)」、「NO STOCK(在庫切れで〜す)」
どの店も全くなし、かろうじて返ってきたのは、「カセットならあるよ」

片っ端から聞いて歩いて、やっと見つけたのは SM SHOEMARTのデパート内のCD売り場。しかも、友人からは3枚のアルバムが発売されていると聞いていたのに、選択の余地もなくあったのはこの 《episodo III 》だけだったのです。
同行していた BAGUIO 在住の友人が言うには、「《RAINBOW》という曲が大ヒットしたからよ」 そういう彼女も「私も買うわ」と1枚お買い上げ。 早速彼女の車の中で試聴したのでした。

OPM(オリジナル・ピノイ・ミュージック)は好きなのですが、ちょっとネチネチしすぎじゃない?って感じることもあります。

でも SOUTH BORDER はこれまでの OPM のイメージとは全く異なったもの、聴けば聴くほど、ヤミツキになってしまいました。
洗練されたメロディー、「さりげなく」でも「深みがあり」ウゥ〜〜〜ン、なんと表現すればいいの?

こうなりゃ、HELP! 今やポピュラーな SOUTH BORDER のこと、日本語のフィリピン関連ブログにも既にたくさん紹介されているだろう、と検索してみましたが、案外少ないですねぇ。 

さて、曲目。 MY FAVORITE (お気に入り)をあげるなら・・・・   続きを読む
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