January 09, 2006
◇フィリピングッズ

ショップサイトと平行して運営し、「ショップ内で伝えきれないフィリピン情報を補足する」、というのが『主旨』(のはず)でした。
ショップの準備を始めて、経過する事既に数ヶ月。
開店とほぼ同時にブログも始められればいいな、と思っていたのに、丁度ショップ完成間近となった頃、ブログに手を染めてしまい・・・・。
おかげでショップサイトは、中断。
「それより商品撮影しろよ」、と自分に言い聞かせるものの、ブログ用の写真にばかり時間を費やしているのでした。
こうなる事は、ある程度「想定内」ではあったのですが、まさかショップの方をこんなに長期間ほっておくことになろうとは・・・。
もういい加減にしなくては、海を越えてやってきたフィリピン・グッズ達が可哀そう。
まだまだ行き届かない点も多々ありますが、、《FILIPINIANA SELECT SHOP HARANA(フィリピニアナ・セレクトショップ・ハラナ)》は、いよいよ明日、2006年1月10日オープンです。 当ブログ同様、宜しくお願いいたします。
□ ■ □ ■ □
★★ ここでショップのPR を!★★
現在、日本に輸入されている「フィリピン製品」というと、だいたいは《バスケット》や《家具》。
《カピス貝》もお目見えするようになりましたが、せいぜい「ランプシェード」くらい。 《木製品(食器など)》にしろ、《シェルアクセサリー》にしろ、デザイン的に洗練されたものが本当に少なくって・・・・。
そこで当ショップは、日本ではあまり見かけない、お洒落なフィリピングッズの販売を始める事にいたしました。
基本的に、店主本人が気に入ったものばかりを集めたのですが。
【お薦め】は、

■SILVER FILIGREE (シルバー・フィリグリー) 「フィリピンの軽井沢」とも称される、避暑地 BAGUIO(バギオ)のフィリグリー細工。
極細の銀線で《すかし模様》を構成する、手間隙のかかった作品です。
これまで、なぜ日本で流通していなかったのか、不思議です。

■PIÑA & JUSI (ピーニャ&フーシ)
ご存知、バロン・タガログでおなじみの、フィリピンの伝統的ファブリック。
丹念な刺繍を施した、ハンカチーフや、ショールをご紹介します。

■TRIBAL CLOTH(トライバル・クロス)
まずは、ミンダナオ島、T'BOLI 族のTINALAK(ティナラック) から。
順次、他の少数民族の伝統的手織物も紹介していきます。

■MACTAN STONE(マクタン・ストーン)
セブ国際空港のある、マクタン島でしか採れない、マクタン・ストーンの雑貨。
マクタン・ストーンは、珊瑚や貝殻が時間をかけて堆積した層、 いわゆる自然によってつくりあげられた独特な模様と、素朴な風合が特徴です。

■CAPIZ (カピス貝)
伝統的フィリピン建築には欠かせない、格子状の「カピスウインドウ」でおなじみのカピスシェル。
店主の注目素材です。今後、どんどんアイテムを追加していきます。
□ ■ □ ■ □
フィリピンの料理、音楽、習慣、本など、いつも記事にしているカテゴリーと同じ様に、フィリピングッズの「素材」についての記事もこれから掲載していきたい、と思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。
◇フィリピングッズの 《FILIPINIANA SELECT SHOP HARANA》 まもなくオープン!
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18:16
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│* FILIPINIANA SELECT SHOP HARANA/ セレクトショップ・ハラナ | * HANDICRAFTS・PRODUCTS / 雑貨
January 07, 2006
◇フィリピンの MUSIC ♪ 〔2〕
昨日の投稿《◇フィリピンの MUSIC ♪》には結構短時間のうちに多くのアクセスをいただきました。
特に喜ばしいのは、コメントをいただいたお2人《SHINさん》、《iced_coffee775さん》は共にフィリピン在住の方々。
みなさま、ありがとうございました。
この際、調子に乗って今日も《フィリピンMUSIC♪》 をお題とすることにしました。
フィリピーノの音楽とダンスにおける並外れた才能は、よく知られています。
でも、プロのミュージシャンとしての個人名は、日本人にはあまり知られてないのではないかと思います。
ず〜っと以前(かれこれ30年くらい前?)に大ヒットして、杉田二郎も日本語で歌っていた「ANAK (アナク)」の作者 Freddy Aguilar(フレディ・アギラ)か、日本で活躍するジャズ・シンガーのマリーンくらいでしょうか。
世界に通用する才能の持ち主は、たくさんいると思うのですが・・・。
☆ ★ ☆ ★ ☆
私が最初にはまった OPM(オリジナル・フィリピン・ミュージック)は、今は大御所 APO HIKING SOCIETY (アポ・ハイキング・ソサエティ)でした。

時はカセットテープの時代。新品を買っても全くテープが回らなかったり、何度か聴いているうちにテープが伸びでしまったり・・・・・。
その後 CD は買っていませんが、APO の HP を探してアクセスしてみると、
”Nakapagtataka”、”Awit ng Barkada”、”When I Met You”、 etc., etc., ・・・・ と、当時もよく聴いたなつかしい曲が視聴できるサイトがありました。
特に”Nakapagtataka”は、私の大のお気に入りでした。
一時、RACHEL ALEJANDRO(レイチェル・アレハンドロ) がカバーしたこの曲を、街中どこに行っても耳にする、ということもありました。
あの頃、私の中には作曲家としての JIM PAREDES(APO のメンバーのひとり)には ポール・マッカトニー(もちろんあのビートルズのポールです)と共通するものがある、と確信し、特に彼の作品を好んで聴いたものでした。
アルバム "APO Does Abbey Road?"のカバーからもわかるように、あの当時は(今もそうでしょうが)多くのプロミュージシャンにとってビートルズは憧れの存在だったのですよね。
今APO のHPに《ABBEY ROAD STUDIO》がリンク先としてリストアップされているのも、うなづけます。
◆シンガーとしてだけでなく、コメディもこなす。次々と才能豊かな新人が
現れても、未だOPM界の王の座を譲ることなく現役で活躍する彼ら。
真のエンタティナーですね。 まだまだ頑張っていただきたいものです。
(上の写真は、1993年の APO のステージ。 鮮明でなくって、ゴメンナサイ)
特に喜ばしいのは、コメントをいただいたお2人《SHINさん》、《iced_coffee775さん》は共にフィリピン在住の方々。
みなさま、ありがとうございました。
この際、調子に乗って今日も《フィリピンMUSIC♪》 をお題とすることにしました。
フィリピーノの音楽とダンスにおける並外れた才能は、よく知られています。
でも、プロのミュージシャンとしての個人名は、日本人にはあまり知られてないのではないかと思います。
ず〜っと以前(かれこれ30年くらい前?)に大ヒットして、杉田二郎も日本語で歌っていた「ANAK (アナク)」の作者 Freddy Aguilar(フレディ・アギラ)か、日本で活躍するジャズ・シンガーのマリーンくらいでしょうか。
世界に通用する才能の持ち主は、たくさんいると思うのですが・・・。
☆ ★ ☆ ★ ☆
私が最初にはまった OPM(オリジナル・フィリピン・ミュージック)は、今は大御所 APO HIKING SOCIETY (アポ・ハイキング・ソサエティ)でした。

時はカセットテープの時代。新品を買っても全くテープが回らなかったり、何度か聴いているうちにテープが伸びでしまったり・・・・・。
その後 CD は買っていませんが、APO の HP を探してアクセスしてみると、
”Nakapagtataka”、”Awit ng Barkada”、”When I Met You”、 etc., etc., ・・・・ と、当時もよく聴いたなつかしい曲が視聴できるサイトがありました。
特に”Nakapagtataka”は、私の大のお気に入りでした。
一時、RACHEL ALEJANDRO(レイチェル・アレハンドロ) がカバーしたこの曲を、街中どこに行っても耳にする、ということもありました。
あの頃、私の中には作曲家としての JIM PAREDES(APO のメンバーのひとり)には ポール・マッカトニー(もちろんあのビートルズのポールです)と共通するものがある、と確信し、特に彼の作品を好んで聴いたものでした。
アルバム "APO Does Abbey Road?"のカバーからもわかるように、あの当時は(今もそうでしょうが)多くのプロミュージシャンにとってビートルズは憧れの存在だったのですよね。
今APO のHPに《ABBEY ROAD STUDIO》がリンク先としてリストアップされているのも、うなづけます。
◆シンガーとしてだけでなく、コメディもこなす。次々と才能豊かな新人が
現れても、未だOPM界の王の座を譲ることなく現役で活躍する彼ら。
真のエンタティナーですね。 まだまだ頑張っていただきたいものです。
(上の写真は、1993年の APO のステージ。 鮮明でなくって、ゴメンナサイ)
January 06, 2006
◇フィリピンの MUSIC♪

近頃、フィリピン・ミュージックには、とんとうとい私です。
SOUTH BORDER をはじめて聞いたのは(見た)のは、去年の4月。
マニラでミュージシャンの友人とTV(多分MTV)を見ていた時のこと、友人が「最近のお気に入り」と紹介してくれたのが、このSOUTH BORDER でした。
友人いわく、なかでもキーボード(JAY DURIAS)がなかなかのセンスの持ち主なのだとか。(外見は「そう?」って感じだけど)
数曲聴いて、「フムフム、結構イケル」
「同業者のお墨付き、間違いはないだろう、よしCDを買うぞ」と思いきや、翌日から私は BAGUIO (バギオ)行き。マニラに戻ってからでは時間がないかも。ってことでバギオで彼らのCDを買う事にしました。
しかし、私の読みはまったく甘かったのです。
バギオで最もにぎやかな SM SHOEMART のショッピングモール中のCDショップに行って「SOUTH BORDER のアルバムはどこ?」とたずねても返ってくるのは、「SOLD OUT (売れ切れで〜す)」、「NO STOCK(在庫切れで〜す)」
どの店も全くなし、かろうじて返ってきたのは、「カセットならあるよ」
片っ端から聞いて歩いて、やっと見つけたのは SM SHOEMARTのデパート内のCD売り場。しかも、友人からは3枚のアルバムが発売されていると聞いていたのに、選択の余地もなくあったのはこの 《episodo III 》だけだったのです。
同行していた BAGUIO 在住の友人が言うには、「《RAINBOW》という曲が大ヒットしたからよ」 そういう彼女も「私も買うわ」と1枚お買い上げ。 早速彼女の車の中で試聴したのでした。
OPM(オリジナル・ピノイ・ミュージック)は好きなのですが、ちょっとネチネチしすぎじゃない?って感じることもあります。
でも SOUTH BORDER はこれまでの OPM のイメージとは全く異なったもの、聴けば聴くほど、ヤミツキになってしまいました。
洗練されたメロディー、「さりげなく」でも「深みがあり」ウゥ〜〜〜ン、なんと表現すればいいの?
こうなりゃ、HELP! 今やポピュラーな SOUTH BORDER のこと、日本語のフィリピン関連ブログにも既にたくさん紹介されているだろう、と検索してみましたが、案外少ないですねぇ。
さて、曲目。 MY FAVORITE (お気に入り)をあげるなら・・・・ 続きを読む
January 04, 2006
◇新年、フィリピンを読む

新年 明けまして
おめでとうございます。
Manigong Bagong Taon!
(画像をクリックすると、拡大写真が表示されます)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
この年末年始は、TVの特番「時代劇」鑑賞と「歴史小説」の読書三昧で、しばしフィリピンから遠ざかるお正月休みとなりました。
が、今年もブログにて、引き続きフィリピン情報を発信していきたいと思っています。
昨年当ブログにアクセスしていただいた方、マイナーなトピックが多いにもかかわらず、度々お立ち寄りいただき、ありがとうございました。
又、今年になってからアクセスしていただいた方も、ありがとうございます。
皆様、今後ともお時間が許す限り、当ブログにお立ち寄りいただければ幸いです。
さて、新年にあたり、フィリピンという国を見直してみようと、前回の記事《◇フィリピンの英雄》でご紹介した書籍も含め、読んでみたい、または読み直して見たいフィリピン関連書籍をピックアップしてみました。
■ 誤解されているフィリピン―フィリピンとフィリピンの人たちに対する誤解をとくために

■ フィリピンバナナのその後―多国籍企業の操業現場と多国籍企業の規制

■ フィリピンの大衆文化

■ キリスト受難詩と革命―1840~1910年のフィリピン民衆運動

■ 漂海民バジャウの物語―人類学者が暮らしたフィリピン・スールー諸島

■ フィリピンの社会・歴史・政治制度

■ フィリピン家族法

■ ホセ・リサールの生涯―フィリピンの近代と文学の先覚者
安井 祐一 (著) /芸林書房 (1992/11)
■ フィリピン大衆文化への招待―フィリピンの社会 8 大衆文化編
T.G. マセダ (編さん), 福永 敬 (翻訳)/勁草書房 (1984)
■ 虹の谷の五月

■ 精霊たちの夏
葉山 櫂 / 近代文芸社 (1994/06)
洋書も含めると、まだまだたくさん興味深い書籍があります。
昨年から準備をしながらもまだ立ち上げてはいない、当ブログの表サイト、フィリピングッズの《フィリピニアナ・セレクトショップ・ハラナ》もいよいよ1月10日にオープンすることを決定し、ますますやることが増え、読書時間が少なくなる一方ですが、できるだけ早くこれらの書籍をクリアーしたいと思っています。
一般的に、フィリピン関連サイトでもあまり紹介されていないものが多いのは事実ですが、マイナーなトピックにこだわる私には、面白み◎なのです。
同じようにマイナートピックに興味をお持ちの方、まだお読みでない書籍があれば、是非トライしてみてください。
December 30, 2005
◇フィリピンの英雄
日本では、つい数日前のクリスマスの余韻に浸ることもなく、というよりクリスマスはほとんど見事に跡形もなく、全国民、次なるターゲットはもうお正月(のはず)。
しかし、フィリピンはちがいますよ。 なんといっても「世界一長いクリスマス」の国。クリスマスの始まりが早ければ、終りも遅い。まだまだお祭りムード、イルミネーションもまだ健在。 この流れはニュー・イヤーまで持ち越されます。
フィリピンでは、今日12月30日は全国的にお休み。 「日本もお休みだ」って?
そうだけど、日本のように、お正月休みに入ったわけではありません。 フィリピンでは「祝日」なのです。 そう、RIZAL DAY (リサール・デイ)。 《フィリピンの英雄、JOSE RIZAL(ホセ・リサール)》が処刑された日。
JOSE RIZAL は、フィリピン独立運動の闘士にしてフィリピンの国民的英雄。また、医師、言語学者、詩人、作家、画家という多彩な天才でありました。
作家としての代表作は、スペイン語で書かれた
◆「NOLI ME TANGERE (ノリ・メ・タン・ヘレ=我に触れるなかれ)/−わが祖国に捧げる−」 と、
◆「EL FILIBUSTERISMO (エル・フィリブステリスモ)/反逆・暴力・革命」
スペイン圧政下に苦しむ植民地フィリピンの現状が克明に描き出されており、フィリピン人の間に独立への機運を高めた、と言います。
◆ ノリ・メ・タンヘレ―わが祖国に捧げる
発行:井村文化事業社 /訳:岩崎 玄 (ISBN : 4326910011)
《フィリピン生まれのスペイン人の父とフィリピン人の母をもつ、クリソストモ・イバラが主人公。物語は、イバラが遊学先のヨーロッパから帰国したところから始まります。》
初版はベルリンで1887年に発行されたそうです。
左写真の訳書には、トビラに初版本複写が用いられています。
この訳書の第1刷は1976年1月に発行されました。 私が所有しているのは第2刷、1986年発行のもの。 Amazon に掲載はされていますが、『この本は現在お取り扱いできません。』というコメント付きでした。残念!
◎ NOLI ME TANGERE オリジナルカバー
フィリピンでは、超有名な表紙。
MAKATI(マカティ) のAYALA MUSEUM (アヤラ博物館)には紀元前の狩猟風景から、1948年の共和国宣言までフィリピンの歴史を表現したジオラマ(立体模型)が展示されていますが、そこの1場面に登場するミニチュア化されたNOLI ME TANGERE もこの表紙です。
-------------------------------------------
◆エル・フィリブステリスモ−反逆・暴力・革命
発行:井村文化事業社 /訳:岩崎 玄
《「ノリ・メ・タンヘレ―わが祖国に捧げる」と2部作をなします。今回の主人公は、シモウン。巨万の富をもつ『宝石商』とはいいますが、さてその正体とは?》
この訳書も第1刷は1976年(6月)の発行です。 Amazon では、検索もできません。別のサイトではヒットはしましたが、やはり「絶版、または重版未定」とのこと。一度も重版されていないのでしょうか、私が所有するものは、第1刷です。
RIZAL DAY を機に、もう一度これら2冊を読み返してみようと思っています。
●○● おまけ色々 ●○●
↓
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しかし、フィリピンはちがいますよ。 なんといっても「世界一長いクリスマス」の国。クリスマスの始まりが早ければ、終りも遅い。まだまだお祭りムード、イルミネーションもまだ健在。 この流れはニュー・イヤーまで持ち越されます。
フィリピンでは、今日12月30日は全国的にお休み。 「日本もお休みだ」って?
そうだけど、日本のように、お正月休みに入ったわけではありません。 フィリピンでは「祝日」なのです。 そう、RIZAL DAY (リサール・デイ)。 《フィリピンの英雄、JOSE RIZAL(ホセ・リサール)》が処刑された日。

作家としての代表作は、スペイン語で書かれた
◆「NOLI ME TANGERE (ノリ・メ・タン・ヘレ=我に触れるなかれ)/−わが祖国に捧げる−」 と、
◆「EL FILIBUSTERISMO (エル・フィリブステリスモ)/反逆・暴力・革命」
スペイン圧政下に苦しむ植民地フィリピンの現状が克明に描き出されており、フィリピン人の間に独立への機運を高めた、と言います。

◆ ノリ・メ・タンヘレ―わが祖国に捧げる
発行:井村文化事業社 /訳:岩崎 玄 (ISBN : 4326910011)
《フィリピン生まれのスペイン人の父とフィリピン人の母をもつ、クリソストモ・イバラが主人公。物語は、イバラが遊学先のヨーロッパから帰国したところから始まります。》
初版はベルリンで1887年に発行されたそうです。
左写真の訳書には、トビラに初版本複写が用いられています。
この訳書の第1刷は1976年1月に発行されました。 私が所有しているのは第2刷、1986年発行のもの。 Amazon に掲載はされていますが、『この本は現在お取り扱いできません。』というコメント付きでした。残念!
◎ NOLI ME TANGERE オリジナルカバー

フィリピンでは、超有名な表紙。
MAKATI(マカティ) のAYALA MUSEUM (アヤラ博物館)には紀元前の狩猟風景から、1948年の共和国宣言までフィリピンの歴史を表現したジオラマ(立体模型)が展示されていますが、そこの1場面に登場するミニチュア化されたNOLI ME TANGERE もこの表紙です。
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◆エル・フィリブステリスモ−反逆・暴力・革命
発行:井村文化事業社 /訳:岩崎 玄
《「ノリ・メ・タンヘレ―わが祖国に捧げる」と2部作をなします。今回の主人公は、シモウン。巨万の富をもつ『宝石商』とはいいますが、さてその正体とは?》
この訳書も第1刷は1976年(6月)の発行です。 Amazon では、検索もできません。別のサイトではヒットはしましたが、やはり「絶版、または重版未定」とのこと。一度も重版されていないのでしょうか、私が所有するものは、第1刷です。
RIZAL DAY を機に、もう一度これら2冊を読み返してみようと思っています。
●○● おまけ色々 ●○●
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December 29, 2005
◇フィリピンの言葉 〔4〕−地名編
フィリピンを300年以上もの間支配国したスペイン。 フィリピンの地名にはかつての支配国の名残があるのは当然のこと。
◎キリスト教の聖人の名がついていたり、
SAN FERNANDO (サン・フェルナンド)
ST. DOMINGO (サント・ドミンゴ)
STA. ANA (サンタ・アナ)
◎スペイン語が混じっていたり、
ILOCOS NORTE (イロコス・ノルテ):NORTE = 北
ILOCOS SUR (イロコス・スール) : SUR = 南
◎もろスペイン語だったり、
LOS BAÑOS (ロス・バニョス) : BAÑO = バスルーム
(この地は温泉があります。この地名の由来だそうです)
LAS PIÑAS (ラス・ピニャス) : PIÑA = パイナップル
PUERTO AZUL (プエルト・アスール): = 青い(AZUL) 入り江(PUERTO)
スペイン風の名前以外にも、面白いのが《通リ》のネーミング。
フィリピンは、日本の住所(町名 + 番地)とは違って、どんなに狭くて短い通りにも名前がついています。
特に広い道路は、BLVD.(ブールバード):<ROXAS (ロハス) BLVD. >や AVE.(アベニュー) : <MAKATI (マカティ) AVE.>,
あとは ST.(ストリート) や RD.(ロード)、DR. (ドライブ)。
マニラの地図を見ていると、面白いんです、
特に後者のST. や RD. が。
町内というか、何ブロックかのある程度かたまった
区画毎に共通項のある通り名がついています。
この事に気づいたのは、ORTIGAS (オルティガス)を
車で移動していた時。
丁度、巨大ショッピングモール、SM MEGA MALL
(メガ・モール)の裏(東)側の辺り。
西は PODIUM (ポディウム=ショッピングビル)前の "ADV AVE." から "SAN MIGUEL AVE., 東は "MELARCO AVE."、南北は "ORTIGAS AVE." と "SHAW BLVD." に囲まれた一角は、「宝石」の名を冠した通りだらけ。
SAPPHIRE RD. (サファイア)
GARNET RD. (ガーネット)
TOPAZ RD. (トパーズ)
OPAL RD. (オパール)
RUBY RD. (ルビー)
ONYX RD. (オニキス)
EMERALD AVE. (エメラルド)
JADE DR. (ジェイド=翡翠)
PEARL DR. (パール=真珠)
AMBER AVE. AMBER DR. (アンバー=琥珀)
といったように。
これはユニーク!と思って MANILA の地図をよくよく見てみると、
こういった、一角《共通項通り名》は「宝石」ばかりではありませんでした。
《注》「宝石」つながりの区画も、ORITIGAS ばかりではなく、Q.C.(ケソン・シティー)にも、PARAÑAQUE にも、まだまだあちらこちらにありました。
「宝石」以外には、「果物」つながり、「野菜」つながり、「音楽」つながり、etc., etc., ....... →
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◎キリスト教の聖人の名がついていたり、
SAN FERNANDO (サン・フェルナンド)
ST. DOMINGO (サント・ドミンゴ)
STA. ANA (サンタ・アナ)
◎スペイン語が混じっていたり、
ILOCOS NORTE (イロコス・ノルテ):NORTE = 北
ILOCOS SUR (イロコス・スール) : SUR = 南
◎もろスペイン語だったり、
LOS BAÑOS (ロス・バニョス) : BAÑO = バスルーム
(この地は温泉があります。この地名の由来だそうです)
LAS PIÑAS (ラス・ピニャス) : PIÑA = パイナップル
PUERTO AZUL (プエルト・アスール): = 青い(AZUL) 入り江(PUERTO)
スペイン風の名前以外にも、面白いのが《通リ》のネーミング。
フィリピンは、日本の住所(町名 + 番地)とは違って、どんなに狭くて短い通りにも名前がついています。
特に広い道路は、BLVD.(ブールバード):<ROXAS (ロハス) BLVD. >や AVE.(アベニュー) : <MAKATI (マカティ) AVE.>,
あとは ST.(ストリート) や RD.(ロード)、DR. (ドライブ)。

マニラの地図を見ていると、面白いんです、
特に後者のST. や RD. が。
町内というか、何ブロックかのある程度かたまった
区画毎に共通項のある通り名がついています。
この事に気づいたのは、ORTIGAS (オルティガス)を
車で移動していた時。
丁度、巨大ショッピングモール、SM MEGA MALL
(メガ・モール)の裏(東)側の辺り。
西は PODIUM (ポディウム=ショッピングビル)前の "ADV AVE." から "SAN MIGUEL AVE., 東は "MELARCO AVE."、南北は "ORTIGAS AVE." と "SHAW BLVD." に囲まれた一角は、「宝石」の名を冠した通りだらけ。
SAPPHIRE RD. (サファイア)
GARNET RD. (ガーネット)
TOPAZ RD. (トパーズ)
OPAL RD. (オパール)
RUBY RD. (ルビー)
ONYX RD. (オニキス)
EMERALD AVE. (エメラルド)
JADE DR. (ジェイド=翡翠)
PEARL DR. (パール=真珠)
AMBER AVE. AMBER DR. (アンバー=琥珀)
といったように。
これはユニーク!と思って MANILA の地図をよくよく見てみると、
こういった、一角《共通項通り名》は「宝石」ばかりではありませんでした。
《注》「宝石」つながりの区画も、ORITIGAS ばかりではなく、Q.C.(ケソン・シティー)にも、PARAÑAQUE にも、まだまだあちらこちらにありました。
「宝石」以外には、「果物」つながり、「野菜」つながり、「音楽」つながり、etc., etc., ....... →
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December 26, 2005
◇フィリピンの ”幻のハチミツ”
寒い! 12月にしては、寒い! 例年にない寒波。
こんな時にエアコンが故障とは。
「ヒュ〜ン」と唸ったあと、電源も入らなくなってしまった我が家のエアコン。
先週修理にきてもらったのに、又故障。この年の瀬に、即再修理は無理みたい。
PC作業中の寒さを防ぐには、自衛手段が必要。
温か〜い、PITO-PITO & GINGER (SALABAT)
ティーをいただく事にしました。
《フィリピンのお茶》で紹介した、7種のハーブ&
ジンジャーティーです。
通常の PITO-PITO(ピトピト)ティーにジンジャー
が入っているので、とても身体が温まります。
このままでも、ほんのりと甘さが感じられるのです
が、今日は蜂蜜でもいれてみようかな。

そこで思い出したのが、フィリピンのハチミツ。
いただいたまま、まだお味見もしていませんでした。
なになに、説明書きによると、
”パラワン 幻のみどりの蜂蜜”???
《フィリピン最後の秘境といわれるパラワン島の
山中深く、岩の割れ目に蜜蜂が巣を造り、その
周辺に原生するジャングルの野生植物からのみ
甘露を集めた、幻といわれるみどり色の蜂蜜》
みどり色? そんな、まさか。
ボトルを見る限り、黒っぽい。 これはボトルの色?
で、たら〜っと、グラスに移してみました。
エ〜〜〜〜〜ッ!!!!!! 続きを読む
こんな時にエアコンが故障とは。
「ヒュ〜ン」と唸ったあと、電源も入らなくなってしまった我が家のエアコン。
先週修理にきてもらったのに、又故障。この年の瀬に、即再修理は無理みたい。

PC作業中の寒さを防ぐには、自衛手段が必要。
温か〜い、PITO-PITO & GINGER (SALABAT)
ティーをいただく事にしました。
《フィリピンのお茶》で紹介した、7種のハーブ&
ジンジャーティーです。
通常の PITO-PITO(ピトピト)ティーにジンジャー
が入っているので、とても身体が温まります。
このままでも、ほんのりと甘さが感じられるのです
が、今日は蜂蜜でもいれてみようかな。

そこで思い出したのが、フィリピンのハチミツ。
いただいたまま、まだお味見もしていませんでした。
なになに、説明書きによると、
”パラワン 幻のみどりの蜂蜜”???
《フィリピン最後の秘境といわれるパラワン島の
山中深く、岩の割れ目に蜜蜂が巣を造り、その
周辺に原生するジャングルの野生植物からのみ
甘露を集めた、幻といわれるみどり色の蜂蜜》
みどり色? そんな、まさか。
ボトルを見る限り、黒っぽい。 これはボトルの色?
で、たら〜っと、グラスに移してみました。
エ〜〜〜〜〜ッ!!!!!! 続きを読む
December 24, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔7〕

先週、いきなり来日したフィリピン人の友人一家も、さすがにイブは母国で過ごすのか、今朝関空から帰国の途につきました。
1週間の日本滞在で、そろそろフィリピン料理が恋しくなっている頃。今夜の NOCHE BUENA (ノーチェ・ブエナ=イブの日のディナー)を楽しみにしているに違いありません。
□ ■ □ ■ □
マニラで過ごした、ある年の クリスマス・イブ。 NOCHE BUENA (ノーチェ・ブエナ)にご招待いただきました。

家中クリスマスのデコレーション。
私達が食事をしたラナイもすっかり、
クリスマスバージョン。

まずは、
■PANCIT MOLO (パンシット・モロ)
ワンタン風スープ。
ネギの小口切りと炒めたガーリックの
みじん切りがアクセント。

■BBQ (ポーク・バーベキュー)
唐辛子入りビネガーを少ーしかけていただきます。

■LENGUA ESTOFADO (レングァ・エストファド)
牛タンシチュー。

■LUMPIANG SARIWA (ルンピアン・サリワ)
生春巻き。
中央の甘辛いソースをかけて。

■RELLENONG MANOK (レリエノン・マノック)
チキンの詰め物。

■MAJA BLANCA (マハ・ブランカ)
コーン入りデザート
★ シーフードに比べ、肉類はよりご馳走。大切な日のメニューは肉類を中心としたものです。
MORCON (モルコン=野菜やゆで卵の肉巻き)、COCIDO(コシド=ビーフやポークの固まり肉、ソーセージ、キャベツ、ガルバンソー豆、ポテト etc,具だくさんのシチュー。具とスープを別々に器に盛ります。)等、肉類を中心とてした料理がテーブルに。
December 22, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔6〕
今朝は、外は真っ白の雪景色。ここ大阪では久しぶりのホワイトクリスマスとなりそう。
クリスマス前だというのに先週突然来日して、まだいる友人のフィリピン人一家も、さぞや驚いていることでしょう。
前回、前々々回に、フィリピンのクリスマスについて詳しく書かれた書籍、《PASKO, The Philippine Christmas
》をご紹介したので、他にもフィリピンのクリスマスについて書かれたものはないかと、探してみました。
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■Christmas in the Philippines (Christmas Around the World Series)

《世界のクリスマスシリーズ・フィリピン編》
表紙から、子供用かと感じられますが、とんでもない。 PAROL(パロル=星型のランタン)をはじめとする、フィリピンのクリスマスの風物詩を多くの写真で紹介しています。クリスマスソングや、料理レシピまで紹介されています。
残念ながら、日本のAmazon では、『現在、在庫切れです』と表示されていました。
おまけに最新のAmason の画期的システム《中み検索》ができません。でも御本家アメリカの Amazon では、できちゃうんですね、これが。→ Christmas in the Philippines (Christmas Around the World) (Christmas Around the World Series)
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■Christmas Around the World

《世界のクリスマス》
珍しく、Amazon の日本サイトに、日本語でかかれた読者レビューが掲載されています。とっても貴重なご意見です。
写真では見にくいですが、表紙には各お国柄をあらわすクリスマスグッズを手にした子供達が描かれています。
ちなみに左下、時計の針が8時を示す方向にいるのがフィリピンの子供で、パロルを手にしています。
この本も同じく、日本のAmazon では、《中み検索》ができません。でもやはり御本家アメリカの Amazon では、できちゃいます。だから、表紙のパロルを持ったフィリピンの子供もはっきりとわかります。 → Christmas Around the World
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■Ang Mahiwagang Tala - Philippine Book

《不思議な物語》
キリストの誕生で、三人の博士(賢者)が大きく輝く星に導かれてそれを知る、というかの有名な、クリスマスタブロー(クリスマスの劇)の一場面が描かれているようですが、日本のAmazon では取り扱っておらず、アメリカのAmazon でも検索でヒットはしますが、直接購入はできず、マーケットプレースを通じて外部業者からの購入となります。
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■Bertday Ni Dyisus Bukas - Philippine Book

《明日は、ジーザス(キリスト)の誕生日》
子供向け、クリスマスガイド。
残念ながら、こちらも日本のAmazon では取り扱っておらず、アメリカのAmazon でも検索でヒットはしますが、直接購入はできず、マーケットプレースを通じて外部業者からの購入となります。
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■Christmas Crafts from Around the World (Kids Can Do It)

《子供も作れる世界のクリスマスクラフト》
右下の写真、まさしく PAROL (パロル)じゃない?
《中み検索》ができないのが、残念! (でもこれは日本のAmazon で取り扱っています)
クリスマス前だというのに先週突然来日して、まだいる友人のフィリピン人一家も、さぞや驚いていることでしょう。
前回、前々々回に、フィリピンのクリスマスについて詳しく書かれた書籍、《PASKO, The Philippine Christmas
》をご紹介したので、他にもフィリピンのクリスマスについて書かれたものはないかと、探してみました。
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■Christmas in the Philippines (Christmas Around the World Series)

《世界のクリスマスシリーズ・フィリピン編》
表紙から、子供用かと感じられますが、とんでもない。 PAROL(パロル=星型のランタン)をはじめとする、フィリピンのクリスマスの風物詩を多くの写真で紹介しています。クリスマスソングや、料理レシピまで紹介されています。
残念ながら、日本のAmazon では、『現在、在庫切れです』と表示されていました。
おまけに最新のAmason の画期的システム《中み検索》ができません。でも御本家アメリカの Amazon では、できちゃうんですね、これが。→ Christmas in the Philippines (Christmas Around the World) (Christmas Around the World Series)
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■Christmas Around the World

《世界のクリスマス》
珍しく、Amazon の日本サイトに、日本語でかかれた読者レビューが掲載されています。とっても貴重なご意見です。
写真では見にくいですが、表紙には各お国柄をあらわすクリスマスグッズを手にした子供達が描かれています。
ちなみに左下、時計の針が8時を示す方向にいるのがフィリピンの子供で、パロルを手にしています。
この本も同じく、日本のAmazon では、《中み検索》ができません。でもやはり御本家アメリカの Amazon では、できちゃいます。だから、表紙のパロルを持ったフィリピンの子供もはっきりとわかります。 → Christmas Around the World
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■Ang Mahiwagang Tala - Philippine Book

《不思議な物語》
キリストの誕生で、三人の博士(賢者)が大きく輝く星に導かれてそれを知る、というかの有名な、クリスマスタブロー(クリスマスの劇)の一場面が描かれているようですが、日本のAmazon では取り扱っておらず、アメリカのAmazon でも検索でヒットはしますが、直接購入はできず、マーケットプレースを通じて外部業者からの購入となります。
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■Bertday Ni Dyisus Bukas - Philippine Book

《明日は、ジーザス(キリスト)の誕生日》
子供向け、クリスマスガイド。
残念ながら、こちらも日本のAmazon では取り扱っておらず、アメリカのAmazon でも検索でヒットはしますが、直接購入はできず、マーケットプレースを通じて外部業者からの購入となります。
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■Christmas Crafts from Around the World (Kids Can Do It)

《子供も作れる世界のクリスマスクラフト》
右下の写真、まさしく PAROL (パロル)じゃない?
《中み検索》ができないのが、残念! (でもこれは日本のAmazon で取り扱っています)
December 20, 2005
◇フィリピンの言葉 〔3〕−クリスマス編
パロルを持って帰ったというぷとぼん さんから《◇フィリピンのクリスマス〔4〕》に、コメントをいただきました。ありがとうございます。
ご自慢のパロルの写真などあれば、お送りください。
フィリピンの家々に灯るクリスマスのシンボル "PAROL(パロル)" は、スペイン語でライト(LIGHT=光)を意味する"FAROL(ファロル)" から派生したものだそうです。
フィリピンでは、F(エフ)をP(ピー)として発音する傾向がありますよね。
OFFICE (オフィス)を「オピス」と言ったり。(でも本人は「オフィス」と言ってるつもりらしい)
余談ですが、ある時友人のフィリピーノが "マイ ワイフ イズ パット" (MY WIFE IS PAT???)と言ったことがありました。
「僕のワイフはパット。」《えぇ? あんたの嫁はBETH(べス)でしょう》
パットは名前でなくて「ファット」、FAT(太っている)のことでした。
BETH の体型を知らなかったら、彼の奥さんの名前だと思うところでした。
せっかくの機会です。 クリスマス関連の言葉をいくつか。
■MERRY CHIRSTMAS (メリー・クリスマス)
クリスマスのあいさつは、クリスマス時期に看板に書いてあるのを見たり、よく耳にする "MALIGAYANG PASKO (マリガヤン・パスコ)" だと思っていたのですが、どうやらこれはマニラを中心としたタガログ語圏の言い方で、地方の方言によってかなり違いがあることがわかりました。
ここで、《◇フィリピンのクリスマス〔4〕》でご紹介した、Amazon.com では買えない本、"PASKO! THE PHILIPPINE CHRISTMAS" に再び登場していただきましょう。
■PASKO, The Philippine Christmas

REYNALDO GAMBOA ALEJANDRO &
MARLA YOTOKO CHORENGEL 共著
NATIONAL BOOKSTORE, INC
(ISBN: 9712706648)
著者の一人、REYNALDO GAMBOA ALEJANDRO は、
既にご紹介済みの
The Food of the Philippines:
の著者でもあります。
フィリピンのクリスマスについて詳しく書かれたこの本によると、《クリスマスの挨拶》も地域によって様々です。
□北部ルソン□
・IGOROT (イゴロット): Na Salamat ay Pascua Tan Nawaya
・ILOCOS (イロコス地方) : Maliket ya Pasco / Naimbag a Pascuayo
(※本には ILOCANO として記述されていますが、比人読者の方から間違いである
とのご指摘がありましたので、「イロコス地方」と表示しました。正確には、
パンガシナン語だということです。)
・BICOLANO (ビコール): Maugmang Paskuwa
□セントラル・ルソン□
・PAMPANGUENO (パンパンガ): Maligayang Pascu
・NUEVA ECIJA (ヌエバ・エシハ): Mebes anj Pascua
□南部タガログ地方□
・CHAVACANO (チャバカーノ):Felices Pascuas
・TAGALOG (タガログ): Maligayang Pasko
・CUYO (クヨ諸島): Masadyang Pasco
□ビサヤ地方□
・AKLAN (アクラン): Malipayong Pascua
・Cebuano (セブ): Maayong Pasco / Malipayong Pasco
・Waray (ワライ): Maupay nga Pasko
□ミンダナオ島□
・SULU (スールー諸島):Macong Sing Hari-Raya
★☆★ さて、あなたの彼女(彼)のプロビンス(出身地)は? ★☆★
ご自慢のパロルの写真などあれば、お送りください。
フィリピンの家々に灯るクリスマスのシンボル "PAROL(パロル)" は、スペイン語でライト(LIGHT=光)を意味する"FAROL(ファロル)" から派生したものだそうです。
フィリピンでは、F(エフ)をP(ピー)として発音する傾向がありますよね。
OFFICE (オフィス)を「オピス」と言ったり。(でも本人は「オフィス」と言ってるつもりらしい)
余談ですが、ある時友人のフィリピーノが "マイ ワイフ イズ パット" (MY WIFE IS PAT???)と言ったことがありました。
「僕のワイフはパット。」《えぇ? あんたの嫁はBETH(べス)でしょう》
パットは名前でなくて「ファット」、FAT(太っている)のことでした。
BETH の体型を知らなかったら、彼の奥さんの名前だと思うところでした。
せっかくの機会です。 クリスマス関連の言葉をいくつか。
■MERRY CHIRSTMAS (メリー・クリスマス)
クリスマスのあいさつは、クリスマス時期に看板に書いてあるのを見たり、よく耳にする "MALIGAYANG PASKO (マリガヤン・パスコ)" だと思っていたのですが、どうやらこれはマニラを中心としたタガログ語圏の言い方で、地方の方言によってかなり違いがあることがわかりました。
ここで、《◇フィリピンのクリスマス〔4〕》でご紹介した、Amazon.com では買えない本、"PASKO! THE PHILIPPINE CHRISTMAS" に再び登場していただきましょう。

■PASKO, The Philippine Christmas
REYNALDO GAMBOA ALEJANDRO &
MARLA YOTOKO CHORENGEL 共著
NATIONAL BOOKSTORE, INC
(ISBN: 9712706648)
著者の一人、REYNALDO GAMBOA ALEJANDRO は、
既にご紹介済みの
The Food of the Philippines:
の著者でもあります。
フィリピンのクリスマスについて詳しく書かれたこの本によると、《クリスマスの挨拶》も地域によって様々です。
□北部ルソン□
・IGOROT (イゴロット): Na Salamat ay Pascua Tan Nawaya
・ILOCOS (イロコス地方) : Maliket ya Pasco / Naimbag a Pascuayo
(※本には ILOCANO として記述されていますが、比人読者の方から間違いである
とのご指摘がありましたので、「イロコス地方」と表示しました。正確には、
パンガシナン語だということです。)
・BICOLANO (ビコール): Maugmang Paskuwa
□セントラル・ルソン□
・PAMPANGUENO (パンパンガ): Maligayang Pascu
・NUEVA ECIJA (ヌエバ・エシハ): Mebes anj Pascua
□南部タガログ地方□
・CHAVACANO (チャバカーノ):Felices Pascuas
・TAGALOG (タガログ): Maligayang Pasko
・CUYO (クヨ諸島): Masadyang Pasco
□ビサヤ地方□
・AKLAN (アクラン): Malipayong Pascua
・Cebuano (セブ): Maayong Pasco / Malipayong Pasco
・Waray (ワライ): Maupay nga Pasko
□ミンダナオ島□
・SULU (スールー諸島):Macong Sing Hari-Raya
★☆★ さて、あなたの彼女(彼)のプロビンス(出身地)は? ★☆★
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December 19, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔5〕
フィリピンのクリスマス。 風物詩は、まだまだ続きます。
■《フルーツケーキ》

ドライフルーツやナッツがたっぷりのフルーツケーキ。
この時期になると、ギフト用にリボンでデコレーションされ、特別にパッケージングされたフルーツケーキが店頭に並びます。
■《クリスマスバスケット》
また、ギフト用に食品やワインをいっぱい詰め込んだクリスマス・バスケットは、スーパーマーケットやデパートの床いっぱい、ところ狭しと並んでいるのを目にします。
箱の中に整然と並べられた日本のお歳暮と比べ、バスケットからはみ出さんばかりのギフトは、より贈り主のハートが伝わるような気がします。
■《QUESO DE BOLA (ケソ・デ・ボラ)》
これもクリスマスシーズンには、山積みにされています。 大きなボール状のエダムチーズ。赤いセロファン(パラフィン紙かな?)でラップされています。
NOCHE BUENA (ノーチェ・ブエナ=24日のディナー)のテーブルに登場。
■《HAMON (ハモン)》
ハムのカタマリ。表面がちょっと甘すぎかなっていうのもありますね。
こちらも NOCHE BUENA の定番。
□ ■ □ ■ □
手持ちの写真がみあたらな〜い。でもご安心。今やネット上では、あっちでも、こっちでも、こんな記事付ショップまで、そしてレストランでも販売されているので、ご覧あれ。
■《フルーツケーキ》

ドライフルーツやナッツがたっぷりのフルーツケーキ。
この時期になると、ギフト用にリボンでデコレーションされ、特別にパッケージングされたフルーツケーキが店頭に並びます。
■《クリスマスバスケット》
また、ギフト用に食品やワインをいっぱい詰め込んだクリスマス・バスケットは、スーパーマーケットやデパートの床いっぱい、ところ狭しと並んでいるのを目にします。
箱の中に整然と並べられた日本のお歳暮と比べ、バスケットからはみ出さんばかりのギフトは、より贈り主のハートが伝わるような気がします。
■《QUESO DE BOLA (ケソ・デ・ボラ)》
これもクリスマスシーズンには、山積みにされています。 大きなボール状のエダムチーズ。赤いセロファン(パラフィン紙かな?)でラップされています。
NOCHE BUENA (ノーチェ・ブエナ=24日のディナー)のテーブルに登場。
■《HAMON (ハモン)》
ハムのカタマリ。表面がちょっと甘すぎかなっていうのもありますね。
こちらも NOCHE BUENA の定番。
□ ■ □ ■ □
手持ちの写真がみあたらな〜い。でもご安心。今やネット上では、あっちでも、こっちでも、こんな記事付ショップまで、そしてレストランでも販売されているので、ご覧あれ。
December 17, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔4〕
クリスマスで盛り上がっているフィリピンから、何故だか今晩友人がやってくる。
昨夜いきなり、「そっちに行くから」という電話。
「へっ、いつ?」
「明日」
「エェェェェ〜〜!、あしたぁ?」
どこに宿泊するのか聞いても、「あとで連絡する」といったままかかってこない。
しょうがないから、今朝 PC から彼女のセルフォーン(携帯)にテキストしたら、(E-MAIL ではなく、MSM テキストメッセージです)、聞いたことのないようなホテル名を連絡してきた。
「それどの辺り?電話番号持ってる?」
「あとでダンナから連絡させる」
で、無しのつぶて。空港では、もうそろそろボーディングのはずだけど。
どうせ、明日になって、とんでもない時間に電話がかかってきて・・・・。
《いやな予感。振り回されそう・・・・・。》
何も、こんな時に来なくても・・・・・、フゥー。
* * * * * * * * *
まぁ、そんなことはほっておいてですね。
ここ数日「◇フィリピンのクリスマス」と題して投稿していましたが、クリスマスの食い物ばかりに神経が集中していて、もうひとつ《フィリピンのクリスマスになくてはならないもの》を書き忘れていました。
”PAROL(パロル)" 、星型のランタン です。
左は、パロルが表紙を飾る、フィリピンのクリスマスについて書かれた本、PASKO, The Philippine Christmas
(ISBN: 9712706648)
例によって、これも日本のAmazon では直接買えません。アメリカの Amazon のマーケットプレイスを通し、外部業者からの発送になります。
フィリピンでは街角の道路沿いで、カラフルなパロルが売られています。 でも、結構家庭でも竹と紙で、ホームメイドのパロルを作るみたいです。
今年はみかけませんでしたが、日本に住むフィリピーノのクリスマスパーティでは、彼ら手作りのMADE IN JAPAN のパロルを見かけることがあります。
先日触れた、フォトシェアリングサービス(フォトオーガナイザー&検索)サイトの Flickr には、 多種多様のパロルの写真 が投稿されています。
パロルだけでなく、街中はイルミネーションでいっぱい。
しばし、マニラのクリスマス風景を!(過去のものですが)
PARAÑAQUE にて
PARAÑAQUE にて
ORTIGAS にて
GREEN BELT, MAKATI にて
GREEN BELT, MAKATI にて
GREEN BELT, MAKATI にて
日本もいくら今年はイルミネーションが派手とはいっても、マニラと比べると、ずーっと地味。今夜大阪に着く友人も、びっくりするかもね。
昨夜いきなり、「そっちに行くから」という電話。
「へっ、いつ?」
「明日」
「エェェェェ〜〜!、あしたぁ?」
どこに宿泊するのか聞いても、「あとで連絡する」といったままかかってこない。
しょうがないから、今朝 PC から彼女のセルフォーン(携帯)にテキストしたら、(E-MAIL ではなく、MSM テキストメッセージです)、聞いたことのないようなホテル名を連絡してきた。
「それどの辺り?電話番号持ってる?」
「あとでダンナから連絡させる」
で、無しのつぶて。空港では、もうそろそろボーディングのはずだけど。
どうせ、明日になって、とんでもない時間に電話がかかってきて・・・・。
《いやな予感。振り回されそう・・・・・。》
何も、こんな時に来なくても・・・・・、フゥー。
* * * * * * * * *
まぁ、そんなことはほっておいてですね。

”PAROL(パロル)" 、星型のランタン です。
左は、パロルが表紙を飾る、フィリピンのクリスマスについて書かれた本、PASKO, The Philippine Christmas
例によって、これも日本のAmazon では直接買えません。アメリカの Amazon のマーケットプレイスを通し、外部業者からの発送になります。
フィリピンでは街角の道路沿いで、カラフルなパロルが売られています。 でも、結構家庭でも竹と紙で、ホームメイドのパロルを作るみたいです。
今年はみかけませんでしたが、日本に住むフィリピーノのクリスマスパーティでは、彼ら手作りのMADE IN JAPAN のパロルを見かけることがあります。
先日触れた、フォトシェアリングサービス(フォトオーガナイザー&検索)サイトの Flickr には、 多種多様のパロルの写真 が投稿されています。
パロルだけでなく、街中はイルミネーションでいっぱい。
しばし、マニラのクリスマス風景を!(過去のものですが)

PARAÑAQUE にて





日本もいくら今年はイルミネーションが派手とはいっても、マニラと比べると、ずーっと地味。今夜大阪に着く友人も、びっくりするかもね。
December 15, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔3〕
フィリピンではこの時期、すでに挨拶は ”メリー・クリスマス”。 もちろん現地では、もうすっかりクリスマス気分で盛り上がっていることでしょうが、さぁ 明日(12/16)からいよいよクライマックスに突入です。
現地フィリピンでは、クリスマス前の9日間、すなわち12月16日から24日まで、MISA DE GALLO (ミサ デ ガーリョ) または SIMBANG GABI (シンバン ガビ)と呼ばれる《夜明けのミサ》が行われます。
英語でいうなら MASS OF THE ROOSTER、雄鶏のミサ=一番鶏が夜明けを告げるとともに始まるミサ、実際にはまだ暗いうちに始まります。
ある時、宿泊していた友人宅で、メイドさんがこのミサに参加するというので、早起きして一緒に連れて行ってもらったことがあります。

本当に、まだ真っ暗でした。
もちろん、9日間は続けられませんでした。
だいたい動機が不純でした、単にミサの後に出る屋台の BIBINGKA (ビビンカ)や PUTO BUMBONG (プトボンボン)に目がくらんだのでした。
■BIBINGKA (ビビンカ)

上下から炭火で焼いた、ホットケーキ風のお菓子。
素焼きの器にバナナの葉をしき、生地を流し込みます。器の下には炭がセットされていて、上からは炭をいれたハンドルのついた器をのせて加熱する、という具合です。
ITLOG NA MAALAT(イトログ ナ マアラット=茹でた塩卵)や KESONG PUTI (ケソン プティ=水牛のチーズ)をトッピングし、更に出来上がったらたっぷりのココナッツをかけます。
■PUTO BUMBONG (プト ボンボン)

紫色で棒状のモチ米のお菓子。 筒状の器具で蒸しあげます。
あとは、ホットな SALABAT (サラバット=ジンジャーティー)、クリスマスの風物詩です。
★ MISA DE GALLO 用のグリーティングカードを見つけました。
特に これは、ユニーク! 中央の ”PLAY” をクリックしてみて! まさしく、夜明けを告げる一番鶏です。
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現地フィリピンでは、クリスマス前の9日間、すなわち12月16日から24日まで、MISA DE GALLO (ミサ デ ガーリョ) または SIMBANG GABI (シンバン ガビ)と呼ばれる《夜明けのミサ》が行われます。
英語でいうなら MASS OF THE ROOSTER、雄鶏のミサ=一番鶏が夜明けを告げるとともに始まるミサ、実際にはまだ暗いうちに始まります。

ある時、宿泊していた友人宅で、メイドさんがこのミサに参加するというので、早起きして一緒に連れて行ってもらったことがあります。

本当に、まだ真っ暗でした。
もちろん、9日間は続けられませんでした。
だいたい動機が不純でした、単にミサの後に出る屋台の BIBINGKA (ビビンカ)や PUTO BUMBONG (プトボンボン)に目がくらんだのでした。
■BIBINGKA (ビビンカ)


上下から炭火で焼いた、ホットケーキ風のお菓子。
素焼きの器にバナナの葉をしき、生地を流し込みます。器の下には炭がセットされていて、上からは炭をいれたハンドルのついた器をのせて加熱する、という具合です。
ITLOG NA MAALAT(イトログ ナ マアラット=茹でた塩卵)や KESONG PUTI (ケソン プティ=水牛のチーズ)をトッピングし、更に出来上がったらたっぷりのココナッツをかけます。
■PUTO BUMBONG (プト ボンボン)


紫色で棒状のモチ米のお菓子。 筒状の器具で蒸しあげます。
あとは、ホットな SALABAT (サラバット=ジンジャーティー)、クリスマスの風物詩です。
★ MISA DE GALLO 用のグリーティングカードを見つけました。
特に これは、ユニーク! 中央の ”PLAY” をクリックしてみて! まさしく、夜明けを告げる一番鶏です。
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│* CUSTOM・CULTURE / ライフスタイル・習慣 | * SPANISH LEGACY / スペインの名残
December 14, 2005
◇フィリピンのイメージ写真

ブログ記事に写真を挿入したくても、適当な写真が無くて、「言葉だけの説明ではわかりにくいだろうとな」、と感じながらも記事をアップすることもしばしば。
文面だけではイメージがわかない場合に、訪れてみてほしいサイトを見つけました。
フォトシェアリングサービス(フォトオーガナイザー&検索)サイトの Flickr には、フィリピン関連の写真を、それもとても美しい写真をたくさん掲載しているページがあり、カラーやアングルにも凝った、お洒落なフォト達に出会えます。

ちなみに私のお気に入りは:
★Church (教会)
★Food (食べ物)
★Intramuros (イントラムロス=かつての城壁都市)
セブをはじめ、各主要地域名のタグ、FILIPINO (フィリピーノ)、JEEPNY (ジープニー)といったのもあります。
* * * * * * * * * * *

タグ以外にも、《グループ》というのがあって、グループのメンバーによって共通のテーマに沿ったイメージ写真が投稿されています。
例えば:
☆Pinoy Foodie(ピノイ・フーディー)
☆Philippines Images (フィリピン・イメージ)
☆Philippines Pearl Of The Orient (フィリピン・東洋の真珠)
* * * * * * * * * * *

もちろん、検索機能もついているので、見たいイメージの名前でダイレクトに検索することも可能です。
最近当ブログで触れた LECHON(レチョン=豚の丸焼き)や CHAMPORADO(チャンポラード=ホットチョコレートのお粥)なんかも、ダイレクト検索でサムネイルが表示されます。
たどり着いたページから、どんどんリンクしていくと、様々なジャンル、様々な国へ飛んでいけます。
《サイトは英語表示ですが、写真がキレイなので充分楽しめますよ。》
注:上の4枚の写真は、Flickr とは関係ありません。
★★ 追 記 (2006/03/14) ★★
上記記事を投稿した後、とても美しいフィリピンの写真を掲載されているブログに出会いました。
検索で、このページにアクセスされた方、是非下記のサイトを訪れてみてください。
■コマーシャルフォトの第一線で活躍する《望月宏信さん》のブログ
Photos@Philippines 写真と海外生活
December 12, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔2〕
昨日は、在日フィリピーノ達のクリスマスパーティーの様子をご紹介しました。
自国さながらの「料理でパーティー」とレポートしましたが、足りないものを思い出しました。
パーティーのテーブルに欠かせないのが、LECHON(レチョン=豚の丸焼き)です。
レチョンの醍醐味は、パリパリに焼けた皮と耳。
身の部分が残ったら、翌日は LECHON PAKSIW (レチョン・パクシュー)に変身。
食べやすい大きさに切った肉を、酢やレバーを使った、独特のソースで味付けしたもので、これだけでもれっきとした一品です。
日本でも、フィリピーノの集まりでは時々、レチョンがふるまわれ事がありますが、これを用意するのは大仕事。 第一に、場所が・・・・。

処理した豚の腹にレモングラスやスパイスを詰め、丸のまま太い棒にさした豚を何時間もかけて、クルクルと回転させながらジワジワ炭で焼いていきます。
■これは、マニラで実際にレチョンを作っているところ。
なんと、このレチョン用の子豚まるごと一匹が、ネットで売られていました。
さすが楽天!
写真付ですが、その姿をここに掲載するのはあまりにも KAWAWA (カワワ=かわいそう)なので、リンク先のみをご紹介します。 → 小豚一匹まるごと

■街角のレチョン売り
自国さながらの「料理でパーティー」とレポートしましたが、足りないものを思い出しました。
パーティーのテーブルに欠かせないのが、LECHON(レチョン=豚の丸焼き)です。
レチョンの醍醐味は、パリパリに焼けた皮と耳。
身の部分が残ったら、翌日は LECHON PAKSIW (レチョン・パクシュー)に変身。
食べやすい大きさに切った肉を、酢やレバーを使った、独特のソースで味付けしたもので、これだけでもれっきとした一品です。
日本でも、フィリピーノの集まりでは時々、レチョンがふるまわれ事がありますが、これを用意するのは大仕事。 第一に、場所が・・・・。

処理した豚の腹にレモングラスやスパイスを詰め、丸のまま太い棒にさした豚を何時間もかけて、クルクルと回転させながらジワジワ炭で焼いていきます。
■これは、マニラで実際にレチョンを作っているところ。
なんと、このレチョン用の子豚まるごと一匹が、ネットで売られていました。
さすが楽天!
写真付ですが、その姿をここに掲載するのはあまりにも KAWAWA (カワワ=かわいそう)なので、リンク先のみをご紹介します。 → 小豚一匹まるごと

■街角のレチョン売り
December 11, 2005
◇フィリピンのクリスマス 〔1〕
約20万個の電飾が師走の町を彩どる「神戸ルミナリエ」が、この9日から始まったそうです。
同日、京都嵐山周辺までも行灯で照らす「京都・嵐山花灯路(はなとうろ)」が開幕し、渡月橋がスポットライトに浮かべあがったとか。
今年は例年に比べると、クリスマス(商戦?)ムードが早いような気がします。
11月も早いうちに、デパートやショッピングセンターは、クリスマスのデコレーションやイルミネーションで飾られていました。
今年は専門店がオープンするほどクリスマスイルミネーションがブームですが、フィリピンにとっては、クリスマスのイルミネーションは日本よりも、ずーっとすすんでいて、この時期には当たり前のこと。 そして、このイルミネーションは、ニューイヤーまで続きます。
だいたい、10月には、クリスマスデコレーションが売り出され、もうクリスマスムードに突入です。 11月に入れば、挨拶は「メリー・クリスマス」
フィリピンのクリスマスは、《世界一長いクリスマス》と言われています。
フィリピンではクリスマスは、一大イベント。フィリピンの人たちを見ていると、一年中クリスマスをベースにして生活しているのではないか?と思ってしまいます。
□ ■ □ ■ □
今日は、一足早いクリスマスパーティーに参加してきました。日本で暮らすフィリピンの人たちによる、パーティーです。
住む地は違えども、彼らのクリスマスパーティは、自国さながらの料理や飲み物が用意され、ゲーム、歌、ダンス、が繰り広げられます。

ほら、飲み物だって、SAN MIGUEL(サン・ミゲル)社の のマンゴジュースやビール。
写真はお子チャマ用ゲーム、PABITIN (パビティン)。オモチャやお菓子を吊り下げて、子供達が飛び跳ねながらそれらをつかみ取ります。

ゲームは子供用ばかりではありません。 大人用のゲームまで用意されています。
例えば男性には、EGG RACE、 女性には BANANA EATING.
EGG RACE はゆで卵を床に置いて、ヒモをつけた茄子を腰の部分からぶら下げ、腰を振って茄子を前後に揺らして茹で玉をゴールまで運びます。
BANANA EATING は、単なるバナナの早食い競争です。 でも、EGG RACE のすぐあとに行うと、大うけ間違いなしです。(何故? ご想像におまかせします。)

料理は、フィリピンの定番料理の数々。 こんなに盛りだくさん!(→)
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同日、京都嵐山周辺までも行灯で照らす「京都・嵐山花灯路(はなとうろ)」が開幕し、渡月橋がスポットライトに浮かべあがったとか。
今年は例年に比べると、クリスマス(商戦?)ムードが早いような気がします。
11月も早いうちに、デパートやショッピングセンターは、クリスマスのデコレーションやイルミネーションで飾られていました。

だいたい、10月には、クリスマスデコレーションが売り出され、もうクリスマスムードに突入です。 11月に入れば、挨拶は「メリー・クリスマス」
フィリピンのクリスマスは、《世界一長いクリスマス》と言われています。
フィリピンではクリスマスは、一大イベント。フィリピンの人たちを見ていると、一年中クリスマスをベースにして生活しているのではないか?と思ってしまいます。
□ ■ □ ■ □

住む地は違えども、彼らのクリスマスパーティは、自国さながらの料理や飲み物が用意され、ゲーム、歌、ダンス、が繰り広げられます。

ほら、飲み物だって、SAN MIGUEL(サン・ミゲル)社の のマンゴジュースやビール。

写真はお子チャマ用ゲーム、PABITIN (パビティン)。オモチャやお菓子を吊り下げて、子供達が飛び跳ねながらそれらをつかみ取ります。

ゲームは子供用ばかりではありません。 大人用のゲームまで用意されています。
例えば男性には、EGG RACE、 女性には BANANA EATING.
EGG RACE はゆで卵を床に置いて、ヒモをつけた茄子を腰の部分からぶら下げ、腰を振って茄子を前後に揺らして茹で玉をゴールまで運びます。
BANANA EATING は、単なるバナナの早食い競争です。 でも、EGG RACE のすぐあとに行うと、大うけ間違いなしです。(何故? ご想像におまかせします。)

料理は、フィリピンの定番料理の数々。 こんなに盛りだくさん!(→)
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December 10, 2005
◇フィリピンのカニミソ 〔2〕

《◇フィリピンのカニミソ》で TABA NG TALANGKA(タバ・ナン・タランカ=小さい蟹、タランカのミソ、卵)の瓶を開けて、パスタを作りましたが、まだ残りがあります。
マニラで ALIGUE(アリゲ=大きいカニのミソやタマゴ)ライスを食べたことを思い出して、TABA NG TALANGKA 入り、簡単なフライドライスを作ることにしました。
またもや冷蔵庫は食材不足。
フライドライスに使えそうなものをかき集め、なんとか完成しました。

葉っぱは、かぶらの葉。
食材には恵まれない我が家の冷蔵庫も、アルコール類だけは充分にそろっておりました。
SAN MIGUEL (サン・ミゲール)ビールよ、まだ残っていてくれて「ありがとう!」
☆かき集めた材料 → 続きを読む
December 08, 2005
◇フィリピンの言葉 〔2〕−朝食編
昨日、《さすがのスペインもフィリピンには残してくれなかった、フラメンコの公演》を東京まで観に行っている間に、前回の記事『◇フィリピンの言葉〔1〕』に対してセブ在住の SHIN さんより、貴重なコメントをいただいておりました。
SHIN さん、ありがとうございました、これからもどんどんコメントや情報をお寄せくださいませ。
これを機に、タイトル『◇フィリピンの言葉〔1〕』は、『◇フィリピンの言葉〔1〕−数字編』と改訂することにしました。
□ ■ □ ■ □
早速本日は、それに続く『◇フィリピンの言葉〔2〕−朝食編』です。
単に《朝食》だけをご紹介するのであれば、ネタになりやすい「CHAMPORADO (チャンポラード)」ということになるのですが。
日本人には想像できませんが、ホットチョコレートのお粥です。CHAMPORADO と一緒に食べるのが、TUYO (トゥヨ)、油で焼いた塩魚。なんとも言えない取り合わせですが、フィリピン人にとってはこれがベストカップルのようです。
さてさて、タイトルは、「フィリピンの言葉−朝食編」。忠実にすすめていきましょう。
どこにでも、短縮した言葉はあるもの。フィリピンの朝の定番セットメニューがなんともユニークな短縮形で呼ばれています。

■ これは《タプシログ》

■ こっちは《ロングシログ》

■ それでもってこちらは《トシログ》
どう違うのかって??? 続きを読む
SHIN さん、ありがとうございました、これからもどんどんコメントや情報をお寄せくださいませ。
これを機に、タイトル『◇フィリピンの言葉〔1〕』は、『◇フィリピンの言葉〔1〕−数字編』と改訂することにしました。
□ ■ □ ■ □
早速本日は、それに続く『◇フィリピンの言葉〔2〕−朝食編』です。
単に《朝食》だけをご紹介するのであれば、ネタになりやすい「CHAMPORADO (チャンポラード)」ということになるのですが。
日本人には想像できませんが、ホットチョコレートのお粥です。CHAMPORADO と一緒に食べるのが、TUYO (トゥヨ)、油で焼いた塩魚。なんとも言えない取り合わせですが、フィリピン人にとってはこれがベストカップルのようです。
さてさて、タイトルは、「フィリピンの言葉−朝食編」。忠実にすすめていきましょう。
どこにでも、短縮した言葉はあるもの。フィリピンの朝の定番セットメニューがなんともユニークな短縮形で呼ばれています。

■ これは《タプシログ》

■ こっちは《ロングシログ》

■ それでもってこちらは《トシログ》
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December 05, 2005
◇フィリピンの言葉 〔1〕−数字編
今日のタイトルは「◇フィリピンの言葉」としましたが、別に『タガログ語のお勉強』の時間になどするつもりはありません。
インターネットが急成長する昨今、タガログ語でも、ビサヤ語でも容易にフィリピンの言葉が学べるサイトがたくさんできています。ちゃんとしたお勉強はそういったサイトにお任せして、ここではフィリピンの言葉に関するちょっとしたエピソードなどをお話してみたいと思います。

フィリピンという国は、「HALO HALO (ハロハロ=ごちゃ混ぜ)でSARI SARI (サリサリ=なんでもかんでも)だ」、と表現されます。(写真=国民的デザート HALO HALO)
料理、習慣、何から何まで様々な生活様式と文化が混在しています。言葉もしかり、です。
フィリピンの言語というと、タガログ語と一般に知られていますが、実は7,107 の島々から成るフィリピンは、地方によってかなり言語に違いがあり、87の言語がある、といわれています。タガログ語は、主にマニラ周辺で話されて、フィリピンの公用語であるフィリピノ語の基盤となっている言語です。
(タガログ語とフィリピン語の違い)
出身地がちがうと、フィリピン人同士でも言葉が通じず、時には辞書が必要であったり、でも結局そんな時は、英語が共通語となるそうです。
フィリピン滞在中、たいていは英語で事が足りてしまうので、私のタガログ語は一向に上達しません。 「食」に関するタガログ語は結構自然に身についたのですが、あとは・・・・・。
(反対に、日本在住のフィリピン人の友人は、周りが英語と片言のタガログ語を理解するので、日本語が上達しない、とぼやいていました)
あるコンドテル(キッチン付ホテル)に宿泊していた時、近くのショッピングセンターに食料の買出しに行きました。
ホテルの前にはいつもバイクにサイドカーがついた乗り物、トライシクルがたむろしています。(自転車の場合はぺデイキャブと呼ぶ事も)
歩くには少しかったるいし、トライシクルを利用することにした私は、あまり旅行者とは思われたくないので、タガログ語で「いくら?(MAGKANO マグカーノ?)」とたずねました。ドライバーは「SAMPU (サンプ=10ペソ)と答えました。
OKと言って、無事目的地へ。
お買い物が終わった後、重い買い物袋を提げては歩けません。当然帰りもトライシクルです。 スーパーマーケット付近にも、トライシクルは買い物客目当てにスタンバイしています。 一台のトライシクルに近づき、念のためにもう一度「 MAGKANO(マグカーノ=いくら?)」
当然 「SAMPU(サンプ=10ペソ)」 と返ってくると思ってたら、なんとドライバーが発したのは「キンセ」だったのです。(しまった、タガログ語の数字は10までしか知らなかったんだ)『エッ?』っていう顔をしている私に気づいたのか、ドライバーはすぐに「FIFTEEN (15)」と英語で言い直してくれました。
この日の午後、早速現地の友人に「こんなことがあってさぁ。XXXXX 私10以上のタガログ語の数字知らなかったのよね」と言うと、「キンセは、タガログ語じゃないの、スペイン語!」と言われてしまいました。そうなんです。私が聞いた「キンセ」は、「QUINCE」、スペイン語だったのです。(タガログ語的に綴ると、KINSE) ちなみにタガログ語の15はLABINLIMA(ラビン リマ)
この出来事以来、数字には敏感になってしまって、フィリピン人同士が話しているのを聞いていて気づいたことがあります。
■桁によって異なる言語
・小さい数字、1から10くらいまでは、タガログ語使用、
・11以上の数字は、スペイン語、
・大きい数字、千や万以上は、英語
■更に気づいたこと
・時間表現はスペイン語を頻繁に使用する
例: A LAS DOS (ア ラス ドス=2時)
ね、HALO HALO(ハロハロ)でしょ?
☆ところで、《私が乗ったトライシクルが、行きと帰りでは値段が違ったのは何故でしょう?》 続きを読む
インターネットが急成長する昨今、タガログ語でも、ビサヤ語でも容易にフィリピンの言葉が学べるサイトがたくさんできています。ちゃんとしたお勉強はそういったサイトにお任せして、ここではフィリピンの言葉に関するちょっとしたエピソードなどをお話してみたいと思います。

フィリピンという国は、「HALO HALO (ハロハロ=ごちゃ混ぜ)でSARI SARI (サリサリ=なんでもかんでも)だ」、と表現されます。(写真=国民的デザート HALO HALO)
料理、習慣、何から何まで様々な生活様式と文化が混在しています。言葉もしかり、です。
フィリピンの言語というと、タガログ語と一般に知られていますが、実は7,107 の島々から成るフィリピンは、地方によってかなり言語に違いがあり、87の言語がある、といわれています。タガログ語は、主にマニラ周辺で話されて、フィリピンの公用語であるフィリピノ語の基盤となっている言語です。
(タガログ語とフィリピン語の違い)
出身地がちがうと、フィリピン人同士でも言葉が通じず、時には辞書が必要であったり、でも結局そんな時は、英語が共通語となるそうです。
フィリピン滞在中、たいていは英語で事が足りてしまうので、私のタガログ語は一向に上達しません。 「食」に関するタガログ語は結構自然に身についたのですが、あとは・・・・・。
(反対に、日本在住のフィリピン人の友人は、周りが英語と片言のタガログ語を理解するので、日本語が上達しない、とぼやいていました)
あるコンドテル(キッチン付ホテル)に宿泊していた時、近くのショッピングセンターに食料の買出しに行きました。
ホテルの前にはいつもバイクにサイドカーがついた乗り物、トライシクルがたむろしています。(自転車の場合はぺデイキャブと呼ぶ事も)
歩くには少しかったるいし、トライシクルを利用することにした私は、あまり旅行者とは思われたくないので、タガログ語で「いくら?(MAGKANO マグカーノ?)」とたずねました。ドライバーは「SAMPU (サンプ=10ペソ)と答えました。
OKと言って、無事目的地へ。
お買い物が終わった後、重い買い物袋を提げては歩けません。当然帰りもトライシクルです。 スーパーマーケット付近にも、トライシクルは買い物客目当てにスタンバイしています。 一台のトライシクルに近づき、念のためにもう一度「 MAGKANO(マグカーノ=いくら?)」
当然 「SAMPU(サンプ=10ペソ)」 と返ってくると思ってたら、なんとドライバーが発したのは「キンセ」だったのです。(しまった、タガログ語の数字は10までしか知らなかったんだ)『エッ?』っていう顔をしている私に気づいたのか、ドライバーはすぐに「FIFTEEN (15)」と英語で言い直してくれました。
この日の午後、早速現地の友人に「こんなことがあってさぁ。XXXXX 私10以上のタガログ語の数字知らなかったのよね」と言うと、「キンセは、タガログ語じゃないの、スペイン語!」と言われてしまいました。そうなんです。私が聞いた「キンセ」は、「QUINCE」、スペイン語だったのです。(タガログ語的に綴ると、KINSE) ちなみにタガログ語の15はLABINLIMA(ラビン リマ)
この出来事以来、数字には敏感になってしまって、フィリピン人同士が話しているのを聞いていて気づいたことがあります。
■桁によって異なる言語
・小さい数字、1から10くらいまでは、タガログ語使用、
・11以上の数字は、スペイン語、
・大きい数字、千や万以上は、英語
■更に気づいたこと
・時間表現はスペイン語を頻繁に使用する
例: A LAS DOS (ア ラス ドス=2時)
ね、HALO HALO(ハロハロ)でしょ?
☆ところで、《私が乗ったトライシクルが、行きと帰りでは値段が違ったのは何故でしょう?》 続きを読む
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December 04, 2005
◇フィリピンのカニミソ
再び我が家の冷蔵庫が食糧危機!
休日の今日は、完成間近のネットショップのホームページ作成に時間を費やしておりました。きりのいいところまで終わったら、お買い物に行こうと思っていたのに、突然の大雨。おまけに雷まで。
これでは外出ができません。またしてもキッチン中を物色するはめになりました。
見つけたのは、フィリピンから持ち帰った瓶入り TABA NG TALANGKA! (タバ・ナン・タランカ)
小さなカニのカニミソをペースト状にしたもの。(写真の製品はカニの身も混ざっています。)
CRAB FATとも呼ばれています。 いわゆるカニミソですね、卵も含め。
通常、CRAB FAT は、ALIGUE(アリゲ)といって、ALIMASAG (アリマサ=大きな蟹)のミソをさしますが、どういうわけか、小さい種類の蟹、TALANGKA (タランカ)のミソは TABA NG TALANGKA と呼ばれます。TABA (タバ)は、 FAT、直訳すると脂肪のこと。
よし、これでパスタを作ろう!
とはいっても、冷蔵庫は、ホントに最悪な状態。野菜もないのだから。
念のために冷凍室をチェック。 ラッキー!茹でた野生のクレソン発見。フレッシュではないのが残念だけど、しょうがありません(フレッシュの野生クレソンはあの苦味がたまりません)。TABA NG TALANGKA やALIGUE はそれだけでは結構ヘビーなので、酸味や野菜がほしいところ。クレソンのほかに、本当は生のトマトの角切りでも最後に加えたいのですが、なかったのでオリーブオイルに漬けたドライトマトを使うことにしました。
フレンチドレッシングも少々、隠し味にして。
■完成品です。

使用したもの:
・TABA NG TALANGKA (タランカのミソ)
・乾燥スパゲティ
・冷凍してあったエビ
・冷凍してあった茹でクレソン
・冷凍してあったトビコ(トッピング用)
・オリーブオイル漬けドライトマト
・タカのツメ(唐辛子)
・オリーブオイル、バター、
・塩、コショー、ガーリックパウダー、
・フレンチドレッシング、白ワイン
作り方? 作るたびに材料が違うので、ついついいつも適当・・・・・(そのときにある材料で作るので)。
興味のある方は、上記材料を「適当に」使って作ってみてください。
あるものを使って新しい料理を作る、これこそ料理の醍醐味です。
常日頃、『料理はパズルみたいでオモシロイ』、と楽しんでおります。
休日の今日は、完成間近のネットショップのホームページ作成に時間を費やしておりました。きりのいいところまで終わったら、お買い物に行こうと思っていたのに、突然の大雨。おまけに雷まで。
これでは外出ができません。またしてもキッチン中を物色するはめになりました。

小さなカニのカニミソをペースト状にしたもの。(写真の製品はカニの身も混ざっています。)
CRAB FATとも呼ばれています。 いわゆるカニミソですね、卵も含め。
通常、CRAB FAT は、ALIGUE(アリゲ)といって、ALIMASAG (アリマサ=大きな蟹)のミソをさしますが、どういうわけか、小さい種類の蟹、TALANGKA (タランカ)のミソは TABA NG TALANGKA と呼ばれます。TABA (タバ)は、 FAT、直訳すると脂肪のこと。
よし、これでパスタを作ろう!
とはいっても、冷蔵庫は、ホントに最悪な状態。野菜もないのだから。
念のために冷凍室をチェック。 ラッキー!茹でた野生のクレソン発見。フレッシュではないのが残念だけど、しょうがありません(フレッシュの野生クレソンはあの苦味がたまりません)。TABA NG TALANGKA やALIGUE はそれだけでは結構ヘビーなので、酸味や野菜がほしいところ。クレソンのほかに、本当は生のトマトの角切りでも最後に加えたいのですが、なかったのでオリーブオイルに漬けたドライトマトを使うことにしました。
フレンチドレッシングも少々、隠し味にして。
■完成品です。

使用したもの:
・TABA NG TALANGKA (タランカのミソ)
・乾燥スパゲティ
・冷凍してあったエビ
・冷凍してあった茹でクレソン
・冷凍してあったトビコ(トッピング用)
・オリーブオイル漬けドライトマト
・タカのツメ(唐辛子)
・オリーブオイル、バター、
・塩、コショー、ガーリックパウダー、
・フレンチドレッシング、白ワイン
作り方? 作るたびに材料が違うので、ついついいつも適当・・・・・(そのときにある材料で作るので)。
興味のある方は、上記材料を「適当に」使って作ってみてください。
あるものを使って新しい料理を作る、これこそ料理の醍醐味です。
常日頃、『料理はパズルみたいでオモシロイ』、と楽しんでおります。