December 02, 2005

◇フィリピンのファブリック 〔1〕 (ピーニャ)

 さっき、たまたま観ていたTV番組、「中居正広の金曜日のスマたちへ 」(TBS) で、「フィリピン」という言葉を耳にしました。 (金曜日のこの時間、TVを観る事は珍しいのですが。)
ゲストは、世界的衣装デザイナーのワダエミさん。 黒沢明監督の“乱”でアカデミー賞を受賞されたことで有名。またご主人が元NHKの和田勉さんであることでも知られていますね。 

ワダエミさんが衣装デザイナーになられたきっかけから、現在のご活躍に至るまでをVTR で紹介されていました。
一旦カメラがスタジオに戻った時、レギュラー陣も映画に使われたような色とりどりの衣装を身に着けていました。それらはすべてイメージにあうよう一から色を染めものだそうです。中居君が着ていた黒の衣装も、有り物の布ではなく、ワダエミさんの思うところの「黒」に染めたものでした。

その中で、飯島愛ちゃんが着ていたオレンジの衣装を指差したワダさんが、「これはパイナップルからできているフィリピンの布で、元は生成りのものをオレンジに染めました、刺繍はハンドメイドです」みたいなことを紹介されました。
これこそ、フィリピンが世界に誇れるファブリックの女王、PIÑA (ピーニャ)です。
ワダさんにも認められたPIÑA 、これを公表せずにはいられません。まったく喜ばしいことです。(日ごろは、ネガティブなニュースしか報道されないフィリピンですから)

pina

このブログ、「ハラナの屋根裏部屋」の表サイトである、フィリピングッズのショップフィリピニアナ・セレクトショップ・ハラナ」をはじめようとしたきっかけは、まさしくPIÑA をはじめとする、フィリピンの布に長い間、興味と憧れを抱いていたことからでした。

ショップのホームページはほぼ完成に近づきながら、もう数ヶ月も本オープンできずにいます、というのはどうしてうまくできないページがあるのです。 それが、PIÑAを掲載したページです。
ショップをはじめるきっかけとなったPIÑAが、一番難しいページになろうとは、考えもおよびませんでした。思い入れがあるがゆえに、反対に手がつけにくくなってしまいました。
それでも丁度数日前に、やっと●○● PIÑAについて ●○●というスペースをとったページをアップすることができました。まだまだ、情報不足のページで、徐々に手直しをしていくつもりですが、来週からショップオープン決定です。

PIÑAについては、また別の機会にじっくりと記事にしたいと思っています。
奥が深すぎて、まだまだ書けません。

参考文献だけでも: (例によって、Amazon.com の在庫からは買えません)

 
BOOK PINA ■ Piña
LOURDES R. MONTINOLA (ISBN:9718551050)
1991年発行
私の大大大宝物的 蔵書。 
アメリカの Amazon.com からは検索でヒットしますが、マーケット・プレイスから(外部業者から)の購入となります。






BOOK DYE■ Katutubong kulay
COCA-COLA FOUNDATION PHILIPPINES, INC. MANILA (ISBN: 9719200618)
英語のタイトルは、 THE REVIVAL OF PHILIPPINE NATURAL DYE
「フィリピンの自然染め復活」
こちらも、アメリカの Amazon.com からは検索でヒットしますが、マーケット・プレイスから(外部業者から)の購入となります。





* * * * *

《 追記 2008.12.11 - お知らせ 》

★只今フィリピンの正装、Barong Tagalog (バロン・タガログ) 販売中!

 → → → ショップ 内、こちら のページです。

 (数に限りがあります。 予めご了承ください。)


  

December 01, 2005

◇フィリピンのイカ (PUSIT =プシット)

 ここ数日の外食続き、食糧の買出しもしていなくて、さて何を食べようかとキッチン中を物色。
『フィリピン製イカの缶詰発見!』 かつての統治国スペインの名残ともいえようか、"CARAMARE EN SU TINTA"(直訳すると、「イカの墨に入ったイカ」)。
PUSIT3
温めて、それこそスペイン料理のイカの墨煮のままワインで一杯、またはイカ墨パスタにしようか、と考えながら缶を開けたところ・・・、

残念、思ったほど墨は濃くはなかったので、予定変更。

そこで思いついたのが、イカご飯、もちろん「濃くはない漬け汁(墨)」も使って。

使用したもの:
・缶詰のイカ
・缶詰の濃くはない漬け汁(墨)
・冷凍してあった、剣イカのゲソ(缶詰だけではたよりないので)
・冷凍してあった、豆ご飯
・冷凍してあった、パセリのみじん切り
・ガーリックがなかったので、ガーリックパウダー
・マギー液状コンソメ(写真は11月20日の記事中にちらりと)
・バター、白ワイン、塩、ブラックペッパー

PUSIT4いい色目に仕上がりました。
作りながら頭をよぎったのが、まだフィリピンに行き始めた遠い昔、連れて行ってもらったスペインレストランの ADOBO RICE (アドボご飯)。スペインレストランといえど、お国柄、国民的料理アドボをアレンジしたご飯がありました。 今も「あれはどこのレストランだったのだろう、今でもあるのだろうか?」と時々思い起こします。MAKATI のどこかであったのは確かなのですが。
その時のアドボライスがこのようなスペインのテラコッタの器に盛り付けられていたのです。

■フィリピンには、イカの缶詰だって、いくつも種類があります。
PUSIT2
写真の下左は、BOPIZ(ボピス)風。
BOPIZ = 本来は、ポークの内臓(特に肺)を細かく切って、シリ(唐辛子)で味付けたスパイシーな料理。

それから、写真下右は、SISIG(シシグ)風。 
SISIG = 本来は、マリネードした(漬け汁に漬けた)ポークの頬肉を炭焼きし、細かく切って炒めたもの。アツアツの鉄板に乗せてでてきます。

あとは、すべて墨入り漬け汁にはいったもの。



■この際です、お気に入りのイカ製品をご紹介しましょう。
PUSIT5 
《DRIED PUSIT BU-O》
ホタルイカのような小さいイカの干物です。
何がお気に入りかというと、なんと墨入りのまま干してあるのです。これは美味じゃ!!!
SM (シューマート)のスーパーマーケットで売っています。約¥80-90

これは真空パック入りですが、フィリピン仲間の MR. N は、いつもセブに行くと、市場のはかり売りのものを買ってきてくれます。


■フィリピン料理レストランでは:
PUSIT1 PUSIT6
 《左》イカバーベキュー   《右》イカ墨ご飯

■スペイン料理レストラン(在マニラ)では:
PUSIT7 PUSIT8
 《左》これこそ CARAMARE EN SU TINTA(イカの墨煮)
 《右》ARROZ NEGRO (イカ墨のパエリャ)

○●○ お・ま・け・ ○●○ 
      ↓  続きを読む

November 29, 2005

◇Amazon.com では買えないフィリピンの本 〔2〕

 わたくし、本日少々二日酔い気味。思考能力が低下しており、集中力もありません。 
ということで、「苦しい時の本だのみ」。《◇Amazon.com では買えないフィリピンの本》−第2弾です。(第一弾はこちら
かといって、いい加減な本の紹介では決してありません。私にはとても大事なコレクションの中の1冊です。

◎建築に興味のある方は、必見!

BOOK A.HOUSE


Philippine Ancestral House (1810-1930) - Philippine Book 

古きよき時代の建築物が、その細部にまでわたり詳しく紹介されています。
ページはベージュ地にセピア色の写真とイラスト、”ノスタルジー”を感じます。


「Amazon では買えない」といっても、日本のAmazon の検索でヒットしないだけで、実はアメリカの Amazon ではヒットします。(上のタイトルから、Amazon アメリカにリンクします) ただし、Amazon 自体の在庫ではなく、《マーケット・プレイス》(外部業者)からの販売となります。(アメリカの取扱い業者ですので、アメリカからの発送となります。)

各章のタイトルページもお洒落。単なるお堅い建築の本ではありません。
編集者(著者でなく、編集者です。)の名を見てびっくり!

詳しい内容については、こちら →  続きを読む

November 27, 2005

◇フィリピンの大統領

 本日のタイトルは一見堅そうですが、昨日も書いたように、政治には全くうとい私です。よって政治的事実からはまったくかけはなれた、別の角度からみた大統領のお話です、アシカラズ。
           ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 数日前にTVでフィリピンについての報道がありました。 
新100ペソ紙幣に、GLORIA MACAPAGAL ARROYO (グロリア・マカパガル・アロヨ)現大統領の名前が誤ったスペルで印刷されたものがあり、既に流通しているとか。
わざわざ、ヨーロッパの某国に依頼して印刷したそうですが。

物好きな私は、早速インターネットで詳細を調べてみました。
100ペソ紙幣の表、第5代大統領 MANUEL ROXAS の肖像の右、SANDAANG PISO (100ペソ)の文字の上に大統領の署名があります。 その署名の下に名前が活字体で印刷されているのですが、ARROYO ではなく、 ARROVO とミスプリントされていたそうです。

本当に物好きな私は、今フィリピン用財布の中をチェックしたところです。残念ながら(いや、ラッキーにも)、5枚ある100ペソ紙幣はすべて正しいスペルが印刷されたものでした。

当のご本人、アロヨ大統領の心中はいかに?  気の強いフィリピーナのこと、大統領もあの小柄なお身体で、怒りを表されているのでしょうか? あるいは、良家の出らしくさらっと流されたのか?
《第14代フィリピン大統領、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領は、クリントン前アメリカ合衆国大統領のご学友だそうです。そしてお父上は第9代フィリピン大統領、DIOSDADO MACAPAGAL (ディオスダード・マカパガル)。》
100ペソ紙幣をチェックしていて、気がつきました。 200ペソ紙幣の肖像画は、第9代ディオスダード・マカパガル大統領のものでした。当然ここにも娘であり、現大統領の署名と名前が印刷されています。

             ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

大統領といえば、前エストラーダ大統領にはジョークや、よからぬ噂がつきものでした。 だいたいフィリピンという国は(私にとってですが)面白い国で、「何でもありぃ??? 笑うしかないな」と思う事しばしばです。
ERAP (エラップ)の愛称で親しまれた(?)第13代 JOSEPH ESTRADA (ジョセフ・エストラーダ)大統領は、元映画のアクションスター。
1998年の大統領選で大勝利を収めながら3年後に違法賭博の収賄疑惑で解任され、挙句のはてに特別横領罪等で刑務所入り。
ここで面白いのが、フィリピン。なんと、逮捕された前エストラーダ大統領を現アロヨ大統領が訪問し、刑務所内で2人がカメラを前に握手をしている。そのシーンをTV や新聞で見た私は、「出た、何でもありのフィリピン!」とまた笑ってしまったのでした。

何故 ERAP が政界入りしたのか、よく知りませんが、大統領になるずっと以前から彼に関するジョークは、フィリピン人の間では当たり前。お酒の席では、彼に関するジョークで盛り上がっていた事を覚えています。

大統領になってからも、そのジョークは止むことはなく、どちらかといえばエスカレートする一方。 なんと”JOKE NI ERAP (ジョーク・二・エラップ =「エラップのジョーク」)”という本まで出版されてしまいました。

BOOK ERAP 
JOKE NI ERAP (ISBN: 971 8686 25 8)
- PHILIPPINE CENTER FOR INVESTIGATIVE JOURNALISM

ジョークはほぼ、ERAP のIQに関連することばかり。(特に英語が不得意であること)
「いくらなんでも現大統領よぉ、いいの???」と当時は思ったものですが、読んでいると面白く、笑いがもれてしまいます。

しかし、フィリピンも平和になりました。 こんなこと(大統領の悪口やジョークを口にする)を公にできるようになったのですから。 マルコス時代ならどんな罰が待っていたことやら・・・・。

ERAP のジョークをいくつか抜粋します。 見たい方は、こちらをどうぞ。→  続きを読む

November 26, 2005

◇フィリピンのお酒 〔3〕

 ●明日11月27日(日)、私が住む大阪市は市長選の投票日です。

本日の記事のタイトル《フィリピンのお酒〔3〕》から、『またお酒の話題かよぉ?』と思った方、または『《フィリピンのお酒〔3〕》なのに、何ゆえにいきなり選挙の話?』と思った方もおられるでしょう。

今日は、お酒と選挙にまつわるお話です。
といっても、フィリピンばかりか、我が祖国日本の政治や選挙にも全くうとい私なので、それほどたいした話ではありませんが、念のため。


選挙を明日に控えた今日、もしこれがフィリピンなら《LIQUOR BAN》(リカー・バン)、一切アルコール類の販売は禁止です。
レストランでアルコール類を注文しても、”Sorry Mam/Sir, Liquor ban kasi (ソーリー、マム/またはサー。リカー・バン カシ)” と注文を拒否されます。つまり、「申し訳ございませんが、お客様。本日アルコール類の販売は禁止されております、何分明日は選挙ですから」といったところでしょうか。

そうなんです、フィリピンでは選挙の前日は一切アルコール禁止。「レストランで飲めないのなら、スーパーマーケットで買って飲もう」なんて思っても無駄!
スーパーマーケットのお酒売り場にも《LIQUOR BAN》のサインが貼られ、購入できません。

LIQUOR (アルコール類)のBAN (禁止)。
フィリピンの選挙に関する法律で、「いかなる場所でも、選挙前日のアルコールは販売、または提供されてはならない。この法律は、秩序ある投票の場を保証するために実行されるものである。」というようなことらしいです。

- Omnibus election, Section 261 of the Batas Pambansa blg 881 -
  

November 24, 2005

◇フィリピンのお酒 〔2〕

●  《11月17日の記事、フィリピンのお酒》で紹介した、ココナッツの蒸留酒 《LAMBANOG(ランバノッグ)》 を楽天で見つけました。 手持ちの写真がなかったので、写真付きで紹介できずに残念だった、と思っていたところでした。

(Pure Lambanog Queen)ピュア ランバノグ クイーン 750ml 40度
(Pure Lambanog Queen)ピュア ランバノグ クイーン 750ml 40度


●  同じお店にランバノグ&ココナッツクリームのリキュール「ココロコ」というものまでありました。これは試したことがないなぁ、どんな味なのでしょう?

ピュア ランバノグ & ココナッツ クリーム リキュール『ココロコ』 375ml 17度(Pure ...

ピュア ランバノグ & ココナッツ クリーム リキュール『ココロコ』 375ml 17度(Pure ...



他にも、楽天でフィリピンのお酒が買えますよ。
●おなじみの SAN MIGUEL ビール 
 立派なラベルがついていますが、こちらは輸出仕様と聞いたことがあります。

サンミゲール・ピルスナー 瓶 330ml
サンミゲール・ピルスナー 瓶 330ml


●通常、フィリピンでは、ボトルに直接印刷したものがポピュラーです。
サンミゲル スタイニーボトル 320ml 5度(San Miguel Pale Pilsen)
サンミゲル スタイニーボトル 320ml 5度(San Miguel Pale Pilsen)


●あと、面白いのがカリシャンディ。 写真のブランドは、その名もCALI (カリ)。
 サン・ミゲル【パインが香る不思議な飲みもの】カリ 330ml
サン・ミゲル【パインが香る不思議な飲みもの】カリ 330ml

このカリは、アルコール0.01%以下だそうです。

もう何年も前のことですが、フィリピン人の友人が「シャンディ」という名の飲み物を紹介してくれた際、ジンジャーエールとビールを混ぜたもの、なんていう言い方をしていました。
 男女のグループでピザを食べに行った場合、男性はビールを飲みますが、アルコールに弱い女性は、このシャンディを注文する、とのこと。(でもこれはずいぶん前の習慣じゃない???)
 このことを知り合いのカリスマバーテンダーに話すと、さすがプロ。 それは「シャンディ ガフ」というカクテルのことだ、と教えてくれました。実際に、ジンジャーエールとビールで作るイギリスのカクテルがあるのだそうです。

 現地フィリピンには、《カリ10》 というライトバージョンもあります。  

November 21, 2005

◇フィリピン家庭料理入門

BOOK
この本が出版されてから、もうずいぶん経ってしまった。 
出版が決まったものの、締切りが迫っていて、当時勤務していた会社の社員旅行でハワイへ行く飛行機の中、現地到着後ホテルのベッドの上で、足らないページを必死になって書き足した。 確かハワイ島のホテルから DHLだか、FEDEX だかで書き足した原稿を出版社に送ったはず。
文献さえままならなかったあの頃、インターネットがあれば、あんな生みの苦しみはしなかっただろう、と今つくづく思う。原稿だってEメールで瞬時に送れるのだし。 でもそれも今となっては、笑って言える思い出。



ベストセラーにはほど遠いけれど、日本に存在するフィリピン料理の専門書は今のところ、多分これ一冊なので、結構重宝されているらしい。 −それだけフィリピン料理がマイナーってことなんだけれど。


きょうもこのタイトルでネット検索してみたら、「めざましテレビ」天気予報の皆藤愛子さんのファンサイトなるブログにまでほんの一行だけど、載せていただいているのを見つけ、結構感激したりして・・・。

ところが、いいことばかりでないのが、世の常。 時々あることだけれど、また本の中の写真を無断掲載しているサイトを発見!
一番最初はもう何年も前のこと、フィリピン在住の日本人が運営しているサイトだった。
日本にいる私が必死になって原稿を書き上げ、限られた食材で料理を作って撮影したのに、フィリピンにいる人が(私より容易に写真を入手できるはずの人が)無断で写真を使用するということが許せなかった。
今日発見したのも、フィリピン関連のサイト。 ひとこと言ってくれれば、事がすむのに。 悲しいことです。

■■フィリピン家庭料理入門―おいしくさわやかハロハロクッキング
  

November 20, 2005

◇フィリピンのインスタント食品 〔1〕

 どこの国に行っても、スーパーマーケット巡りは楽しいもの。 私にとっては、海外旅行の目的のひとつです。
たとえミラノに行こうと、一流ブランドショップが立ち並ぶ MONTE NAPOLEONE (モンテナポレオーネ)通りには目もくれず、スーパーマーケットへ足を運びます。

 フィリピンでも、滞在中何度もスーパーマーケットや市場に行って時間を費やしています。 スーパーマーケットには、『ビックリ』がいっぱい。
一見日本と同じようなものも、お国が違えば品変わるもの。お国柄が出ています。
 
KNOR1  例えば、クノールのインスタント固形ブイヨン。 日本ではビーフとチキンくらいしかありませんが、フィリピンではポークもあり、珍しいところでは、《シュリンプ》味があります。多分エビミソも入っているのでしょう、とっても濃厚なブイヨンです。

この傾向は、インスタント麺にも見受けられます。日本では、「塩味」、「醤油味」「味噌」、「とんこつ」等とスープの種類分けをしますが、フィリピンでは、袋麺もカップ麺も「ビーフフレーバー」「チキンフレーバー」「シュリンプフレーバー」というぐあいです。



 ○●○ 余談ですが、かつての支配国、スペインのクノール、
     こちらもお国柄が出ています。      ○●○
KNOR2  ハモンイベリコ(生ハム)の固形ブイヨン
  魚の固形ブイヨン。
  これがあれば、お家で簡単にパエリャや
  Fideua (パスタのパエリャ)ができますね。  

November 17, 2005

◇フィリピンのお酒 〔1〕

 今日は11月の第三木曜日。世間は、ボージョレーヌーボーで大騒ぎ。なんでも今年のブドウの出来ばえは、100年ぶりの高品質だとか。
私は次の日曜日、元フレンチのシェフが主催する、ボージョレーヌーボーパーティなるものに招待されています。ワインは当然のことながら、フードが楽しみ!!

 さて、フィリピンのお酒ですが、自然に恵まれたフィリピンは、各地方にそれぞれ土地にある素材から作ったお酒があります。
フィリピンといえば、ココナッツ。豊富に実るココナッツは、お酒にもなります。
 ●ココナッツを発酵させたお酒は TUBA(トゥバ)
 ○TUBA を蒸留し、寝かせると強いお酒で有名な LAMBANOG(ランバノッグ)

 ●ニッパ椰子のお酒は LAKSOY (ラクソイ)

 ○ドブロクみたいなお米のお酒は TAPUY (タポイ/タプイ)

 ●サトウキビを発酵させた BASI (バシ)

 あと、ジン(GINEBRA) やラム(MANILA RUM) も。

 でも、実際のところ一番消費されるのはビールじゃない? PULUTAN(プルタン=お酒のアテ)をつまみながら、SAN MIGUEL (サンミゲールビール)を何本もグビグビと。瓶のままでもよし、氷入りグラスに注いでもよし。(氷を入れるのは、フィリピンでは常識です。)

 SAN MIGUEL 
結局のところ、実は私はビール党。マニラに着くやいなや、最寄のスーパーマーケットやコンビニにSAN MIGUELの買出しに走ります。ホテルの冷蔵庫は、滞在期間に備えた数種類の SAN MIGUEL (←)のストックでいっぱいになります。 (来客用も含めてです、念のため。)
 
 ★スーパーマーケットで、1缶約50-60円です。(種類によって若干値段が異なります)  

November 16, 2005

◇フィリピンの野菜 〔1〕

 昨夜、フィリピンつながりのお友達、MR.Nと偶然出くわしました。
ラッキーなことに、彼のさげている紙袋の中に SAYOTE が入っていて、ひとついただいちゃいました。

SAYOTE これが フィリピン名 ”SAYOTE (サヨーテ)”
 たしか和名は「ハヤトウリ」です。
 フィリピンでは、スープに入れたり、CHOP SEUY (チョップ・スイ)というフィリピン版八宝菜のような料理の具にも利用されます。


面白いのは、日本ではステーキなどの付け合せに、棒状のギザギザポテトがよく登場しますが、フィリピンではギザギザポテトならぬ、ギザギザサヨーテがついてくることがあります。

「ハヤトウリ」というだけあって、冬瓜のようにクセがなく、かといって冬瓜ほど柔らかくはなく・・・・。
歯ごたえは、ジャガイモをもっとあっさりさせたような・・・・、
梨までいかなくても、似たようなシャリシャリ感もあり・・・・。

早速今夜の中華風スープに使わせていただきました。
明日は、キンピラ・サヨーテにでもしようかと思っています。


 サヨーテは、実だけでなく、SAYOTE TOP (サヨーテ・トップ)、いわゆるツルも食用です。 これがまたおいしいのです、葉は結構肉厚があり、茎の部分も歯ごたえありで。

SAYOTE TOP こちらは、バギオで食べたサヨーテ・トップのサラダ。
 左は宿泊したホテルのレストランのオリジナル。ジャパニース風、とのこと。
 でもドレッシングが少々異様かも。 「味噌ドレッシング」というよりは、冷たいお味噌汁をかけたよう。まして、お豆腐がのっているので、まさに・・・。

 でも、サヨーテ・トップがあまりにもおいしかったので、翌日はお願いして、ほうれん草サラダ風に、ベーコンビッツを散らせてもらいました。(右写真)


 《バギオにて》
SAYOTE BAGUIO  


 ★日本でも時々、サヨーテを目にすることがあります。
自生しているのでしょうか。ある時は山の斜面にあるガソリンスタンドの壁一面に。
またある時は、時々採れたて野菜を持って車でやってくる、路上の野菜売りのカゴの一角に。(でも他の野菜に比べ、サヨーテはごく少量しかありませんでした。)

 機会があれば、是非お試しを!  

November 14, 2005

◇Amazon.com では買えないフィリピンの本〔1〕

 このブログは、Livedoor Blog PRO なので、アクセス解析がついています。
キーワード検索で、このブログにアクセスされた場合、どういうキーワードで検索されたのかがわかります。

 今日は、「アマゾン なか見検索!」というキーワードで検索された方がおられ、検索結果に、11月5日付け【◇フィリピン関連の洋書も身近に!】の記事があったらしく、ここからアクセスしてこられた記録がありました。

 この「なか見検索!」は本当に便利です。実際、この機能を早くから採用していた本国サイトでは、ずいぶん売り上げがアップしたそうです。


 こういった新しいシステムやアフェリエイト等、次々と販売促進につながる新しいシステムを開発し、また、今や書籍や音楽CDだけでなく、おもちゃや家庭用品まで広範囲にわたる品揃えをしている AMAZON ですが、さすがの AMAZON でも買えないフィリピンの本がたくさんあります。
あまりにもマイナーすぎるのでしょーかねぇ???

 《AMAZON では買えないフィリピンの本》については、既にいくつかご紹介しました。

     〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

 10月18日付 ◇オール・アバウト・フィリピンフード の

BOOK ADOBO ◆ The Adobo Book: ISBN 9712715485
Reynaldo Alejandro、 Nancy Reyes 共著。







BOOK KINILAW ◆KINILAW : ISBN 9715690149
DOREEN G. FERNANDES & EDILBERTO N. ALREGRE 共著。





11月6日付 ◇フィリピンのパームツリー<1> の

BOOK COCONUT  ◆THE COCONUT COOKERY OF BICOL
   (ISBN:9715691501)
   −HONESTO C. GENERAL 著 





     〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

 これらはほんの序の口です。 まだまだ、『衣』、『食』、『住』に関する貴重な本がたくさんありますよ。

 私のマニラでの決まった行動のひとつがブックストアのハシゴ。 マニラを訪れる度に何らかの本を持ち帰ります。
さて、最近のお気に入りはというと、これでっす!!

BOOK MARKET ◆PHILPPINE MARKETS
  (ISBN: 971886511X)
  - CENTRO ESCOLAR UNIVERSITY

280ページ近くある厚さ。
フィリピン各地のマーケットの写真はもとより、フィリピンの習慣、レシピも。  生活必需品が、つまり野菜、果物、魚介類、肉類、花、衣料(ウエディングドレスも!)、ハンディクラフト、・・・と多種多様。見ごたえ十分です、ホントに。



☆《AMAZON では買えないフィリピンの本》はとても一度では紹介しきれないので、
  これから少しずつ、紹介していきます。

《AMAZON では買えないフィリピンの本》について、もうひと言→  続きを読む
Posted by harana at 01:46Comments(0)TrackBack(0)* BOOKS / 本 

November 12, 2005

◇フィリピンの民間療法

 今日、鼻かぜをひいて下をむくこともできない <<かつ爺>>さんより、コメント欄に「マニラで風邪をひいた時現地人の伝統療法は?」という質問をいただきました。 【民間療法としては、ヒーラーのところに駆け込見ます】とお返事しましたが、この件について、もう少し書いてみようと思います。



         ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 一時、フィリピンのインチキ「心霊療法」とか、「心霊手術」とかが世間をにぎわせた事がありました。 指で手術をするとか、病気を治すとか、血まみれになった指を強調したような写真が雑誌に何度も掲載されました。

 この手の事は、全く興味はなかったので、それほど深く考えたことも無かったのですが、フィリピンには現代医学以外に、ヒーラーによる「民間療法」が根づいている、ということをわりと最近知りました。
お騒がせの「心霊療法」や「心霊手術」も、魂や精神を重視したこれらの民間療法から派生しているのでは?と勝手な解釈をするばかりです。


長くなりそうなので、興味のある方は、こちらをどうぞ(→)  続きを読む

November 09, 2005

◇フィリピンの花輪

  いまさら言うのも変ですが、このサイトは <<フィリピン雑貨>> のネットショップ HARANA (ハラナ)の裏サイトです。
(とはいえ、ネットショップはまだ準備中。まもなくオープンする予定ではありますが・・・・。 あともう、少しです。)

 このサイト、”ハラナの屋根裏部屋”は、ショップサイトでは伝えきれないフィリピン情報や、ショップの裏話を公開するために始めました。 が、、、これまでの記事を読み返してみると、ほとんどが 『食』 にまつわることばかり。
こりゃ、マズイかも(!?)

 で、今日は 『食』 から −−−−− はなれることにしました。
それと、『食』 の事となると、結構のめりこんでしまって、ショップの準備がはかどらないのです、実は。

 さてここで(いきなり!)問題です。 
トロピカルフラワーをふんだんに使った、写真の花輪。

flower

それはいったいは何のため?
 
  (1)出産
  (2)入学式
  (3)卒業式
  (4)お店の開店
  (5)結婚式
  (6)お葬式

  答えは(→)  続きを読む

November 07, 2005

◇フィリピンのパームツリー <2>

<<<今日もココ椰子を材料とした、フィリピン・フードのご紹介です。>>>

 マニラ近郊、LAGUNA (ラグーナ)州は、ホットスプリング(温泉)やフィリピンの英雄、JOSE RIZAL (ホセ・リサール)の生誕地として知られています。 そして、ココナッツも!

 「LAGUNA に行くなら」、とみんながお目当てにするのが BUKO PIE (ブコ・パイ)、未熟のココナッツの柔らかい果肉(=ブコ)がたっぷりつまったパイです。

 数あるブコ・パイ屋の中、LOS BANOS に超有名なお店があります。
いつも長い列ができていて、焼きあがったばかりのブコ・パイがすぐに売り切れてしまうのです。
おまけに店の周りは、店に群がるお客を目当てに水牛のチーズ、ケソンプティや、よそのブコ・パイを手にした物売りで、ごったがえしているのだから。

 その日も我々一行は、マニラを出発した直後から、「目的地に着く前にまずこの店のブコ・パイをゲットして」、と意欲満々で LAGUNA に向かったのでした。

その超有名店、その名も"ORIGINAL"。 お店に着いたときには、既に長蛇の列。やっとカウンターにたどりついたら、既に売り切れとのこと、まだ午前中なのに〜。
COCO7 COCO6

 
 COCO3
  泣く泣く、代わりにトロピカル・パイを買って我慢の子となったのです。
「代わり」といっても、トロピカル・パイもすてたものではありません。 トロピカル・パイにもブコはしっかり、入っています。 ブコ・パイがぜーんぶブコなのに比べ、トロピカル・パイはブコとパイナップルのミックスです。



COCO4
  焼きたてなのでアツアツで、「今食べないでどうするの?」というささやきが。
誘惑にかられ、車に戻るやいなや、か弱きトロピカル・パイは我らの餌食とあいなったのでありました。
(手でちぎったので、この始末!おまけに熱くって)



我々一行、これであきらめたわけではありません。 日に何度か焼かれるブコ・パイ。 LAGUNA で一仕事終えたあと、マニラへの帰りに再び挑戦する我らでありました。

  やりました、やっとゲットしました、ORIGINAL のブコ・パイを!
COCO5  今度は、お店の人にお願いして、ちゃーんとナイフで切ってもらいましたよ。
ただ残念なのは、ブコがたっぷり入った切り口の写真を撮るのを忘れてしまったこと。食べる手が先に出てしまい・・・・ (トホホ)


           


            ○●○ おまけ ○●○

 同じLAGUNA 州、SAN PABLO までもう少し足をのばすと、ココナッツプランテーション、VILLA ESCUDERO (ビラ・エスクデーロ)があります。
 ココナッツで財を成した、ESCUDERO ファミリーがココナッツ農園を観光用に一般開放しています。
ユニークな滝つぼでのバイキングランチがここの売り物。ホテルやチャペル、アンティックの博物館まであります。
パームツリーの間をカレッサ(馬車)に乗って、チャペルでセレモニー、っていう<ウェディングプラン> はいかが?

<FOR MORE INFORMATION>
  

November 06, 2005

◇フィリピンのパームツリー <1>

 トロピカルカントリーのシンボル <<パームツリー>> 今日はココ椰子のお話です。

というのは、ブログのネタを探していたら、冷蔵後に先日持ち帰ったココピクルスがあるのを思い出したので。 
フィリピンでピクルスは ACHARA (アチャラ)と呼ばれ、未熟のパパイアのアチャラがポピュラーです。
レストランでバーベキューを注文すると、このアチャラが添えられています。

COCO2  COCO1 でも今日は、椰子のアチャラ
左の写真のように瓶詰めにされた、白く細いのが椰子です。細切りにしたニンジン、パイナップル、そしてレーズンも一緒に甘酸っぱい液に漬けられています。

 Q: さて、写真の白いピクルス、これはココ椰子のどの部分でしょう?
 A: 椰子の実ではありません。椰子の新芽です。

西洋料理では、確か「パルミエ」と呼ばてれたと思います。
フィリピンでは UBOD (ウブッド)と呼ばれています。柔らかいタケノコのような歯ざわりで、甘いタレをかけて食べる、フィリピン風生春巻き LUMPIANG SARIWA (ルンピアン・サリワ)の具として知られています。

この椰子のピクルスは、BICOL (ビコール)地方出身の友人のママが、いつもお土産に持たせてくれます。 ラッキョウのように、カレーライスのお供にケッコウいけます。

BICOL 地方は、ココナッツを使った料理で有名です。フィリピンはタイ料理のように唐辛子を使った辛い料理は少ないのですが、BICOL 地方は例外です。ココナッツのみならず、唐辛子もよく料理に使われます。
この特徴を持つ郷土料理が BICOL EXPRESS (ビコール・エクスプレス)、ポークをココナッツミルクと唐辛子で味付けした、辛ーい一品です。
この料理名の由来は、マニラのTUTUBAN 駅から LAGASPI 間を走っていた同じ名の急行列車からきているとのこと。唐辛子の辛さをエクスプレストレイン(急行列車)に例えたのでしょう。

 ■■ビコール地方の、ココナッツ料理について書かれた本があります。残念ながら、Amazon.com では買えませんが、イラストもかわいいので、ご紹介します。
     BOOK COCONUT

 ◆THE COCONUT COOKERY OF BICOL
   (ISBN:9715691501)
   −HONESTO C. GENERAL 著 




椰子は食品としてだけではなく、生活のあらゆるところで利用価値のある、奥深〜い植物です。トロピカルカントリーだけでなく、日本人も椰子の恩恵にあずかっています。 
詳しくお勉強してみたい、という方にはこんな立派な本がありますよ。(↓)

 
ヤシの実のアジア学

  

November 05, 2005

◇フィリピン関連の洋書も身近に!

 ○●○ とってもいい情報を入手しました。○●○
このブログを始めて、1回目2回目の投稿でご紹介したように、これまでは Amazon.com (アメリカ)のサイトからしか本の中身を検索できませんでしたが、
Amazon.jp (アマゾン日本)のサイトからも同じように、中身が検索できるようになりました。

これまで、アメリカのアマゾンから、"SEARCH INSIDE!"をクリックしていたように、日本のサイトも”なか見検索!”をクリックするだけ。

和書は書店でチェックできますが、洋書はそうはいきません。お値段もそこそこするし、表紙のイメージだけ買うっていうことがなかなかできないですよね。
でも、この機能があれば、そんな心配はご無用! 全ページとはいきませんが、ある程度中身を知った上で購入することができます。

<<注>> すべての本の ”なか見検索”ができるわけではありません。

早速いくつか試してみてください!!

The Food of the Philippines: Authentic Recipes from the Pearl of the Orient (Periplus World Food Series)


Filipino Homestyle Dishes: One of Asia's Least Known But Most Exciting Cuisines Features Delicious Dishes Such as Spicy Garlic Shrimp (Gambas) and Braised Pork with Vegetables ( (Learn to Cook)


Classic Asian Cakes and Desserts (Learn to Cook)


Tropical Living: Contemporary Dream Houses in the Philippines
  

November 04, 2005

◇フィリピンのハンバーガー事情

 ハンバーガーのみならず、ファーストフードの代表選手的存在なのが、ミツバチのマスコットでおなじみの Jollibee (ジョリービー)。 バーガーだけではなく、フライドチキンも人気です。

JOLLYBEE  フィリピンには、マクドナルドもあり結構繁盛していますが、 Jollibee の人気にはかなわないでしょう。
 アイスクリームパーラーから始まったこのお店は、フィリピン全土だけではなく、今や海外(アメリカ、グアム、サイパン、香港、ブルネイ、ベトナム)にまで進出する勢い。

人気の理由のひとつは「値段の安さ」。
基本のバーガー+ポテト+ドリンクのセットで、PP49 (フィリピンペソ=約2.2円)。


 Jollibeeとはまったく異なった戦略でバーガー界を賑わすのが、プレミアムバーガーの進出です。 安さが売りの Jollibee に相反して、こちらはオーダーが入ってからパテを炭焼きするという高級バーガー。 値段が高いにもかかわらず、よく売れています、確かに。

 では、<マニラの3大バーガー店>のご紹介です。

B.BURGER1
 まずは、<< BROTHER'S BURGER >>
  サイズが豊富! 
レギュラーの BORTHER'S BURGER はPP65
DOUBLE BURGER (パテ2枚重ね)PP85
BIG BURGER (おっきいパテ1枚)PP95
   そしてうれしいのが、
BABY BROTHER(スモールサイズ) PP27
トッピングもお好みに合わせて。 
ちなみに私が好きなのはSauteed Mushroom、
それからサイドオーダーのオニオンリング。
レギュラーでPP65 なのですから、Jollibee のセット(PP.49)と比べると、かなりお高いですね。でもそれだけのことはあります、絶対に。

B.BURGER2  B.BURGER3
左はレギュラーサイズ、右はスモールサイズのBABY BOROTHER'S です。




HOTSHOT1  続いて、 << HOTSHOTS >>   
こちらのレギュラーサイズ、 HOTSHOT BURGER はPP70.
私のお気に入り CRYSPY BURGER MELT は、HOTSHOT BURGER にベーコンビッツ、マッシュルーム、チーズが入ってなんと PP90。Jollibeeのセットメニューの約2倍です!!! 
でも、毎回これを注文してしまいます。
MAKATI のGlorietta 2 にもお店があるのですが、この場所に出店するにあたり、この辺りを所有する、かのAYALA 財閥からオファーがあったのだとか。さすがです。

HOTSHOT2  HOTSHOT3  
 写真右のカールしたポテト、スパイシーでクリスピー。オススメです。




WHAM1  最後に、 << WHAM! BURGERS >>  
前途の2店に比べると、店舗数はすくないですが、ここの売りはなんといっても大きさ! デカイ!です。
WHAM! BURGER PP.64
DOUBLE WHAMMY! PP.96




WHAM2  WHAM3  
  再生紙みたいなのに、手書きの商品名。「エッ、大丈夫?」と感じたのは、大きな誤解でした。 とにかくデカイ、そしてこの紙の材質でなくてはソースや肉汁が滴り落ちて耐えられません。ペラペラのペーパーナプキンなど、役に立ちません。


<マニラの3大バーガー店>の主なアウトレットはこちら →  続きを読む

November 03, 2005

◇フィリピンのお茶

 <フィリピンのお茶>というと、今や『バナバ茶』が有名ですよね。
ダイエット効果があり、便秘に効くとかで、近頃大人気のドライマンゴよりずっと以前に話題になりました。
楽天で検索してみると、なんと200件もヒットしました。(以下参照)

■バナバ100%のこんなものやら、
   バナバ茶100%  バナバ茶100%


■正統派っぽいこんなもの、
  ダイエットバナバ茶 5個セット【特別セット価格☆】  ダイエットバナバ茶 5個セット【特別セット価格☆】

  バナバ茶(3袋セット)  バナバ茶(3袋セット)

■原材料の一部にバナバ抽出物なるものを使用した、まさにダイエット食品、
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■そして、コーヒーにまで、
   スーパーダイエット ドッカンハーブコーヒー  スーパーダイエット ドッカンハーブコーヒー


日本人って、何かひとつ話題になると、だれもかれもそれ1点に集中するのは、何故?????

フィリピンのお茶はバナバ茶だけではありません。
ポピュラーなものは、
 SALABAT(サラバット) - ジンジャーティーです。 
  クリスマス前の早朝ミサの後の定番、PUTO BUMBON (プトボンボン)や、
  BIBINGKA(ビビンカ)といったお菓子にはつきものです。
  (このふたつについては、いずれ又)
  喉によいことから、歌手には欠かせない飲み物だとか。

  それから、
 PITO-PITO(ピトピト)- 7種類の薬草からなる、ハーバルティーです。
  PITO(ピト)は、タガログ語で「数字の7」のこと。 

乾燥した薬草そのものを煎じて飲むのがよいのでしょうが、ティーバッグ入りのものが市販されています。
下の写真左がおなじみ「バナバ茶」、右が「ジンジャー入りピトピト」です。(SALABAT と PITO-PITO が同時に味わえるってこと、でしょうか?)

  tea
  ちなみに右の RITA RITZ ブランドの「ジンジャー入りピトピト」の成分をみると、ジンジャー以外の7種類は、
 1.バナバ (Lagerstroemia Speciosa)
 2.グアバ (Psidium Guajava)
 3.マンゴ (Mangifera Indica)
 4.アニスシード(Primpinella anisum)
 5.パンダン(Pandnus Amarylifolius)
 6.ALAGAO (Premna Odorata)
 7.GOTU KOLA (Centella Asoacica)
だそうです。

1.から4.までは言うまでもありません。

5.のパンダンは、香ばしいよい香がするので、お米と一緒に炊いたり、デザートの香りづけにも使われます。(フィリピニアナ・セレクトショップ・ハラナでは、パンダンで作ったバッグを取り扱っています。)

6.は、google で検索すると、「クマツヅラ科」とのこと。検索結果はこちら。写真もあります。

7.は、和名「せり科ツボクサ」というらしいです。

このように、フィリピンには民間療法として使用される、私達が知らないような薬草がいっぱいあります。
マニラのキアポ地区にある、QUIAPO (キアポ)教会付近には、様々な薬草を売る屋台が出ます。(なんと、堕胎用の薬草まであるとか・・・・・)

 


【追記 (2011/2/14) 】 こちらもどうぞ (↓)

 ◇フィリピンのヘルシー・ドリンク (2011/1/26)

 ◇フィリピンのインスタント・ジンジャーティー (2007/12/20)

 ◇フィリピンの BANABA (バナバ) ティー、 再び・・・ (2007/5/18)

 ◇フィリピンの健康茶、”バナバティー” (2007/1/31)

 ◇フィリピンの "フローズン・ティー" (2006/8/21)




  

October 31, 2005

◇フィリピン、マニラのニュースポット

 土曜日に少し触れた、TV番組「知っとこ!」(毎日放送 土曜日午前8時放送)の【世界の朝ごはん・マニラ編】で、街のイケメン君が案内してくれた、最新スポットについて、補足します。

ここは、約1ヶ月ほど前にPASIG にオープンした、なかなか洒落たオープンエアーマーケット。  
TIENDESITAS2

  
写真のような建物が、横にいくつか並び、それぞれの建物には、家具、食品、飲食店、ファッション・雑貨、アンティックとカテゴリーごとにお店がぎっしり並でいます。 建物同士は仕切りがないので、自由に行き来することが可能です。 


 

TIENDESITAS3
  天井は高く開放感があり、体育館か、倉庫のようです。


  





TIENDESITAS4 TIENDESITAS5
食品の建物では、バナナの葉に包んだ水牛のチーズ、色とりどりのライスケーキ、果物、干し魚、お米・・・・・と、フィリピン各地の名産品を売るお店がいっぱいです。



TIENDESITAS6
  歩きつかれたら、次の建物には飲食店が並んでいます。
丁度中央には、テーブルが配置された広いスペースがあり、バンド演奏用のステージもあります。
また、ここにもテーブルを囲むようにいくつもの飲食店が並んでいます。
「知っとこ!」で紹介された【行列のできるエンパナーダ】のお店はここにあります。


TIENDESITAS7  TIENDESITAS8
  ご覧のように、長〜い行列ができておりました。
  お店のおばさんは、バナナの葉の上で必死で生地をのばします。

TIENDESITAS9  TIENDEASITAS10
  ☆(左) 熱々のイロコス・エンパナーダは、並んだかいがありました。
   イロコス地方のロンガニーサ(フィリピン風ソーセージ)が味の決め手です。

  ☆(右)このお店のもうひとつのオススメは、トゥロン(バナナの春巻き)。 
   ゴマがついた皮はとっても”クリスピー!!”


 メリエンダ(食事と食事の間に取る、スナックタイム)が終わったら、隣の建物に。
ハンディクラフトやアンティックのお店が並びます。特にアンティックは、大物も多く、見ごたえ十分。
キリスト教関連のものが多いのは、さすがにお国柄。いかにスペインの影響が大きかったか、痛感します。


 ところで、お店の名前がまだでした。
TIENDESITAS1 『ティエンデシータス(TIENDESITAS) 』といいます。
「小さなお店の集まり」を意味するそうです。


ブラブラしていると、アッという間に半日が過ぎてしまいました。 すべて見回った頃には、既に夜。



  

October 29, 2005

◇フィリピンの海ブドウ

 今朝の 4ch 「知っとこ!」(毎日放送 08:00〜)観ました? (放送圏外の方、ごめんなさい)
今朝の【世界の朝ごはん】のコーナーは、フィリピンでした。
パソコン操作していた手を止め、TV画面の前に陣取って真剣に観てしまいましたが、つっこみを入れる事、数度。(大阪人の悪い癖?!?)

朝ごはんを作る新妻を紹介する前に、毎回「街中にいるイケメンをつかまえて、人気スポットに案内させる」という設定。 でも私の中では、「フィリピンにはポギー(イケメン)が多い、でもホントのポギーは街中にはいない」という定説がある。街中にいるとすれば、ビルの壁にかかったバカデカイCM看板の中。
明らかに欧米系の血を引くであろう「超」美男、美女達は何故か巷には姿を現さない。残念。

今回の、番組がいうところの「イケメン君」が案内した人気スポットは・・・・・、−しまった、先を越されたわ。先週行った、1ヶ月ほど前にできたばかりだというオープンエアーのショッピングセンターのことを近々ブログのネタにしようと思っていた矢先、先に紹介されてしまった。でも場所の名前は言ってなかった。やはり近日中に紹介しよう。

さて、新妻が作る朝ごはんです。本日のメニューは、
 ・ARROZ CALDO(アロス・カルド)−「鶏肉入りお粥」
   
 ・DAING NA BANGUS (ダイン・ナ・バグース)−「開いた魚(バグース)
  を酢やコショーでマリネーしてソテーしたもの」
    
 ・LATO SALAD (ラトサラダ)−「海ブドウのサラダ」
   
  ☆アロス・カルドには、スダチによく似たフィリピンレモン
   「カラマンシー」をしぼります。
   鶏肉を炒めて味をつけるのに「『ナンプラー』を加える」という
   ナレーション。ここで、TVに向かってつっこんでしまう。
   それを言うなら、「魚醤」でしょ?
   −『ナンプラー』はタイ、『ニョクマム』はベトナム、フィリピンでは
   「パティス(PATIS)


  ☆DAING NA BANGUS (ダイン・ナ・バグース)は、読み方が
   間違っている。ここでまたつっこむ。

  ☆最後のLATO(ラト)、これは「海ブドウ」と呼ばれ、最近沖縄産が
   本州に入ってくるので、日本でもポピューラーになってきましたね。
   ビネガー、トマト、玉ねぎの角切り、生姜のみじん切りを混ぜるのが、
   フィリピンでの一般的な食べ方ですが、ポン酢も合います。
   少しおろし生姜を加えると、生臭みが消えます。
   ただ、フィリピンのものは、沖縄物とは種類の違うものもあって、
   これはかなり粒が大きいのです。
   丁度、手に入れたばかりのフィリピン産海ブドウがあるので、
   早速写真を撮りました。ホントは、これが今日のメインイベントです。

  <<注意>> ラトは、絶対に冷蔵庫では保存しないでください!

LATO1




            ○○● おまけ ●○○

LATO2 

フィッシュマーケットのラト売りのおばさん





  LATO3




採れたてのラトとウニ