October 18, 2005

◇オール・アバウト・フィリピンフード

 さて、第2弾も洋書のご紹介です。 今度はフィリピンの食文化。
 これ一冊で、とりあえず、フィリピン料理のアウトラインがわかります。

The Food of the Philippines: Authentic Recipes from the Pearl of the Orient (Periplus World Food Series)

 3つのパートで構成されていて、料理の写真やレシピだけでなく、フィリピンの食文化の背景がよくわかる解説文なども豊富です。(もちろん英語ですが)
 ちなみに、内容はこんなかんじ。↓

 パート1:フード・イン・フィリピン
      <フィリピンフードって何?><郷土料理>
      <フィリピンのお祭り><外食・フィリピンスタイル>

 パート2:クッキング・イン・フィリピン
      <キッチン><料理方法><食材>

 パート3:レシピ
      <基本料理><アペタイザー><スープ><米料理&麺類>
      <シーフード><肉料理><野菜料理><デザート><飲み物>

☆お役立ちヒント: Amazon.com (アメリカ)では、もっと詳しい写真や説明が閲覧できます。 こちらのタイトルからアクセスし、"SEARCH INSIDE!"をクリック→ The Food of the Philippines: Authentic Recipes from the Pearl of the Orient (Periplus World Food Series)

著者の一人、Reynaldo Alejandro はN.Y.で活躍する、有名なフィリピン人の料理人。多数料理関係の本を出しています。
またもう一人の著者、Doreen G. Fernandez。 この人もフィリピン国内では有名な料理コラムニスト、大学教授。彼らは多数の本を出版していますが、Amazon では買えないものもたくさん。(フィリピン国内でさえ、もう入手困難なものもあります。)
では、Amazon で買えない本、その一部をご紹介。こちらをどうぞ。→
《Amazon で買えない本》
BOOK ADOBO ◆ The Adobo Book: ISBN 9712715485
前述の Reynaldo Alejandro とこれまた著名な Nancy Reyes(料理人、フードライター、フードエディター)の共著。この本の出版予定を Nancy 本人から聞いたのはもう何年も前のこと。やっと出版が実現したようです。
 フィリピンの代表的料理と言える、Adobo (アドボ)。それぞれの家庭には、秘伝の味つけがあります。 アドボにまつわるエッセイ、材料の解説、そして様々な人たちのレシピが満載!
表紙には、アドボを料理するための三種の神器、「ガーリック」、「ブラックペッパー」、「ローリエ」が。


BOOK KINILAW ◆KINILAW : ISBN 9715690149
DOREEN G. FERNANDES & EDILBERTO N. ALREGRE 共著、こちらもADOBOに負けず劣らす、代表的フィリピン料理「キニラウ」。これまた、著名コンビ。共著として出版された書籍は多数。
「キニラウ」とは、生ものを酢でしめた料理のこと。シーフード、肉類、野菜、なんでもOK。 フィリピン全土に渡る数々の「キニラウ」が紹介されている。
うれしいのは、イラストが私の好きなフィリピン人アーティスト、Robert Alejandroによるもの。彼のことについては、また別の機会に・・・・・、絶対!



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