January 17, 2006

◇フィリピン料理の検索キーワード

 以前にも書きましたが、当ブログにはアクセス解析がついているので、検索サイトからアクセスしていただいた場合、どんな「キーワード」で検索されたのかわかります。

ですからフィリピンに関わる様々な事柄も検索されているのがわかります。
その中でも、料理に関するキーワードの率は結構高く、まんざらでもないな、とほくそえんでいます。

ここで不思議な現象に気づきました。
検索される「フィリピン料理名」についてです。

「フィリピン料理」の代表選手といえば、《ADOBO(アドボ=肉や野菜を酢、醤油、ガーリック、黒コショウで味付けしたもの)》か《SINIGANG(シニガン=タマリンドで酸味をつけた酸っぱいスープ)》でしょう。
しかし、最も多い検索キーワードは、これら代表的なフィリピン料理をさしおいて、なんと第1位は《SISIG(シシグ)》、次は《BOPIS(ボピス)》。

代表選手の《ADOBO》、《SINIGANG》にいたっては、全く無し!
なんで??? 全く不思議です。(SINIGANG については、このブログで書いたことがなかったかも。 でも ADOBO は絶対にあります。)

SISIG
SISIG》は、80年代にPAMPANGA 地方から流行ったロードサイド・フード。
炭火で焼いたポークの頬肉を細かい角切りにし、レバー、たっぷりのタマネギやニンニクと炒めて味付けし、熱々の鉄板に盛り付けた、ビールのお供にはぴったりの料理。





BOPIS
一方の《BOPIS》も、これまた細かく切った豚の肺がメイン。みじん切りにしたガーリック、タマネギ、トマト、赤ピーマンと炒めますが、味の決め手は 《SILI(シリ=唐辛子)》
フィリピン料理には数少ない「辛い」料理のひつとです。






今、なぜ《SISIG》と《BOPIS》なのでしょう???
何か、話題にでもなっているのでしょうか?
まるで、日本食の検索をするのに「すき焼き」、「天ぷら」を無視して、「たこ焼き」や「焼きそば」をキーワードとしているようなものじゃない?

まぁ、いいっか。いずれにせよマイナーであったとしても、フィリピン料理が注目されているのなら。

もちろん、フィリピン国内ではマイナーな料理ではありませんよ。
こんなもの(↓)も出まわっているくらいですから。



PORK & TUNA SISIG
 ■左:定番《PORK SISIG(ポーク・シシグ》と 右:珍しい《TUNA SISIG(ツナ・シシグ》 −EL PUEBRO (ORTIGAS) の SAN MIG にて
 
 私は《TUNA SISIG》 がお気に入り。 あの味を再現しようと、何度か家でトライしましたが、納得のいく結果には至りませんでした。いったいあのお味の秘訣は何なんでしょう???





CANNED BOPIS & DINUGUAN

 ■家庭では手間のかかる 《BOPIS》 や 《DINUGUAN(ディヌグアン=豚の血で煮た内臓の煮込み)》 も、缶詰があれば便利ですね。





 ■画像はありませんが、冷凍の 《SISIG》 も販売されています。




CANNED BOPIS & SISIG
 ■《◇フィリピンのイカ》で紹介した、イカの缶詰《BOPIS》風《SISIG》風






 ■ もうおなじみ フォトシェアリングサービスのFLICKR にはSISIG》の写真もたくさん投稿されています。


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この記事へのコメント
4
Haranaさん、こんにちわ。
先日レストランでSisigを食べて(Squid..イカのSisigもあるんですね!)この記事を思い出しました。
確かにビールのお供には最高と思います。

さて、その席で、「Sisigをおにぎりに入れたらおいしいと思わない?」という意見が出ました。なるほど、油味噌のような感じかもしれませんね。Haranaさんは試されたことがありますか?
コンビニの新商品になったりしたら、知名度の低いフィリピン料理ももっと知られるようになるかな、とも思います。
Posted by SHIN at January 31, 2006 14:02
SHIN さん、いつもありがとうございます。
SISIG を食べて、この記事を思い出していただけるとは、光栄です。
SISIG をおにぎりに入れるとは、考えつきませんでした。
最近ほんとに、SISIGでのアクセスが多いのですが、世間ではSISIGが話題にでもなっているのでしょうか? ご存知ありませんか?
HALO HALOは某コンビニの夏の定番になっているようですね。SISIGももしや・・・(?)
Posted by harana at February 01, 2006 01:28