March 30, 2006

◇”フィリピン” を語ってほしくない日本人

今回のようなタイトルは、本来の当ブログの主旨から遠くかけ離れたものであり、不本意ではあるのですが、あえてこういうタイトルにします。

ついさっきまでは、大好きな カピスシェルについて書いた昨日の記事◇フィリピンのCAPIZ SHELL(カピス貝)に、めったにコメントをされないという ipi-p さんから多くのコメントもいただき、まだその嬉しさの余韻にひたりながら、次の記事の構想を練っていたのですが、偶然アクセスしたあるブログを見て、一挙に気分を害されてしまいました。 もう、「怒り心頭」プラス「呆れる」というか・・・。

最近、本当に「フィリピン料理」、「フィリピン食材」という言葉や、フィリピン料理名での検索でアクセスされる方が多いのです。
今日も ARROZ CALDO (アロス・カルド)で検索された方がおられ、こちらからは検索結果のページに飛ぶ事ができます。他の方の記事も勉強になるのでよく拝見しています。

BOOK
 このブログを始めてまだ間もない 2005年11月21日、《◇フィリピン家庭料理入門》という記事で写真の無断借用について書きました。 私の著作であるこの本の写真を無断使用している「フィリピン関連」のブログがあるというのは悲しいことだ、という記事でした。

たいていは指摘するか、出所を問い合わせると、素直に無断使用を認められるか、だまって削除されるかなのですが、今回見つけたブロガーはひどい!、呆れます。

「フィリピン料理」「お料理教室」などと題して、ご自分のブログに19件の料理記事を投稿されています。
そのうち、写真付きが11件、テキストだけのもの8件、
写真付き11件のうち、「フィリピン家庭料理入門」から写真を無断使用しているものが8件。

これだけでも、「目が点」状態なのに、驚きはこれからです。

19件のうち、1件の記事に読者からのコメントが投稿されていました。

 読者Lさん:「なんか フィリピン家庭料理入門をマル写しにしたみたいだけど‥‥」

 それに対する、管理人のコメント: 
 「Lさん、このページを見ただけでこの様なレスを残すのは失礼です。
  確かに参考にしていますが 丸写しではありません。
  ちゃんと自分で作って アレンジしてあります。
  入手し難いものもありますから。」

  (ひっ、ひっ、ひらきなおってるぅ〜)

 またもやLさん:「掲載許可を頂いたのですか? 原田さんの写真のようですが? オリジナルは掲載しないのですか? http://harana.livedoor.biz/archives/50184574.html」 
 と私の《◇フィリピン家庭料理入門》の記事の URL まで書いてくださってます。

 で、管理人の反応はどうかというと、全く無し!ということは無視してるって事よね。
 (この場を借りて、「Lさん、ご指摘ありがとうございました」)

 この管理人のプロフィールを見ると、
  「某自動車会社に25年間従事、退職後フィリピンを中心に事業を創める、
   妻はフィリピン人で娘が一人」
 
 テキストは、一文字でも違えばアレンジしてるって言われても仕方ない。
 この際、テキストは許そう、でも写真はどう説明すんのよぉ?
 フィリピン人の妻がいるなら、嫁に料理作ってもらって載せればいいじゃん!

 この人、愛知県在住らしい。で、某自動車会社っていうと、ふぅーん、多分有名な大会社なのでしょう。 そこに25年も勤務していたのなら、分別つくには充分すぎるほどの年齢のはず。
 こんな奴に大きな顔をしてフィリピンを語ってほしくない。!
 同じ日本人として、情けない!



 まだインターネットも無く、文献さえもままならなかった頃、苦労して原稿を書き上げ、料理も作り、やっと完成した一冊。 思い入れがあるだけに、こういう人をみると許せないのです。 つい愚痴ってしまいました・・・・・。
 (あー、言うだけ言ったらスッとした。
  失礼しました。 次回より前向きにブログを続けます。)

 

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この記事へのコメント
私も著作権や肖像権などを扱う仕事をしていますので、お気持ちはよく分かります。
とかくネットはこういうことに鈍感というか、当たり前のように思われている節がありますが、あまりに目に余れば法的手続きも必要かもしれません。

近々、本は購入させて頂きますね。
ちょこちょこROMさせて頂いてます。
頑張ってくださいね。
Posted by gocoo at March 31, 2006 01:35
gocoo さん、アドバイスありがとうございます。
悪質ブログは、天下の楽天を使っていました。
楽天にはこういったケースに備えてか、通報する
メールファームがあったので、送っておきました。
まだ懲りないようなら、手段を考えます。

次回は話題をかえますので、またお立ち寄りくださいませ。

Posted by harana at March 31, 2006 02:32