May 14, 2006
◇フィリピンの 蔓植物 ”NITO(ニト)”

聞きなれない名前かもしれませんが、”ニト”は、フィリピンの森林つる植物。 まだ日本での知名度は低いですね。
ではインドネシアの ”アタ”はどうでしょう? こちらはバッグなどがポピュラーで、アジアン雑貨の中でもかなり高いステータスを保持しています。
(写真上↑:ニトバスケット)
見た目からの判断ですが、”ニト”はおそらく ”アタ”と同じものか同類の植物ではないかと推測します。

ここでも、このようなプレースマットが使われていました。
はたしてこれは”アタ”なのか、”ニト”なのか・・・?
◇◇◇============================================
"NITO" - インターネットでその正体を調べてみると、
Schizaeaceae(フサシダ科)、Lygodium(カニクサ属)とありました。
では、《フサシダ科》とは?
→ 4属180種類ほどからなり、その中でさらに連で分けられることもある。
《カニクサ属》とは?
→ 熱帯から亜熱帯に分布するシダ植物で、日本、中国をはじめ
ニュージーランドにも自生している。約40種類ほどあり、
日本にも1種類自生している。
属名はギリシャ語の曲がりくねった(lygodes)に由来する。
和名の由来はこのつるで、蟹を釣ったことから。
============================================◇◇◇
お勉強はこれくらいにしておいて、アクラン州のニト製品です。

しっかりと編みこまれていて、型崩れもなさそう。
アタとはまた違ったアイテムがたくさんあります。
今後、日本でもどんどん取り入れてほしいものです。

個人的にはとても好きな素材なので、時々フィリピンから持ち帰りますが、当ブログの表サイトであるショップ(フィリピニアナ・セレクトショップ・ハラナ)では、まだ扱っていません。
今後の課題ですね。
追記(2006/05/17): 写真みーつけた