July 05, 2006

◇ VCD で知るフィリピン [4]

BOHOL: (TREASURES OF THE SOUL)

VCD SARILING BOHOL
■ Sa Sariling Lupa (= In One's Own Land)

NCCA(The National Commission For Culture And The Arts) 2,800 ペソ 
7枚組みVCD より: 

「次に紹介するVCD は、CEBU 編」と決めていたのに、先週末、『事情通』の方々が BOHOL (ボホール)のすばらしさについて熱き思いを語り合う場に遭遇してしまい、急遽予定変更。
まだBOHOL に行ったことがない私は、是非是非行ってみたいという衝動にかられ、 VCD BOHOL 編を観賞する、ということになったわけです。

ボホールについての知識は、Chocolate Hills(チョコレート・ヒルズ)とTarsier(ターシャ=ボホール島に生息する、世界最小の原始猿)あとは Loboc (ロボク)川クルーズくらい。

ホテルは? リゾートは? ウキウキしながらVCDを観ていたのですが、一向に登場する気配なし。 出てくるのはマングローブばかり。チョコレート・ヒルズもターシャもほんの一瞬。 じっと我慢していると、例のごとく古そうな教会と、宗教美術のオンパレード。
それはそれで、いいんですけど・・・。

思い出しました。 このVCDのシリーズは、観光地よりも、むしろ文化的、且つ宗教的要素の高いスポットに重点を置いていた、ということを。
これまで紹介した 《◇VCD で知るフィリピン[1] - [3]》そして次回に予定していたCEBU はいくらかの予備知識があったので、興味深い教会ネタに気をとられ、気づかなかっただけなのです。 
ある程度の予備知識があれば、ガイドブックにはないもう一歩踏み込んだフィリピンに触れることができるでしょう。
だけど、まったくの初心者用としては、若干種類の違うものなのかもしれません。

ただ、私にとっては大きな発見がありました。 VCDに登場した BIBINGKA (ビビンカ=バナナの葉を敷いた素焼きの器に生地を流しこんで焼く、ホットケーキのようなお菓子)は、これまで何度もマニラで見たそれとは、大きく異なるものでした。
まず、底も表面もフラットであるのがあたりまえと思っていたのに、ボホールのBIBINGKA は、直径が小さく深さがありカップケーキのようで、表面も蒸しパンのようにボコボコしたものでした。
それよりも、BIBINGKA の特徴のはずの、「上からも熱したチャコールを入れたトレイをフタのようにのせて加熱する」というわけでなく、単なるフタをかぶせているだけでした。 フィリピン全土でポピュラーだと思っていた BIBINGKA のスタイルが、こんなにも違いがあるとは驚きです。
BIBINGKA3←マニラの BIBNGKA (ビビンカ)

左:熱したチャコールで、上からも加熱
右:表面積が広く、フラット



          *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

今回は行ったことがないので、当然掲載するような現地の写真はありません。
しょうがないので、ゴールデンウィークにツアーエキスポのアルバイトに来ていたターシャのコーコー君に再び登場願うことにします。

Tarsier




左:お仕事中 

右:休憩中 



本物のターシャ や BOHOL の写真は、ipi-p さんのところでどうぞ。
ガイドブック以上に多くの写真でボホールが紹介されています。
教会もあります。ホテルもあります。リバークルーズも、お美しいピーナのお姉さんも。
それから、動くターシャも見ることができます。「動くターシャ?」と疑問に感じたら、まずこちら


下調べをするなら
☆ プレミアム・リゾート・アイランド(フィリピン政府観光省日本語サイト)の「ボホールの見どころ

☆ WOW PHILIPPINES (フィリピン政府観光省本国英語サイト)"Explore Philippines : Bohol"



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この記事へのコメント
休憩中のコーコー君は
横溝正史の世界ですね(笑)

ところで、おすすめスポットで
haranaさんのブログで取り上げてた
ティエンデシータス(TIENDESITAS)と
いう所は、フィリピンカントリーっぽい
家具とか売ってはりました?

毎回リビスを通るたびに、行きたいなぁ
と思ってたんです。私はフィリピン家具
が大好きなので。
Posted by icedcoffee775 at July 05, 2006 20:23
IC さん、バイトのコーコー君は、仕事中やけにノリがよかったです。(さすがに中身はピノイだったので)

私が行った時のティエンデシータスは、写真の建物に向かって一番右が家具の売り場でした。フツーのラタンのセットが多かったように記憶しています。それほど洒落たものではありませんでした。
それより、左側のアンティックセクションにそそられるものが多かったです。
木彫りの椅子やベンチ、「最後の晩餐ごっこ」でもするんか、とつっこみたくなるようなバカデカイ一枚板のテーブルとか。
Posted by harana at July 05, 2006 20:50
BIBNGKA!これを見て思い出しました!シンガポールで日本人奥さんがこのようなものを作って食べさせてもらったことがあります。フィリピン人のメイドさんに教えてもらったっていってました。こんな所で今になってどんなものか知ることができて嬉しいです☆フィリピンオリジナルではないので、多少違ったのかもしれませんが、とってもおいしかったです。結構おなかにたまったので、子供のおやつにぴったりなのよと言ってました。
Posted by makitosi at July 08, 2006 14:19
makitoshi さん、こんばんは。
あちらこちらでお見かけはしていたのですが、ご挨拶おくれてすみません。

シンガポールでご覧になったのは、やはり BIBINGKA でしょうね、メイドさんがフィリピーナだったのなら。
本来これは、フィリピンのクリスマスの風物詩なんですよ。
昨年始めたばかりのブログで紹介はしましたが、古い写真をスキャンしたものだし、今年はいつもお邪魔しているフィリピン在住の写真ブロガーさん達が立派なものを紹介してくださるのでは、と期待しています。

フィリピンのことから始めたブログを通して、最近世界中の方々とコミュニケーションしているのが不思議でもあり、楽しくもあります。
今後とも宜しく。そちらにもまたお伺いします。
Posted by harana at July 08, 2006 21:46