December 08, 2009
◇フィリピン産 "おさかな缶詰” をもうひとつ

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前回 に引き続き、ネタはおさかな缶詰。
フィリピンのスーパーマーケットには、庶民的フィリピン料理が缶詰になってズラリと並んでいます。 本国ではありきたりなお料理も、海外では入手しにくい食材を必要とする物もあり、海外生活を送るP国人にとってもこのような調理済食品缶詰はきっと重宝するに違いありません。(日本でも購入可。)
例えば、Laing (ライン) にはタロイモの葉っぱが必要、Bopiz (ボピス) は豚の肺などの内臓、Ginataang Puso ng Sagin (ギナタアン・プソ・ナン・サギン) には、バナナの蕾というように。
さて、おさかなの缶詰については、サーディンやツナを加工したものが数社から多岐にわたって発売されています。 現地のシーフードを扱うレストランに行くと必ずといっていいほどオーダーするお気に入り Tuna Sisig (ツナ・シシグ)も缶詰がありました。
このお料理は自宅で何度かトライしているのですが、出来上がりはレストランのお味とはほど遠いシロモノなので、調理済み缶詰を持ち帰ることにしました。
上の写真ではシーチキンのように見えますが、本来は鉄板(ステーキ皿)の上でジュージューと音をたてながらテーブルに運ばれてきます。

缶詰をアレンジした、"おうち Sisig" です。
別のフライパンでツナを温めている間に、鉄板を火にかけ熱くしておきます。 熱々に熱した鉄板にツナを移し、ついでにライス(冷凍室に眠っていた豆ご飯)も一緒に乗せちゃいました。 トッピングはローストしたガーリック。
最後に Kalamansi (カラマンシー) の果汁を、と言いたいところですが、入手不可なので代わりにスダチを絞ります。 多すぎるほど大量にかける、この工程が "ジュージュー" の秘訣です。 (大量にかけてもカラマンシーは酸味がまろやかなのです)
実は、温める前に味見をしたらお世辞にも「旨い!」とは言えなかったので、というか現地のレストランで食べる Sisig とは全く別物だったので、少々手を加えました。 某ステーキソースで味を整え、最後に風味付けにバターを加えてみました。
嬉しい発見は、プチトマト! 冷蔵庫に残っていたプチトマトを飾りつけのつもりで鉄板に乗せたら適度に加熱され、甘味が引き立って生とはまた違う美味しさ!
そういえば、プチトマトにパン粉をつけて串揚げにすると美味しいんですよ。
それにしても、フィリピンの缶詰も早くプルトップ (full open end 缶というそうです) にならないものでしょうか。 缶切は、すでに無用の長物だと思っていたのに・・・
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この記事へのコメント
555もCMにクリス・アキノを起用して頑張ってますが、
クリスが555なんて下賎なものを食べるわけないじゃんってみんな言ってます
クリスが555なんて下賎なものを食べるわけないじゃんってみんな言ってます
Posted by 招かれ猫 at December 11, 2009 15:01
★招かれ猫 さん、
台風には缶詰が重宝されますが、アキノファミリーは
台風の時は何を食べるのでしょう?
きっとお家は台風にはビクともせず、食品ストックも
充分なのでしょうね。
台風には缶詰が重宝されますが、アキノファミリーは
台風の時は何を食べるのでしょう?
きっとお家は台風にはビクともせず、食品ストックも
充分なのでしょうね。
Posted by harana at December 13, 2009 18:28