May 21, 2012
◇フィリピンのオールドハウス大集合 [ Vol. 7. CALADO (カラド) ]

[ Vol. 6. 通気孔 ] の続きです。
もう飽きた、とお思いの方もおられることでしょうが、まだパーツの話題は続きます。(^ ^;
今回は 「CALADO (カラド)= 透かし模様」 がテーマ。 CALADO は、P国のナショナル・コスチュームである "Barong Tagalog (バロン・タガログ)" やウエディングガウンにほどこされる伝統的な刺繍の技法として知られています。 布の縦糸や横糸を部分的に抜き取り、残った織り糸をかがったり束ねたりすることで透かし模様を表現するのですが、どうやら刺繍だけでなく、建築に使用される透かし模様の装飾も同じように CALADO と呼ばれているようです。
(刺繍の CALADO に関する投稿はこちら → ★)
Las Casas Filipinas de Acuzar は、 この CALADO でも楽しませてくれました。

例えば、この正面の建物や右手前のテラス。

Casa Bizantina
扉の上の明かり採り兼通気孔、二階窓の上にも透かし模様。

Vol.2 に登場したCasa Mexico の二階入口に続くテラス
* * *
ここからは、欄間シリーズ、ついでに天井の装飾も。




部屋と部屋の間の壁には欄間が多く見られます。 通気性を考えた、暑い国ならではの工夫が感じ取れます。
こんな所にまで!?

ストリート・フードの屋台!?
多分、特別に作ったものでしょうね。

あそこ で見たのと同じような透かし模様付きの日よけ。
オールドハウスは、パーツに焦点をおいて見学するのもまた楽しいものです。
パーツにばかり気を取られ過ぎて、どれがどの家のパーツだかよくわからなくなってしまいましたが・・・ (^ ^;
・・・ 続く ・・・
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