August 10, 2012
◇フィリピンのエッセンス香る英国人シェフの創作料理

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”フィリピンのプロビンス、Batangas (バタンガス)までランチに” の続きです。
自家栽培のオーガニック野菜を使ったお料理を提供する Terrazas de Barako は、予約制レストラン。 お料理も予約時にオーダーしておくシステムなので、当日調理されるのはお料理に応じて摘んだばかりの新鮮な野菜達。
シェフはロイヤルファミリーにも仕えていた経験を持つ英国人女性。 クルーズ客船でのシェフを勤めたり、アジアにご自分のお店をオープンしたり、と海外での生活が長く、食に対して国際的な感覚を身につけた彼女のお料理は、国籍にとらわれないインターナショナルな創作料理。 ここではフィリピンならではの食材や調理法も、一皿一皿に上手く取り入れられています。
3品コース 1,000 ペソ、 4品コースが 1,500 ペソ。 お料理は、”ベジタリアン・メニュー”、”2012 サマー・メニュー" からコースに合わせて一品ずつチョイス。
P-チャンの提案で、4品コース (アペタイザー、サラダ、メイン、デザート) を、3人だったのでそれぞれ3種類の違ったお料理をオーダーすることにしました。
テーブルにつくと、まずパンが運ばれてきました。

《 Freshly baked home made bread with Malunggay butter 》
ホームメードのパンは3種類、その内の一つが、何かカリカリしたものが表面についていて特に美味しかったのですが、食べるのに夢中でその ”カリカリ” の正体を聞き忘れました。
バターはヘルシーな Malunggay (マルンガイ=モリンガ) 入り。 普通のバターなら罪深い気がして量は控え目にしがちですが、これならたっぷりぬっても言い訳ができそう。 当ブログにも度々登場している "マルンガイ" は、別名ミラクルツリー。 フィリピンではヘルシーな植物の代表格です。
* * * Drink * * *

《 Minted Calamansi Juice 》
食事中のドリンクは、”ミント入り Calamansi (カラマンシー=フィリピンレモン)ジュース” または ココナッツ・ウォーター ”Buko (ブコ) ジュース” が、
食後は、バタンガス名物 ”Barako (バラコ) コーヒー” または ”タラゴンのハーブティー” がチョイスできます。
* * * Appetizer * * *

《 Batangas Veggie Bruschetta 》
トーストしたホームメードのパンに、自家栽培の野菜とペコリーノチーズを散りばめたブルスケッタ。

《 Refreshing San Benito Tomato Soup 》
爽やかな、採りたてトマトのスープ

《 Moringa Creamed Pateros Balut 》
「ピントが合ってないぞー」 とお叱りを受ける前にお断りしておきます。(笑) 決して言い訳ではなく、意図的にピントをはずしたんです!(キッパリ) 何故なら、被写体となる食材が苦手なものですから・・・ (^_^; → ★
じゃ、撮らなきゃいいんですけどね、でも記録として残しておきたかったので・・・
で、どんなお料理かというと、ベーコンと バロット(→ ★) のソテー。 サツマイモチップが敷いてあり、マルンガイ入りのマッシュルームソースでいただきます。
三人とも別々のお料理を注文したのですが、基本的にそれぞれのお料理はみんなでお味見することにしていました。 が、こればかりは無理。 注文した本人は、残りの二人に 「食べろ食べろ 」と勧めるのですが、誰も手を出そうとしません。(笑) 当の本人さえも片目をつぶってイヤイヤ食べてました。 よりによってこれを注文しなくても、他にもチョイスできたのに。(笑)
* * * Salad * * *

《 Salad Greens with Guimaras Mango Dressing 》
たっぷりの野菜に、マンゴ&バターミルクドレッシングをかけて。

《 Batangas Tinapa Souffle 》
葉菜のベッドに Tinapa (ティナパ=燻製塩魚) のスフレをトッピング。 ビネグレット・ドレッシングで。
* * * Main Entree * * *

《 San Benito Grilled Chicken with Wild Rice 》
グリルしたチキン胸肉に、Longganisa (ロンガニーサ=フィリピンソーセージ)、アボカド、トマト、チーズを重ねて更に(多分オーブンで?)焼いたもの。 具の層が厚くてチキンが見えないくらい。 ワイルドライスとベジタブル・ケバブ添え。

《 Bukidnon Guava with Philippine Mushrooms and Olives 》
茸とオリーブを詰めて焼いたグァバ。 その下に敷いてあるのはレンズ豆、ガーリック、カボチャ。 野菜だけなのにボリュームのある一品。

《 San Benito Eggplant and Pinto Patty 》
茄子とうずら豆のパテはプラムソースで。 Camote (カモテ=サツマイモ)フライとブロッコリー添え。
* * * Dessert * * *

《 Hot Chocoloate Fudge with Chilli Ice Cream 》
ホットチョコファッジ&アイスクリームは、一番の人気デザートだとか。

《 Ube Mousse with Langka Sauce 》
Ube (ウベ=紅芋)ムース、Langka (ランカ=ジャックフルーツ)ソースで。

《 Grilled Banana Malunggay Crepes with Deep Forest Organic Honey 》
グリルしたバナナのクレープ、生地はマルンガイ入り。 森の オーガニックハニーをかけて。

《 英国人シェフ、Teresa Lobb 》
シェフからロイヤルファミリーに仕えていた頃のお話を伺っていて、多くの英国民がそうであるように、彼女も大の故ダイアナ妃ファンだということが伝わってきました。 日本では公になっているのかいないのか、シェフからお聞きしたダイアナ妃xチャールズ皇太子婚礼時のある情報には、P-ちゃん達も私ももうビックリ。 お料理だけでなく、シェフとの食後のおしゃべりもとても楽しく、Batangas までランチしに行った甲斐がありました。
シェフ、そしてスタッフのみなさん、ご馳走様でした♪

カートで Hacienda 内を案内してくれるサービス付きです。 野菜栽培だけでなく、道端にはマンゴの実がなっていたり、ヤギや馬も飼育されていたり、確かダチョウもいたんじゃなかったかな。 住居用として分譲している土地もあり・・・、何しろ広大。 都会の生活に疲れたら、週末だけでも自然に囲まれたこういう土地で暮らしてみるのもいいかもしれません。
■ Terrazas de Barako (Facebook)
Hacienda San Benito, 4217 Lipa City
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この記事へのコメント
こんにちは.
フィリピン料理とイギリス料理の融合ですか.
私はイギリス行ったことないのですが,イギリス料理を周囲の人に聞いてみると賛否両論,様々です ^^;
でも写真見る限りはおいしそうですね〜.ピントの合っていないパロちゃんを除けば…(笑)
フィリピン料理とイギリス料理の融合ですか.
私はイギリス行ったことないのですが,イギリス料理を周囲の人に聞いてみると賛否両論,様々です ^^;
でも写真見る限りはおいしそうですね〜.ピントの合っていないパロちゃんを除けば…(笑)
Posted by cattle at August 10, 2012 17:48
★ cattle さん、
外国でも中華料理ならまず問題ない、と聞いたことがありますが、ロンドン近郊で食べたそれは、「?????」 でした。(>_<)
幸か不幸か、このレストランでは英国のエッセンスの香りは感じられませんでした (^ ^;
P国料理を取り入れてくれているのは嬉しいですが、できればバロちゃんは避けてほしいです。
外国でも中華料理ならまず問題ない、と聞いたことがありますが、ロンドン近郊で食べたそれは、「?????」 でした。(>_<)
幸か不幸か、このレストランでは英国のエッセンスの香りは感じられませんでした (^ ^;
P国料理を取り入れてくれているのは嬉しいですが、できればバロちゃんは避けてほしいです。
Posted by harana at August 11, 2012 12:30