November 14, 2012

◇有名料理家が開いた フィリピン料理レストラン


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先日 も書いたように、今回のマニラ滞在は初日と最終日に一泊ずつだけ。 となると、友人P−ナ達と会える時間も限られてしまうので、到着した初日は大忙し。 Parañaque のP−ナと Conti's でメリエンダを堪能した後、急いでホテルに移動しチェックイン。 その後、最寄りの SM のスーパーマーケットで持ち帰り用食品の下見。 最終日にまとめて買うためです。 
そうこうしているうちに、もう別のP−ナ達との約束の時間。 迎えの車に乗り込み、ディナーの場所 Q.C. (ケソン・シティー) へ。 



この日のディナーは Katipunan の Wooden Spoon にて


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アハッ、店名のネオンサインが切れてる (^ ^;



TVのお料理番組でもおなじみ、料理家 Sanday Daza 氏が今年オープンしたお店です。 (彼のお母様はP国料理界では超有名な Nora Daza さん、フィリピン料理レシピ本の著者として草分け的存在です。)
店名 Wooden Spoon の由来は、彼が料理番組で使っている木のスプーンからだとか。 

Sandy さんとは、別のPーナを通じて あそこ でも偶然お会いしたことがありますが、この夜ディナーの約束をしていたPノイの友人だったそうで、この時初めてそれを知らされました。 Pノイ情報によれば、今夜は Sandy もお店にくるらしいとのこと。 ♪楽しみ♪ 





先に着いたP−ナが、アペタイザーをつまみながら待っていました。

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《 Lumpiang Sotanghon (PHP95.-) 》

お見苦しい画像ですが、ご容赦ください m(_ _)m  
テーブルにつくなりこれを目にし、でもまだカメラがバッグに入ったままで、てっとり早く ipod で撮ったらこの有り様です (^ ^;

スイート・チリソースでいただく春雨入りの揚げ春巻き。 なんてことはないお料理に見えますが、残っていた一切れをいただくと、「ん? これは? もしや (^ ^) ♪♪♪」 これをきっかけに、とんでもなく食欲に火が点いてしまったのでした。


先に来ていたP−ナと話に夢中になっていたので、オーダーはあとのP−ナとPノイにおまかせ。 さて、どんなお料理が出てくるのでしょうか?




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《 Wansoy Shrimp Nuggets (PHP145.-) 》

Wansoy (コリアンダー) 風味のエビナゲット。 2種類のソースで。
コリアンダー=タイ料理でおなじみパクチー (>_<) 実はこれ苦手なんですが、P国版は味が違うのかも?  それとも調理法のせいなのか?  ナゲットの中にも、ソース (手前) にも Wansoy が入っているのに、ぜーんぜん気にならずフツーに食べられる! (タイでは、スープに少しでも入っていたら、たとえそれを取り出した後でも、パクチー味が残って絶対に食べられないのに)

Wansoy ソースはここで販売もしているそうですが、人気があるらしく、この日はもう売り切れで残っていませんでした。





この後も、お料理がどんどん運ばれてきて・・・。 


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《 Laing 》

Laing (ライン) はふつう、ポークと Gabi (タロイモ) の葉をココナッツミルクで味付けしますが、Sigarilyas (シガリリヤス=四角豆) の Laing は珍しい。 この料理はメニューには載っていなくて、正式名はこれで正しいかどうかわかりません。 P−ナに料理名を聞いたら Sigarilyas Laing といったので、もしかしたら "Laing ng Sigarilyas" とでもいうのかもしれません。
Sigarilyas のシャキっとした食感が残っていて、Gabi の葉とは全く別物の Laing、トッピングのカリカリ物体 (正体不明) もいいし、これはこれでかなり 「有り」 です。






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《 Fiesta Rice (PHP145.-) 》

チャイニーズ・ソーセージ、Salted Egg (塩漬けタマゴ)、Tinapa (燻製塩魚) など、まるでフィエスタ (お祭り) のように豪華でにぎやかな具材がトッピングされたフライドライス。  トマトまでトッピングされている!






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《 Shrimp Pampango (PHP225.-) 》

右奥のソースは Taba ng Talangka (カニミソ) 風味、だから 「Pampango (パンパンガ風)」なのかも。  頭も、殻も、シッポもすべていただけます。






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《 Dinakdak na Lechon (PHP225.-) 》

P−ナに 「ウェットな Sisig 風か、ドライの Sisig 風か、どっちがいい?」 と聞かれ、「何のこっちゃっ?」 と思いながらも、「じゃ、ドライで」 と答えたら出てきたのがこれ。 
もともとイロコス地方の郷土料理に "Dinakdakan" というのがあって、柔らかくなるまで煮たポークの頬肉や耳を細かく切って、ミジン切りにした生の玉ねぎ、唐辛子と合わせて酸味で味付けした、いわば イロコス版ウェットタイプの Sisig みたいなお料理なのですが、”お肉の部分を Lechon Kawali (豚バラカリカリ揚げ) にしちゃった” バージョンみたいなのがこの一品です。  P−ナが 「ドライのシシグ風」 と言った意味がわかりました。 お肉の切り方は Sisig よりかなり大きめで食べごたえがありますが、思ったよりオイリーでないから不思議です。
で、「ウェットな Sisig 風」 の方は "Dinakdakan" としてメニューに載っています。






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《 Crispy Buntot 》

おー、久々にお目にかかる 「マグロのシッポのカリカリ揚げ」 ではないですか。 でも、これもメニューに載ってない! (なので、正式名は不明です) いったい彼女たち、メニューにないものばかりどうやってオーダーしたのやら??? 
ピノイサラダ (玉ねぎ、トマト、未熟マンゴ、塩タマゴ) も添えられています。

さて、この料理と格闘していると、オーナー Sandy 登場。 Pノイが紹介してくれた後、「実は以前にもお会いしているんですよ」、「どこで?」 で、この (↑) 料理を指さして(店名がすぐに出てこなかったので)、「これが有名だったお店です」 と言うと、「あー、XX ね」 と Sandy。  さすが、料理を示すだけで言い当てるとは。  これがウリだった例のお店は、Makati に移転した後閉めちゃったので、もう食べられないのかと残念に思っていましたが、これからは食べたくなったらここに来ればいいんだ (^_^)/ 

この後、Sandy とPノイがプライベートな話を始めたので、残ったわれわれはレディーストークに花を咲かせました。





レディーストークには、デザートが欠かせません (^ ^;

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《 Reyna Blanca (PHP65.-) 》

「白い (Blanca) 女王 (Reyna) 」 ね。 Maja Blanca (コーン・プディング) をアレンジしたものみたい。 メニューには、「ココナッツカスタード」 と説明書きがありました。   
さすがにもう入らんわ。 隣のP−ナの皿から一口だけお味見。 トッピングの Pinipig (はじけ米) が香ばしい。 甘さもおさえてあるし。 でもメリエンダで Mango Bravo 一皿いっちゃったし、もう本日打ち止め!






デザートのかわりに、こちらをいただきました

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《 San Miguel Premium (PHP75.-) / San Miguel Lemon (PHP55.-) 》

右はレモン・フレーバーのビール。 ビールというより Cali シャンディ みたいなものです。 アップル・フレーバーもあります。 P−ナに勧められてオーダーしたけど、やっぱり私は左( Premium )派です。



* * *


こうしてオーダーしたお料理の写真を並べてみると、ほとんど揚げ物だった!!  なのに、それほどオイリーなものを食べたという実感がなかったのは何故???  
 エビナゲットに添えられていた、コリアンダー入りの爽やかなソース、
 フライドライスにはトマトのトッピング、
 野菜のシャキシャキ感を残したココナッツソース炒め (Laing)
 酸味で味付けした ポークのカリカリ揚げ (Dinakdak na Lechon)、
 マグロのシッポのカリカリ揚げにはお醤油系のソースと付け合せのサラダ、

意図的にオイリーさを感じさせない工夫がしてあったのでしょうか? それとも単なる偶然なのか?
これだけ揚げ物ばかり食べると、途中で嫌になってくるはずなのに、あまりにも食が進んでいるのを見て、P−チャン達に 「どうしたの、今日は? いつもよりよく食べるね?  機内食は食べなかったの?」 と言われてしまうほど。  メリエンダに Mango Bravo 一皿完食したとは隠し、「そう、機内食がイマイチだったので、ほとんど食べてないの」 と答える。


料理が運ばれてくるまでの間も、食べ終えてからも、「このレストランは、いつもいっぱいだ」 とP−チャン達が声をそろえてリピートするのが頷けました。 近くに Ateneo があるので、特に昼間は学生でいっぱいだそうです。 お値段もリーズナブルだしね。
雨が降っていても、傘をさした人達の長い行列ができているそうです。



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■ Wooden Spoon
  329 Katipunan Avenue,
  Loyola Heights, Quezon City


  二階もあります。 右上の黒い物体は
  二階へと上がる螺旋階段です。

  ←には写ってないけど、店内にはトレード
  マークのスプーンをモチーフにしたデザイン
  が施されています。








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この記事へのコメント
ナルホドー、ウェットな Sisig 風!
ほんと色々あるんですね。
日本でも同じような食材を使ってても、
郷土料理として各地で呼び名が違ってたりするし、
一括りには言えないですねー、面白い!!

それにしても、あのケーキを一人で全部食べちゃった上に
(しかも時間遅めですよね)、こんだけ食べはったんですね。
もう私の事を食べ過ぎとは言わせませんよっ!!
Posted by maligaya at November 14, 2012 13:04
★ maligaya さん、

よく食べたのは、単に 「イマイチな機内食」 のせい!
ケーキはやっぱ別腹に入ってしまったようで、メインの腹には
何も入ってなかったんですぅ!
Posted by harana at November 15, 2012 10:24