June 19, 2013
◇ IFEX (国際食品展) フィリピン 2013 - Vol. 1 概略

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先月マニラで開催された国際食品展、"IFEX (The International Food Exhibition) Philippines" を視察してから、既にひと月経ってしまいました。
その間、日本では、フィリピン・ビジネスミッション やヒルトン大阪の フィリピン料理フェア が開催され、ついついそちらのネタに忙しく、その上、浮気心からP国以外の国にちょこっと旅行してきたりで、IFEX のレポートがすっかり遅くなってしまいました。 これから少しずつ、レポート記事を更新していくつもりです。 が、実はかなり記憶が薄れてしまっています。 (^ ^; なので IFEX ネタが尽きたら、さっさと番外編 (他国への旅行記) に切り替えま〜す。

2年ぶりに開催された IFEX 2013、輸出契約額 6億2,930万ドル、国内契約額 6,160万ペソという成約結果が報告されています。 展示会としての基本的な構成自体はこれまでとそれほど変わったという印象はありませんが、やはり毎回毎回トレンドらしき 「流れ」 が感じられます。 過去にも出展はされてはいるものの、今回まるで多くの出展者が示し合わせたように急にその露出度が高くなった素材がいくつか目につきました。 果たしてそれらをトレンドと呼んでよいものかどうか不確かですが、気になる存在であることには間違いありません。
例えば、おなじみ Calamansi (カラマンシー)

今更?、何故? とお思いでしょうか?
今回、Calamansi の加工品の多いことといったら。 というか、今までになかったのが不思議でなりませんでした。 やっと来たか!? 期待に満ちた想いがこみあげてきます。 加工品の数々は、別途アップします。
Cacao (カカオ)

チョコレートの原料カカオ
スペイン文化の影響を受けたこの国では、カカオを原料とする Tsokolate (チョコラーテ=ホットチョコレート)が欠かせません。 その割にこれまで Tsokolate の出品はそれほど多くはありませんでした。 同じカカオを原料とするチョコレートの出展が更に少なかったのは何故なのでしょうか? この国のチョコレートは正直世界レベルにはまだ達していないのではないかと思えます。
しかし今回は、カカオの実からはじまり、それを加工していくプロセス毎の状態を展示するという手法によって、チョコラーテやチョコレートをアピールするブースが多いのには驚きました。 前回までの IFEX にはあまり見られなかった光景です。 この2年の間、カカオ業界で何か起こったのでしょうか???
ワインにも変化が

伝統的なココナッツのお酒 Lambanog (ランバノッグ)をココナッツワインとして、世界市場にアピールするという事実は確かに過去の IFEX でもありました。 その頃はランバノッグに様々なフレーバーを加えた製品どまりたったように思えますが、IFEX が開催されていない2年間の沈黙の間、ワインと呼ばれる製品があまりにも増えていました。
写真は 以前 にも投稿したミード (ハニーワイン) ですが、他にも様々な素材を原料とした (果たして正式にワインと呼んでよいのかどうかはわかりませんが) 果実酒が数多く製品化されています。
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Pili (ピり) ナッツ

Bicol (ビコール) 地方の特産品ピリナッツ。 ローストして塩味やガーリック風味をつけたもの、ハニーコーティングしたもの、とピーナッツのような加工品、チョコレート、焼き菓子類と、これまではおやつ的製品への加工品が主流であったように思えますが、今回は食品の域を越えて、美容業界にも進出する試みが見受けられました。
奇跡の木 Malunggay (マルンガイ=モリンガ)は、相変わらずヘルシー志向の代表格的存在で一定の地位を保っていました。
先日 の投稿でも少し紹介しましたが、スナック菓子までもがヘルシー志向の兆し。 この傾向はトレンドというより、既になくてはならない一つのジャンルとして市民権を得ているようです。
IFEX 期間中に目に留まった製品は、また後日紹介したいと思います。 ということで、本日のところは簡単な概略だけで失礼します。 m(_ _)m
・・・ 続く ・・・
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