October 11, 2013

◇ フィリピンフードツアー "Manila Foodprints" Vol. 4 個性的なツアーガイド


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「◇ フィリピンフードツアー "Manila Foodprints" Vol. 3 セレブ邸再訪」 の続きです。


"IFEX (国際食品展) フィリピン 2013" 主催者により用意されていたプログラム "Manila Foodprints" は、有意義で価値あるフードツアーでした。 
Vol.1Vol.2Vol.3 で報告したような、それぞれ特徴あるレストランでのお料理のサンプリングだけにとどまらず、ツアー全体を通して参加者を飽きさせることのないエンタテイメント性のあるものでした。

このツアーは、IFEX 会場前に待機していたバスに乗り込んだ瞬間から始まっていました。 いえ、もっと厳密に言えば、会場に集合した瞬間からかも。 集合場所である 1階のカウンター前に着くと、風変わりなスタイルで、かなりインパクトのあるPナが一人ウロウロしていました。 てっきり IFEX 会場で民族的なイベントがありその出演者なのだろうと思っていたのですが、ツアーバスに乗ると、なんとその風変りなPナがいたのです。




車内の席につくと、風変わりなPナからカップを差し出されました。

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ウエルカム・フルーツとでも呼べばいいのでしょうか。 よく熟したパパイヤや確か Singkamas (シンカマス=ヒカマ) も入ったミックスフルーツでした。 「全員が乗車するまで、これでも食べて待っててね」 ってことなのでしょうけれど、なかなかホスピタリティー溢れる演出ではありませんか。





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風変わりなPナの名前は Charisse (チャリース)、このツアーのツアーガイドです。
頭につけているのは、こちら に登場した女性達の髪飾りによく似ています。 (おそらく T'boli 族の Suwat という髪飾りだと思われます。) ボトムは巻きスカート。

このツアーの面白いところは、バスでの移動中も Charisse のジョーク交じりの巧みな話術で止まることなく歴史や文化が語られるかと思えば、用意周到な彼女、果物や野菜、ローカル色の濃いお菓子、はたまたクーラーボックスに San Miguel ビールや Lambanog (ランバノッグ=ココナッツの蒸留酒) まで積み込んでいて、それらを取り出しては試食、試飲させてフィリピンの食を紹介するというスタイル。 移動中だからといって、おちおち寝ていられません(笑)





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世界遺産 San Augstin 教会前で熱弁をふるう Charisse





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とても機転がきく彼女。 San Augustin 教会前で Taho (タホ) 売りを見つけると、早速いくつかオーダーし、「食べたい人〜?」 と呼びかけていました。  
ついでに Taho について少々 (^ ^)




「Tahoooooooo〜 (タホーーーーーーー)」

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と呼びかけながら、Taho 売りは、竿に二つのアルミ容器を下げて売り歩きます。 

少し大きめの容器の方には、温かく、絹豆腐のように滑らかな豆腐が入っています。 これをすくってカップに。





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小さい方の容器からは Sago (サゴ=フィリピンタピオカ) とブラウンシュガーのシロップをかけ、ひと混ぜしたら、はい召し上がれ。 食べ方は、カップに口をつけてすすってもいいし、スプーンですくっても。


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と、このように場面、場面で機転をきかせ、それにあった適切な説明をしてくれるツアーガイド、 Charisse。 そしてその ”しゃべり” には誰もが耳を傾けてしまうのです。 Casa Manila 博物館内でもずーっと展示物にちなんだジョークが続き、お堅いはずの博物館巡りが楽しいものとなりました。 移動中のバスの中が、ずっと爆笑の渦に巻き込まれていたことは言うまでもありません。 ツアーが終わり別れ際には、参加者からの拍手喝采と "Thank you, Charisse!" の連呼。

冒頭で 「有意義で価値あるフードツアー」 と評しましたが、そう言えるのも彼女の存在があってこそです。



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マニラには、Carlos Celdran 氏 や、Ivan Man Dy 氏 (こちら に登場) のように、ネット上でもよく知られたユニークで個性的なツアーガイドがいます。 Charisse も彼らに負けず劣らず (いえ、それ以上かも) ユニークで個性的で、そして有能でありました。 
ツアーガイドとして紹介しましたがが、実際のところ、私の目には彼女がエンターテナーとして映りました。 
彼女については、近いうちに別の視点から紹介する機会があるかもしれません。




「フィリピンフードツアー "Manila Foodprints" 」

・・・ 完 ・・・


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