December 05, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 3 路地裏の創作中華!? ]

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 2 隠れ家 Lumpia (春巻き) ] 》の続きです。
New Po-Heng Lumpia House を出ると、目の前の Quintin Paredes 通りを反対側に渡りました。 丁度渡りきった辺りに交差する路地の入り口が見え、前方にいたツアーメンバー達がどんどんこの中へと消えていきます。 追いつかなければ。
この路地には、Carvajal St. というれっきとした通り名がついています。

狭い道幅の両側にはびっしりとお店が並んでいて、ビニールシートではありますが一部アーケードもどきの天井があり、通り全体がそこそこ市場のような、商店街のような体を成しています。
この路地は、Ongpin 通りと並行していて、Quintin Paredes 通りから Yuchengco 通りへと抜けることができます。
Yuchengco 通りに出るには、Ongpin 通りに戻るよりこの方が近道なのでこの路地を選んだと思ったのですが、フードツアー第2番目のポイントはなんとこの路地にあったのでした。

意識していないと通り過ぎてしまいそうな入口の前で一旦停止。

中に入ってみると、外観と相反し結構広く、チャイニーズレストランそのもの。

調味料と一緒にテーブルに用意されているのは、ポットに入れたスープン。 (他のツアーメンバー達がもう取ってしまったので、残り1本だけになりましたが、テーブルの人数分はありました。) 驚くことに、ポットには熱湯が注がれていたのです。 お店側の衛生面への配慮が感じ取れました。
中国系Pノイファミリーによくチャイニーズレストランに連れていってもらいますが、このシステムは初めて。 たいていお客は席に着くと、フニャフニャのペーパーナプキンで、自分の目の前に並んだお皿と、フォーク&スプーン(ナイフではない!)を拭くという儀式 (笑) を始めるのですが。
席に着くと、すぐにお料理が運ばれてきました。

[上左] Indonesian Tauhu : 外はカリッカリッ、中はトロリ〜ンな揚げ豆腐。 ピリ辛ソースにたっぷりの香草をトッピング。 写真では分かりずらいですが、超ビッグサイズです。 一皿で4人分は十分あります。
[上右] Sate Mi Guisado : Kangkong (空芯菜) の切り方が、Gising-Gising を想わせる焼きそば。 味付けにはオリジナルの Sate ソースを使用。
[下左] Vege Mi : ベジタリアン焼きそば。 「うそー、お肉が入ってるよー」 同じテーブルのメンバーがみんなお肉と間違ったのは・・・、あとでお店の人に聞いたら湯葉でした。 これはお見事! ベジタリアンバージョンもこの店のお得意アイテムだそうです。
[下右] Kuchay Ah : 見かけは Empanada 風の揚げニラ饅頭。 ニラだけでなくお野菜たっぷり。 隠し味があるように感じたけど、お店のおじさんは 「野菜と少しのお肉だけ」 だって。 オイスターソースの使用さえも否定されました。 何だったんだろう、あの旨味は???
店内キョロキョロタイム

お店の人気&マストアイテムでもある Kuchay Ah は、テイクアウトにもすぐにアツアツを提供できるように、保温管理されてるわけですね。

質の割にはどれもリーズナブルなお値段
このお店は、Pilar お婆ちゃんが60歳の頃に始め、お婆ちゃんのオリジナルレシピを基に現在三代に渡って経営を続けているそうです。 そこらのチャイニーズレストランとはちょっと違う、どこかひとひねりされたオリジナリティのある中華料理。 その上安くて美味しいとなれば、何年たっても愛され続けるはずです。 今回は4種類しかお味見できませんでしたが、チャイナタウンに行くことがあれば、是非もう一度訪れ、他のメニューにもトライしたいと思います。

頭上の空間とはいえ、道幅一杯を占領する看板。 近くまでいかないと、お店は右側なのか、左側なのかわからないほど。
あ、お店の名は Quick Snack です。 なんだかお料理とは似つかわしくないようにも思えるけど、まぁいいや、美味しければね。
* * * * *



本日も "ポチッ" よろしくお願いします。 m(_ _)m

↑ フィリピン料理モドキや、フィリピン食材を使ったレシピを投稿