January 23, 2015
◇フィリピン語のお勉強 〔5〕 - 絵本から学ぶ

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突然ですが、絵本って当然お子ちゃま向けなのですが、侮れないですね。 実感!
随分前に、「◇フィリピンの言葉 〔1〕−数字編」 でこんなことを書きました。↓
■桁によって異なる言語
・小さい数字、1から10くらいまでは、タガログ語使用、
・11以上の数字は、スペイン語、
・大きい数字、千や万以上は、英語
必ずというわけではありませんが、Pちゃん達の会話に耳を傾けていると、数字は比較的上記のような使い分けをしている傾向があります。
と、常に観察はしているものの、いつまでたってもタガログ語が習得できずにいるわけです。 桁が大きいとなかなか覚えられそうにないですが、1から10くらいまではタガログ語。 となれば、それくらいは覚えておかなくっちゃね。
でも丸暗記は苦手、って人に (← 自分だわ) おあつらえ向きの絵本を見つけました。
そのタイトルは、"Ang Inuwi ni Nanay" (What Mama Brought Home) - 「ママが持ち帰ってきた (=お買いものしてきた) もの」 というような意味ですね。

身近な食材を使って、タガログ語で数を数えましょう。
あ、その前に、
「ママが Palengke (パレンケ=市場) から帰ってきた。」
籠バッグを覗きながら、 「ママは何を買ってきたのかな・・・」
というくだりがあります。 これを踏まえて、では、カウントいってみましょう。
「1(isa) 」 には、P国ではポピュラーな大衆魚 Bangus (バグース=サバヒー) が登場し、「Isang bangus = バグースが1匹」 という文章から始まります。 (Isa のあとの "ng" は、次の単語を修飾する働きをします。)
この調子で、「2 (dalawa) 」 は、「Dalawang xxx = xxx が二つ」 となるかと思いきや、

Dalawang mapuputing labanos...
「数+名詞」 だけでなく、「形容詞」 が入りました (*_*) そして、この「形容詞」 は 「複数形」 です。
で、この2本の大根は、 「6 (anim)」 で再登場

Huhugasan ang labanos at hihiwain sa anim na piraso
「動詞」 が二つも入りました。 しかも 「受動態+未来形」?.....です、← 多分 (^ ^;
あーん、動詞は苦手。 もうそろそろお手上げ。 何度トライするも、ギブアップの原因はいつもここ (>_<)
その後も玉ねぎやトマトが登場し、Kangkong (カンコン=空芯菜) を数える 「10 (sampu)」 でおしまい、っと思ったのですが、
次のページにあらわれたものは・・・・

「大きなお鍋が必要」 だって!?
更に更に、
調味料が登場するわ、
調理中の様子は出てくるわ・・・
結局

えっ!? これって Sinigang (シニガン) じゃん!
数の数え方を学ぶだけの絵本だと思っていたら、途中からレシピになっていました。 別の食材ではなく、同じ食材を切って使用した意味がようやく分かりました。 単に数え方を覚えるだけではなく、数え方に使用した食材は Sinigang の材料であり、レシピだったというわけです。
これは優れモノ! 基本文法が満載。 タガログ語ビギナーには最高の教科書! 恐るべし、お子ちゃま用絵本!
それに英語も併記されているので、いつでもカンニング可能です。

著者:Ramon C. Sunico
ISBN: 9711902176
言語:英語・フィリピン語
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【追記: 2015.01.27】
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