August 27, 2015
◇ IFEX (国際食品展) フィリピン 2015 - Vol. 6 「ベスト・ブース・ディスプレイ賞」

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《 ◇ IFEX (国際食品展) フィリピン 2015 - Vol. 5 「モダンディスプレイ」》 の続きです。
今回の IFEX は、フードフェアでありながらも MANILA FAME (ファッション、雑貨、家具、インテリアのトレードショー) の趣きがある、と前投稿にも書いたように、出展商品のみならず、ブース自体に趣向を凝らす傾向が見受けられました。
中でも他社と一線を画し、ダントツですばらしいブース造りをしていたのが、インスタントミックスでおなじみの Mama Sita's のブース。 見るからに楽しそうなこの一角は、とても素通りすることはできず、つい足を止めて中を覗きたくなってしまうほど。

こちらは正面。
側面に回ってみましょう。

正面に向って左側
右の写真の場所では、日に数回試食品のデモンストレーションが行われていました。 竹製のテーブルには、その場で焼いたミニパンケーキと商品である数種のフルーツシロップが並びます。 お好みのシロップをかけて召しあがれ。
まだ続きます。

カテゴリー毎に並んだインスタントミックス達。
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では、正面に向って右側面へ

展示品は siling labuyo (唐辛子) のホットソース、いわゆるタバスコみたいな調味料。 試食はなんと、ホットソースをかけたアイスクリーム。 冷たくて甘いアイスに、ホットソースが合うから不思議です。

右側面は液体調味料の展示がメイン
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ブースの内部です。

フィリピン食文化の歴史、でありながら Lola (お婆ちゃん)達も登場。

Mama Sita こと 故 Teresita Reyes さんのコーナー
例の切手 も飾られていますね。 彼女を敬い続けるファミリーの思いが伝わってきます。
(Teresita Reyes = マニラのランドマークともいえるべきレストラン "Aristcrat" の創始者 Engracia Cruz-Reyes の娘さんであり、Mama Sita's インスタントミックスの販売会社オーナーのお母様でもあります。 Engracia さん、Teresita さん母娘は、お二人ともフィリピン食文化史に名を刻んだ人物です。)
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いくつもの Palayok (土鍋)、調理道具、伝統手織物、商品の原料となる植物など、ふんだんに使われた小道具が、よりネイティブさを演出しています。

撮った画像が奇麗に見えるように、ライティングも計算にいれているのかも?

原料である植物が、小道具的に製品に添えられているのは外国人バイヤーにはありがたいこと。 ディスプレイとしてだけでなく、見たことのない原料を文字で説明されるよりも、実物の方がより説得力があります。

メインステージには数々の試食品が並びます。
今回の Mama Sita's のブースは、赤と黒を基調にしたアトラクティブな色使いに、数々の小道具、更にはブラックボードにチョークで手書きしたような (多分本当の手書きでしょう) 文字とイラストがなんともいえない温かみと親しみやすさを感じさせるものでした。
つい最近、 IFEX 公式 HP で Mama Sita's のブースが "ベスト・ブース・ディスプレイ賞" に選ばれていたことを知りました。 納得です。
フードフェアである IFEX の報告を装いながら、「食」 よりもディスプレイネタが続いてしまいました (^ ^; 次回から舵を 「食」 に切り直すつもりです。
・・・ 続く ・・・
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Posted by harana at 12:48│Comments(0)│* EVENT, EXHIBITION / イベント、展示会 | * ARCHITECTURE・INTERIOR / 建築・インテリア