September 27, 2016
◇ フィリピン料理のテクニックを学ぶ

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"Madrid Fusión Manila : 国際美食会議" で、魅力的な書籍に出会いました。

Trade Exhibition (物品展示) 会場に出展していたあるブース、
正面の壁一面を飾るポスターに引きつけられないわけはありません。

Philippine Cookery, from heart to platter

著者は TV でもおなじみのシェフ、Tatung Sarthou
手にとるやいなや即買いしてしまいました。

綺麗な写真には勿論購買意欲をそそられますが、更に構成に工夫が感じられます。
一般的なフィリピン料理に用いられる調理法別に、10の章から成り立っていて、それぞれの調理法は、テクニックとバックグラウンドを通して解説されています。

例えば、第一章は「煮る」、「炊く」。 数種類の料理レシピのほか、竹筒や Palayok(パラヨーク=土鍋)の使い方、骨付き肉使用の推奨、素材の味の出し方など、料理に関連したテクニックが丁寧に解説されています。

フィリピン料理の代表格、酸っぱいスープ "Sinigang(シニガン)" をはじめ、酸味を多用するのがフィリピン料理の特徴の一つ。酸味付けに用いられる植物の一覧。

第3章は「酢」を用いた調理法。 酢〆、ピクルス、サラダのレシピとそれらに関するテクニックが解説されています。、

"Kinilaw (酢〆)" も代表的フィリピン料理の一つ。最も古い調理法であるといわれています。

「酢」 について。

前ページに酢と薬味で生のシーフードを調理するテクニックを解説した後、写真ページが続きます。

サラダのページ

ピクルスのページ。 ブースの壁の写真はこれでした。
他には、「グリル」、「蒸す」、「ココナッツを用いた調理」、「炒める」、「揚げる」、「コトコト煮込む」、「ロースト」、「発酵「、「干す」と、全ての章に学びたいテクニック、興味深い情報が豊富に詰まっています。

著者: Tatung Sarthou
発行: ABS-CBN Publishing Inc.
ISBN: 4806511487066
PHP:595.00
National Book Store で購入可。
★全288ページに、豊富なカラー写真。
この内容でこのお値段は、値打ち有りです。
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