December 25, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 7 Ongpin (オンピン) ]
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《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 6 気になるのはデザートではなく・・・ ] 》 の続きです。
カリスマツアーガイド、Ivan 率いるチャイナタウンの食べ歩きツアー、"The BIG Binondo Food Wok!” は、Yuchengco 通りと Carvajal 通りの角、Hopia で有名な "HO-LAND HOPIA & BAKERY" がラストスポット。 このお店をでて、最初の待ち合わせ場所である Binondo 教会 に戻って解散となります。
《 Carvajal St. 》
来た時とは逆に、路地裏商店街 Carvajal 通りを Quintin Paredes 通りへと戻ります。 帰り道になってやっとこの通りが舗装されていることに気づき、一種の感動をおぼえました。 これなら雨でも (洪水にならない限り) 足元も悪くないですね。
Quintin Paredes 通りに出ると、
右にはもう Binondo 教会がみえます。
教会に向かう途中、
《 Roman Ongpin 像 》
歩いてきた Quintin Paredes 通りと Ongpin 通りの角に、こんな像が建っています。
チャイナタウンのメインストリート Ongpin 通りはこの人物、 Binondo 生まれのビジネスマン Roman Ongpin (1847-1912) にちなんで命名されているのだそうです。
福建省からの移民であった Roman Ongpin の父はろうそく業界で地位を確立していた人物で、その父からビジネスを学んだ彼は1882年、独立してこの地に画材店を設立し成功しました。
職業柄、芸術家たちとの交流も多く、実際に彼の妻は、有名な画家でありフィリピンで最初の芸術学校を創設した Damian Domingo の孫娘であったそうです。
ビジネスマンであると同時に、スペインからの独立運動を支援する愛国者であったことでも知られています。 Bonifacio らによって結成された秘密結社 KATIPUNAN に財政支援をし、1898年2月6日彼の店が焼失したことによって得た保険金の90%までも Aguinaldo に寄付し、支援を続けたそうです。
独立運動の対象がスペインからアメリカへ移ってからも、彼の独立運動支援は続けられ、そのために投獄される身ともなりました。(1900年12月6日〜1901年3月23日)
1912年、彼の栄誉を称え、Calle Sacristia と呼ばれていた通りは Ongpin 通りという名に変えられ、現在ではチャイナタウンを代表する最も有名な通りとなっています。
チャイナタウンの門とはミスマッチにそびえ建つ高層コンド
かと思えば、
こんな庶民的な一場面も。
どちらも、チャイナタウンのメインストリート Ongpin 通りです。
「◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014)」 は、これにておしまい。
*2010年度版チャイナタウンツアーはこちら ⇒ ★
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14:09
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December 19, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 6 気になるのはデザートではなく・・・ ]
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《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 5 黄色くて、トロリ〜ンなデザート ] ] 》 の続きです。
フードツアーの最終目的地に向かうため、President Tea House のある Salazar 通りから Ongpin 通りとの三叉路を右折、そして橋を渡って直進し Yuchengco 通りへと左折。 つまり来た時と逆のコースをたどったことになります。 更に "Quick Snack" のある路地裏商店街 Carvajal 通りを右折して Binondo 教会 の方に戻るのかと思ったら、Yuchengco 通りとCarvajal 通りの角にあるお店に入りました。
デザート3品目
HO-LAND HOPIA & BAKERY
こちらは 前回 のツアーにも含まれていたスポット。 店名が示すように、メイン商品は中華風のお饅頭 Hopia (ホピア) です。 日本のお饅頭同様餡子入りですが、餡の種類が半端ないほど豊富。
ショーケース上の壁いっぱいに餡のフレーバーの写真が並んでいますが、実際にはもっとあるんじゃないかなぁ??? 主なフレーバーは前回も紹介しているので、そちらをご参照くださーい。→ ★
ってか、今回は Hopia よりももっと気になるものがあって、Ivan が Hopia の説明をしている間も、試食をしている間も、まったく集中できず。 (^ ^;
気になってしょうがなかったのは、これ
Machang
中華チマキです。 "Sincerity Cafe and Restaurant" のドアのポスターにも同じものがあったのを思い出し、よけいに気になってしまいました。
中国名では "粽子"、英名は "Zongzi" ですが、中華系P人の間では "Machang" だそうです。 こちらも具の種類が様々で、結んだ糸の色で中身が区別されていました。
例えば:
オレンジ: スペシャルダブルポーク、キノコ入り 70 ペソ
赤: スペシャルポーク&チキン、キノコ入り ジャンボ 70 ペソ
黒: ポーク&チキン、キノコ入り スモール 52 ペソ
白: ポーク&ビーンズ 48 ペソ
緑: レギュラーポーク 48 ペソ
というように。
残念ながら、Machang の試食はありませんでした。 お味もさることながら、もうひとつ気になったのは、トップ写真に写っている Machang の上に置かれた鋏。 お客は買ったらその場で食べちゃうってことなのでしょうか? ありうるけどね。
今回のチャイナタウン食べ歩きツアーでは、訪れたお店としてはこちらがラストとなりましたが、ツアー解散までもう少しだけ歩きます。
・・・ 続く ・・・
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15:16
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December 16, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 5 黄色くて、トロリ〜ンなデザート ]
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《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 4 心のこもった中華料理店 ] 》 の続きです。
Sincerity Cafe & Restaurant が位置する Yuchengco 通りは、チャイナタウンのメインストリートともいえる Ongpin 通りと交差しています。 次の目的地に向かうため、Ongpin 通りへ。
Ongpin 通りとの交差点を右折し、Thomas Pinpin 通りを過ぎ、橋を渡って少し先の三叉路、Salazar 通りを左折すると、
次のポイント
President Tea House
Ongpin 通りの Salazar 通りとの三叉路から斜め前辺りに President Grand Palace という有名なレストランがあります。 President Tea House も "President" のロゴからみて、President Grand Palace とは同系列店だと思われます。
カリスマツアーガイド Ivan の段取りの良さには感心させられます。 どのお店でも、到着するとほとんど待つことなく全員が席に着いたと同時に、出来たて熱々のお料理が運ばれてきます。
お店側との事前の打ち合わせがしっかりと行われていて、お店に着くまでの間、要所要所で時間的タイミングを的確に指示しているのでしょう。
こちらのお店でもスタンバイしていたスタッフ達が、手際よく器とお料理を円卓に並べてくれました。
まずは、中身に特徴のあるものが出てくる、と Ivan。 中からスープがジュワっとでてきそうな小龍包などを想像していると、それには遠からず、でも形は近からずの蒸籠蒸し饅頭が登場しました。 サイズからして肉饅かと思いきや、デザートでした。
中からは、肉汁ではなく熱々のカスタードクリームがトロリ〜ン。
ほんのり塩気が効いていて、しつこくないほどよい甘さの濃厚カスタード。 Ivan が仄めかした中身とは、普通のカスタードではなく、その正体は・・・、Itlog na maalat (イトログ・ナ・マアラット) と呼ばれる 「アヒルの塩漬け卵」 の黄身で作ったカスタードクリームだったのです。
Ivan 曰く、カスタードにお塩は使っていないとのこと。 甘さを引き立てていたのは、塩漬け卵そのものの塩味だったようです。
Itlog na maalat の図 (↓)
茹で卵は、生卵と区別するために赤く色付けして売られています。
Quick Snack がある例の路地裏商店街、Carvajal 通りでのワンシーン。 P国ではサラダの具材にしたり、月餅に餡と共に入れたりとポピュラーな食材ですが、元々中国から伝わったもの。 チャイナタウンにあるのは当然ですね。 もちろんスーパーでもフツーに売られています。
さて、お次の一品の準備が整ったようです。
Mango-Sago
P国の中華料理店ではおなじみのデザート。 マンゴ王国ならではですが、果たして中国本土にこのデザートが存在するかどうなのか???
冷たくてクリーミーなマンゴネクターのプールに浮かぶのは・・・、こちらもP国ならではの素材が使用されています。 タピオカパールのようですが、P国版のタピオカ Sago (サゴ)です。 タピオカがキャッサバ澱粉を原料としてるのにくらべ、Sago はサゴヤシのデンプンが原料で、ピンクやグリーンに色付けされたものもあります。
どちらも見た目は黄色くてトロリ〜ンではありますが、一方は熱々のカスタードクリーム、もう一方は冷た〜く冷したフルーツネクター。 似て非なるデザート二品でした。
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December 10, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 4 心のこもった中華料理店 ]
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《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 3 路地裏の創作中華!? ] 》 の続きです。
Quick Snack を出ると、路地裏商店街 Carvajal 通りをさっき来た Quintin Paredes 通りとは反対方向に進みました。
その先は、Yuchengco 通りにぶつかります。
と、頭上はいきなり電線だらけ。
この通りにある一軒のレストランへ。
ほぼ満席!? なかなかの繁盛ぶりです。
ここは "Sincerity Cafe and Restaurant" という、本格的厦門 (福建省 Amoy) 料理を提供すべく、1956年に創業されたファミリー経営のレストラン。 家族全員がどのお客にも誠実に、心のこもった接客をしようということから、"Sincerity" (誠実) という言葉を店名に使ったということです。
我々は、奥の厨房右横の階段から2階へと案内されました。
チャイニーズな置物が鎮座ましましている2階客席。
まず登場したのは Kundol (クンドール) 茶。
Kundol は、冬瓜のこと。 ??? ビミョウ―なお味 (^ ^;
ここからが本番
Sincerity's Fried Chicken
お店のスペシャリティーのひとつ、フライドチキン。 というか、このお店は特にフライドチキンで有名みたい。 外はカリカリ、中はジューシー。 食感の良さだけでなく、味付けもしっかりしていて、チキン嫌いの私でも (一つだけですが) 食べることができました。 日本では絶対に手を出さないチキンですが、P国だと極たまーにひとつくらいいただくことがあります。 このフライドチキンを目当てに来店する人も多いのでしょうね。
Fried Oyster Cake
牡蠣のお好み焼き風。 こちらもマストアイテム、フライドチキンと並んで2トップ。 モチモチした生地は、コーンスターチかキャッサバ澱粉だろうと思ったら、 Ivan の解説によると、Kamote (カモテ=さつま芋) パウダーだそうです。 そういわれれば、さつま芋の甘さと香りが感じられました。
Binondo から始まった、小さいながらも心をこめておもてなしをする中華料理店は、今ではチャイナタウンの別の場所 Lucky Chinatown Mall 内や、Q.C.(ケソンシティー)にもブランチを出店するほどに成長し、フライドチキンラバーであるPノイ達の胃袋をわしづかみにしちゃっているようですね。 ほとんどのお料理が 1/2 皿ポーションでオーダーできるのも良心的。 これも人気の理由かも。
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09:51
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December 05, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 3 路地裏の創作中華!? ]
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《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 2 隠れ家 Lumpia (春巻き) ] 》の続きです。
New Po-Heng Lumpia House を出ると、目の前の Quintin Paredes 通りを反対側に渡りました。 丁度渡りきった辺りに交差する路地の入り口が見え、前方にいたツアーメンバー達がどんどんこの中へと消えていきます。 追いつかなければ。
この路地には、Carvajal St. というれっきとした通り名がついています。
狭い道幅の両側にはびっしりとお店が並んでいて、ビニールシートではありますが一部アーケードもどきの天井があり、通り全体がそこそこ市場のような、商店街のような体を成しています。
この路地は、Ongpin 通りと並行していて、Quintin Paredes 通りから Yuchengco 通りへと抜けることができます。
Yuchengco 通りに出るには、Ongpin 通りに戻るよりこの方が近道なのでこの路地を選んだと思ったのですが、フードツアー第2番目のポイントはなんとこの路地にあったのでした。
意識していないと通り過ぎてしまいそうな入口の前で一旦停止。
中に入ってみると、外観と相反し結構広く、チャイニーズレストランそのもの。
調味料と一緒にテーブルに用意されているのは、ポットに入れたスープン。 (他のツアーメンバー達がもう取ってしまったので、残り1本だけになりましたが、テーブルの人数分はありました。) 驚くことに、ポットには熱湯が注がれていたのです。 お店側の衛生面への配慮が感じ取れました。
中国系Pノイファミリーによくチャイニーズレストランに連れていってもらいますが、このシステムは初めて。 たいていお客は席に着くと、フニャフニャのペーパーナプキンで、自分の目の前に並んだお皿と、フォーク&スプーン(ナイフではない!)を拭くという儀式 (笑) を始めるのですが。
席に着くと、すぐにお料理が運ばれてきました。
[上左] Indonesian Tauhu : 外はカリッカリッ、中はトロリ〜ンな揚げ豆腐。 ピリ辛ソースにたっぷりの香草をトッピング。 写真では分かりずらいですが、超ビッグサイズです。 一皿で4人分は十分あります。
[上右] Sate Mi Guisado : Kangkong (空芯菜) の切り方が、Gising-Gising を想わせる焼きそば。 味付けにはオリジナルの Sate ソースを使用。
[下左] Vege Mi : ベジタリアン焼きそば。 「うそー、お肉が入ってるよー」 同じテーブルのメンバーがみんなお肉と間違ったのは・・・、あとでお店の人に聞いたら湯葉でした。 これはお見事! ベジタリアンバージョンもこの店のお得意アイテムだそうです。
[下右] Kuchay Ah : 見かけは Empanada 風の揚げニラ饅頭。 ニラだけでなくお野菜たっぷり。 隠し味があるように感じたけど、お店のおじさんは 「野菜と少しのお肉だけ」 だって。 オイスターソースの使用さえも否定されました。 何だったんだろう、あの旨味は???
店内キョロキョロタイム
お店の人気&マストアイテムでもある Kuchay Ah は、テイクアウトにもすぐにアツアツを提供できるように、保温管理されてるわけですね。
質の割にはどれもリーズナブルなお値段
このお店は、Pilar お婆ちゃんが60歳の頃に始め、お婆ちゃんのオリジナルレシピを基に現在三代に渡って経営を続けているそうです。 そこらのチャイニーズレストランとはちょっと違う、どこかひとひねりされたオリジナリティのある中華料理。 その上安くて美味しいとなれば、何年たっても愛され続けるはずです。 今回は4種類しかお味見できませんでしたが、チャイナタウンに行くことがあれば、是非もう一度訪れ、他のメニューにもトライしたいと思います。
頭上の空間とはいえ、道幅一杯を占領する看板。 近くまでいかないと、お店は右側なのか、左側なのかわからないほど。
あ、お店の名は Quick Snack です。 なんだかお料理とは似つかわしくないようにも思えるけど、まぁいいや、美味しければね。
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December 01, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 2 隠れ家 Lumpia (春巻き) ]
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《 ◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 1 Binondo 教会 ] 》 の続きです。
カリスマツアーガイド、Ivan Man Dy との待ち合わせ場所である Binondo 教会は、この地区のメインストリートとも言える Ongpin 通りと Quintin Paredes 通りの角に位置しています。 Ivan が到着したので、いよいよ食べ歩きツアー、”The BIG Binondo Food Wok!” に出発!
Ivan の後を追って、教会の角を曲がり Ongpin 通りを進みます。
と思ったら、すぐにとあるビルの中へ。
Ramada ホテルでした。
場所柄、ライトもチャイニーズランタン。
何故だかここで、もうひとグループと合流するとのこと。 彼らのバスが到着するのを待つ間、 "キューカンバー・ジュース" なるものが振舞われました。 「キュウリ・ジュース」 ってことです。 一口だけいただきましたが、見かけ通り "ビミョー" なお味でした。
全員揃ったところで、チャイナタウンの解説をする Ivan
今度こそ、食べ歩きツアーのスタート!
ラマダホテルを出ると、あれれ? Ongpin 通りをさっき来た方向に戻っていきます。
Ivan は走ってくる車のすき間を狙って Quintin Paredes 通りを反対側に渡ろうとしています。 あ、もしかすると・・・
やはりそうでした。
前回 の最終ポイントであった New Po-Heng Lumpia House
Quintin Paredes 通りに面した Uy Su Bin ビルの狭ーい間口を入ると、奥まで通路が続いています。 まさかこんな所に!? と旅行者なら絶対に気づかないような場所にある、地元の人にしか知られていないようなレストラン。 ただ、最近では Ivan のツアーのおかげで有名になっちゃいましたけどね。
狭い間口、狭い通路からはとても想像できませんが、中に入ってみると中庭付きの解放感ある空間が広がっています。 正しく隠れ家的レストラン。
ここは店名が示すように、生春巻き (Lumpiang Sariwa) が有名
春巻き本体の前に調味料とは別に、何やら前回見なかったようなものも運ばれてきました。
後ろは、Lumpia ソース、ホットソース、ガーリック。 Lumpia ソースは甘辛く、てっとり早く言えばみたらし団子のタレみないなお味。 これとガーリックをかけるのはよくある食べ方。 ホットソースは珍しいですね。
手前のお皿は、左が砕いたピーナッツにブラウンシュガーを混ぜたもの。 これも定番のトッピング。 右の白黒混ざった物体が??? でしたが、カリカリに揚げて砕いたビーフンと、海藻を混ぜたものだそうです。 これは本当に珍しい。 前回 見なかったよなー、確か。
いやいや、前回もあったのかも。 あの時は店内が満席状態でテーブルにはつかずに中庭で立って食べたので、気づかなかったかけなのかも。
前回、「中庭で食す」 の図
前回は皮にソースをかけたのですが、 今回は Ivan のアドバイスに従って、Lumpia を縦に持ち切り口にかけました。 甘辛ソースはほんの少しにして、ホットソースと白黒コンビをトッピング。 少しかじっては、またかければいいそうです。 確かにこの方が食べやすいし、中身にもソースがかかりますね。
今回、「テーブルにて食す」 の図
ツアーメンバーには、フィリピン人やその他のアジア人に混ざって欧米人も多くいましたが、まず最初におかわりの手を挙げたのは、意外にも欧米人女性でした。
おっと、そんなことに驚いている暇はありません。 まだ一軒目なのですから。 さっさと駒を進めなければ。
帰り際に見た、カウンター内の Erap が印象的でした。
・・・ 続く ・・・
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13:23
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November 26, 2014
◇ フィリピンのチャイナタウンで食べある記 (2014) [ Vol. 1 Binondo 教会 ]
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以前 にもアップした、カリスマツアーガイドのひとり Ivan Man Dy 率いるチャイナタウンの食べ歩きツアー、”The BIG Binondo Food Wok!” に再度参加する機会がありました。 同じツアーとはいえ、前回から4年半ほど経っているので、新しい発見が期待できそう♪♪
集合場所は、前回同様 Binondo 教会 のロビー
ホーリーウォーター(聖水)を抱える天使像も あの時 のまま。
カラフルなキャンドルも。
P国らしく、キリスト像の手には、Sampaguita (サンパギータ)が。
マリア像の手にも。
サンパギータはP国の国花なのです。
教会前のサンパギータ売りはお昼寝中。
前回 いた人とは別のようですね。
カリスマツアーガイドの到着まで、ロビーだけでなく
聖堂をウロウロしたり、
外に出てみたり。
えっ!? あれっ!? 何だか違和感が・・・
あらためて離れて見てみると、
レンガ色はアクセントカラー!?
上から塗っちゃってる!?
これを使用後とするなら、使用前は こちら
ま、いいや。 カリスマガイドが到着したので、これから移動します。
・・・ 続く ・・・
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10:56
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March 05, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 11 Prayers ]
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[ Vol. 10 の続きです。]
スペイン統治時代、既にフィリピンに移住していた
中国人も、カトリックへの改宗を強いられたそうです。
チャイナタウンのランドマークでもある
Binondo 教会 で目にした 「祈る人々」(↓)
チャイナタウンという場所がら、タガログ語、
英語以外に、中国語によるミサも行われます。
キャンドルの光は、「世の光」 である
イエス・キリストを表わすのだとか。
キリスト像に直接触れて祈る姿に、
より信仰心の厚さが感じられます。
ケース越しにも Sto. Nino (サント・ニーニョ
= 幼きキリスト) に触れようとしています。
こちらでも。
こちらはチャイニーズっぽい祈り方?
ネタはまだありますが、飽きてきたので、
そろそろチャイナタウン編はおしまいにします。
長い間、お付き合いありがとうございました。
【*追記】 2014年度版 チャイナタウンツアーはこちら ⇒ ★
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March 03, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 10 Street Vendors ]
《 Sampaguita Vendor 》
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[ Vol. 9 の続きです。]
人が大勢集まる教会の周りや路上も立派なビジネスの場。
チャイナタウンでは、そこらじゅうで street vendor
(露天商) さんたちがお仕事に精を出しています。
Binondo 教会 前
居眠りしながらお店番
買い食いしたくなります
スーパーマーケットのしおれたような野菜とは大違い
お正月前だったせい? あちらこちらで
頻繁に目にした幸運を呼ぶ(?)リボン
鮮やか!
・・・ 続く ・・・
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March 01, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 9 パープル]
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
Kiampong (炒飯) & Fish Ball Soup (魚団子スープ)、
Dumpling (餃子)、 Tea Egg (茶卵)、 Siopao (肉饅)
& Bicho-Bicho (揚げパン)、 Hopia (お饅頭)、 Fresh
Lumpia (生春巻き)、と食べ歩いてきましたが、チャイナタウン・
ウォーキングツアーで出くわしたのは食ネタばかりではありません。
* * *
Binondo 教会 の角を Ongpin 通りへと曲がると、
紫色の消防車登場。
Cafe Mezzanine に向かって歩いている時も、
またもやパープル消防車。
食べ歩きツアー最初の食スポット、Café Mezzanine、
別名 Fireman's Cafe 「消防士カフェ」 にも書いたように、
この地域の消防活動は、ボランティア団体によるもの。
消防車も寄付。 寄付したのはパープルの製品で大成功を
おさめた人物、なので消防車もイメージカラーのパープル。
パープルの製品というのは、Eng Bee Tin Chinese Deli
の Hopia Ube (ホピア・ウベ)、紫芋の餡入り中華饅頭。
この方、Café Mezzanine のオーナーでもあります。
傾きかけた家業を Hopia Ube で建て直したそうです。 その
アイデアは、スーパーマーケットのアイスクリーム売り場で
一番人気だった Ube アイスから。 これだと思ってからは
Ube 餡の研究に精を出したそうです。 ビジネス成功の
鍵は 「アイデア」 と 「努力」 ということなんでしょうね。
《 永美珍 / Eng Bee Tin 》
・・・ 続く ・・・
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February 25, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 8 Lumpia ]
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[ Vol. 7 の続きです。]
Ho-Land Hopia 横の路地 (実はマーケット)を抜けて、
Yuchengco 通りと平行する Quintin Paredes 通りへ。
通路のようなビルの入口をどんどん奥に入っていくと、
つきあたりの壁にはレストラン名らしき看板が。
なんと、古いビルの奥には、中庭が付いた
アールデコな空間が広がっていたのでした。
アールデコな雰囲気からは想像することも
できない、チャイニーズレストランでした。
Pancit (パンシット=麺) も美味しそうだけど、
このお店のウリは、Fresh Lumpia (ルンピア)、
野菜たっぷりの ”生春巻き” なのです。
その人気のほどがうかがえます。 店内は満席。
空いている席がなかったので、中庭の噴水に腰掛けて
パクつくことになった Lumpia でありました。
▶ New Po-Heng Lumpia House
Uy Su Bin Building
531 Quintin Paredes St., Binondo, Manila
・・・ 続く ・・・
* * * * *
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February 23, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 7 Hopia ]
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[ Vol. 6 の続きです。 ]
少ない量でも、あれこれちょこちょこつまんでいると、
Siopao (シオパオ) と Bicho-Bicho (ビチョビチョ)
を食べ終える頃には、おなかは結構満腹状態。 が、
食べ歩きツアーはまだ続くのです。 Benavides 通り
からもと来た Salazar 通り → Ongpin 通りへ戻り、
Yuchengco 通りとの交差点まで来たところで左折。
お次に待っていたのは、
チャイニーズ・スウィーツ&ブレッドのお店、
HO-LAND HOPIA & BAKERY.
狭い通路の左側には、棚いっぱいに袋菓子が並びます。
右側ショーケースの後ろの壁紙は、商品のイラストが。
お店のメイン商品は店名が示すように Hopia (ホピア)。
中華風のお饅頭です。 日本のお饅頭同様、餡子入り。
ただ違うのは、バラエティー豊かな餡子の種類です。
フレーバーによって包み紙が色別けされているので、
ショーケースはとーってもカラフルです。
Mongo (緑豆)、Baboy (ポーク)、Ube (紫芋)、
Ube-Macapuno (紫芋&柔らかいココナッツ果肉)、
Pandan-Macapuno (ニオイアダン& ↑マカプノ)、
Ube-Langka (紫芋&ジャックフルーツ)、Kondol
(冬瓜)、Pineapple (パイナップル)、e.t.c.
中華饅頭とはいえ、ここはフィリピン。 餡の素材
には、トロピカルな特産品が利用されています。
人気のほどは定かではありませんが Hapon (ハポン)
という種類もあります。 Hapon は 「日本」 を表す
タガログ語。 日本のお饅頭の如く、アズキ餡入り。
小さなお店ですが、次から次へと客足が途絶えません。
男性客(オジサン年代)が案外多いのには驚かされました。
▶ Ho-Land Hopia
551 E.T. Yuchengco (former Nueva) St
Binondo Manila
・・・ 続く ・・・
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13:18
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February 21, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 6 Siopao? ]
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[ Vol. 5 の続きです。]
お茶卵の Cue Ka Ching から次の角を
右に曲がって Benavides St. へ。
お次のターゲットは、
Siopao (シオパオ)、肉饅♪♪
ね。
出来たてホカホカ。
あれ? お湯をかけて蓋をしようとしてる?
肉饅って蒸籠で蒸すんじゃなかったっけ?
鉄鍋だし。 これじゃ、まるで焼き餃子。
そうなのです。 このお店のウリは焼き肉饅!
底面に焼色がついています。 トップ写真を
ご参照ください。 Chien-Pao というそうです。
店先には肉饅以外にも、朝食、メリエンダに
よさげな中華食品が色々並んでいました。
こちらのフライヤーも稼働中。
Churros (チューロス) の中華バージョン、
Bicho-Bicho (ビチョビチョ)、揚げパンです。
中華風お粥のトッピングのひとつですが、
そのままでも良し。 見かけほどオイリーでは
なく、とても軽くて食べやすいのが意外です。
地元チャイニーズ御用達、テイクアウトのおやつ屋さん。
▶ 岷都麺食店
Benavides St., Binondo, Manila
・・・ 続く ・・・
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February 19, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 5 Tea Egg ]
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[ Vol. 4 の続きです。]
出来たてダンプリング を堪能した後は、Yuchengco 通りを
そのまま Ongping 通りに戻るのかと思ったら、途中狭い路地を
左に抜け Yuchengco 通りと平行する Tomas Pinpin 通りに。
あと数メートルも進めば Ongping 通りの角という地点には、
こんな(↓)ものが。 中国文化とカトリックの融合!?
《 Santo Cristo de Longos Shrine 》
伝説的ミラクルクロス(奇跡の十字架)だとか。
でもお線香もあげられています。
さすが、チャイナタウン!!
また Ongpin 通りに戻り、Salazar 通りと交差する
地点までやってきました。 通りの向こうの某有名
レストランには目もくれず、Salazar 通りを進みます。
こんな所で止まったぞ、ヤバイかも!
看板の文字に不吉な予感。
「雞」って苦手な鶏系じゃない?
何だろう?
これ以上近づきたくないような・・・
卵のようです。
後ろの方で、「Balut (バロット)」 だとか、
「蛇の卵」 だとか言い合うのが聞こえます。
Balut ではなさそうです。 じゃ、蛇の卵?
写真を撮るのに忙しい振りをしていると、Ivan には
すっかり見透かされていたようで、「はい、食べて!」
と無理やりひとつ押しつけられてしまいました。
お茶、醤油、中華香辛料に浸かった 「チキン」 のゆで卵でした。
卵の殻のヒビから浸透した漬け汁が、白身に独特の模様を描きます。
Tea Egg (ティー・エッグ) というそうです。 なんだお茶卵か。
ホッとしたのも束の間。 苦手なスターアニスの香りが・・・
次に行こう、次、Ivan!
▶ Cue Ka Ching
Salazar St, Binondo, Manila
・・・ 続く ・・・
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February 17, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 4 Dumpling ]
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[Vol. 3 の続きです。]
Café Mezzanine を出て Ongpin 通りを横切り、
Yuchengco 通りの角を左へ。 次の目的地は、
東北水餃 / Dong Bei Dumpling
作りたての ダンプリング がいただけるお店。
かなりディープな場所にありました。
店内は狭く、テーブルも小さいのが 4、5 卓のみ。
入口を入ってすぐ右側では、皮作りから
具を包むまでの作業が行われていました。
包み終わったダンプリングは店の奥へと運ばれていきます。
調理場は別に、客席から見えない所にあるようです。
「蒸し餃子」 ニラ入り・ポーク入り
(水餃子にも見えるけど・・・)
「焼き」 バージョン。 中身は同じみたい。
作業風景がガラスの扉越しに見えています。
地元の人しか行きそうにない穴場的なお店ですが、
逆に ”Hole in the wall” (「見つけにくいほど小さな店」、
「狭苦しくて薄暗い店」、「きれいではないけれどおいしい店」と
いうような意味) として最近、人気を集めているようです。
あまり人気が出過ぎると、 ”Hole in the wall” では
なくなっちゃいますね。 常連さんには迷惑かも。
▶ Dong Bei Dumpling
Yuchengco St (former Nueva St.)
Binondo, Manila
・・・ 続く ・・・
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February 16, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 3 Fireman's Cafe ]
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[ Vol. 2 からの続きです。 ]
Binondo 教会 の角を曲がり、 Ongpin 通りをほんの少し北東へ。
チャイナタウン食べ歩きツアーのまず最初の 「食スポット」 は、
Ongpin 通りと Yuchengco 通り (旧 Nueva St.) の角、
Chuan Kee Restaurante の2階にある Café Mezzanine。
《 Kiampong & Fish Ball Soup 》
フライドライスとフィッシュボールスープのセット。
フライドライスにピーナッツ!? 珍しい組み合わせ。
香ばしい! ご飯もしっかりお醤油味がしみているし。
スープの白菜は半生でシャキシャキ。 これは使えます。
このお店は、別名 Fireman's Cafe (消防士カフェ)。
その名の通り、消防士のヘルメットや、消火活動中の
写真が壁いっぱいにディスプレイされています。
こんな道具も。
あと、入口前のショーケースにもトップ写真のような消防士の
オブジェ、楯など数々の消防関連アイテムが飾られていました。
この地域の消防活動は、Binondo Volunteer Firemen’s
Association という有志で結成された消防団体が行っていて、
このお店のオーナーは、団体の中心人物。 お店の収益金も
団体の活動運営費にまわされているそうです。
おっと、言い忘れていましたが、今回はチャイナタウンを熟知したPノイ、
Ivan Man Dy 率いる、Old Manila Walk の ツアー、”The BIG Binondo
Food Wok!” に参加しました。 ↑水色のポロシャツ姿で、右から二人目に
立っているのが Ivan。 テーブルを埋め尽くすツアー参加者は約30名くらい。
参加する前には、ガイドはタガログ語で行われるのかと心配していましたが、
外人も多かったせいか(多分参加者の半分くらい)、英語でした。 ホッ。
▶ Café Mezzanine
650 Ongpin Cor. Yuchengco Sts.,(Former Nueva St.)
Binondo, Manila
・・・ 続く ・・・
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February 15, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 2 Binondo Church (ビノンド教会) ]
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[ Vol. 1 からの続きです。 ]
フィリピンのチャイナタウン、Binondo (ビノンド)地区のランドマーク
Binondo 教会。 (別名 Minor Basilica of St. Lorenzo Ruiz)
1596年、ドミニコ修道会により建てられたこの教会は、たび重なる
暴動、砲撃、火災、地震等により、幾度もダメージを受けてきました。
現在の姿は、1946年から1971年の間に再建されたものだそうです。
ホーリーウォーター(聖水)を抱える天使像が
置かれているのは、エントランス・ロビー
場所柄、ミサはフィリピン語のみならず、中国語でも行われるそうです。
Binondo 教会と、道路を隔てて位置する Plaza Lorenzo Ruiz という広場
(別名 Plaza Calderon dela Barca) は、対をなすように存在しています。
この教会の守護聖人は、フィリピンで最初の聖人 Lorenzo Ruiz。
教会の別名も、広場もこの聖人にちなんで命名されたことがうかがえます。
広場に建つ Lorenzo Ruiz 像。
* * *
Binondo に生まれ育ち、Binondo 教会内で職についていた Lorenzo Ruiz ですが、なんと彼は 1637年9月29日、日本で殉教していたのです。 殉教、つまりキリスト教の 「自らの信仰のために命を失ったとみなされる死」 です。 キリスト教徒が迫害されていた16世紀末から17世紀初めの日本では、多くの外国人宣教師や日本人信者が殉教しました。 拷問の末に残酷な処刑方法で殺されたのです。 彼もその中の一人だったとは・・・。
カトリック教会において、死後その徳と聖性を認められた信徒には福者という称号が与えられる。(この称号を受けることを列福という。) 厳しい審査を終えて、教会により福者の位置に加えるのがふさわしいと判断されると、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂において列福が宣言される。通常、列福式はバチカンで行われる。例外的に初めてバチカン以外で行われた列福式は1981年にフィリピンのマニラで行われたフィリピン人初の福者(のちに聖人)であるロレンソ・ルイスの列福式であった。 − Wikipedia より抜粋 −
1981年のマニラで行われた列福式というのは、日本を含む各国を公式訪問中のローマ教皇 ヨハネ・パウロ2世 によるものです。
* * *
ところで Lorenzo Ruiz 像の後ろ(↑)には何やらカトリックとは
そぐわない物体が。 なにしろ、ここはチャイナタウンなので・・・。
「ミスマッチの図」 は、別アングルでもほらこの通り(↓)
こちら(↓)の方が、明白かも。
食べて歩いて、チャイナタウン ”ウォーキング・ツアー” は、
ここ Binondo 教会を皮きりにスタートしたのでありました。
・・・ 続く ・・・
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13:34
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February 13, 2010
◇ フィリピンのチャイナタウン "Binondo(ビノンド)" 地区・食べある記 [ Vol. 1 祝・春節 ]
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トップ写真だけ見ると、「番外編(上海)はもう終わったはずだろ!」
と言われそうですが、話題はフィリピンですので、どうぞご心配なく。
マニラの Pasig (パシグ) 川北岸に位置する チャイナタウン、
Binondo (ビノンド) 地区に行ってきました。(工事中だらけ)
世界的に中華圏では今日から春節のお休み。 P国でも
チャイナタウンでは、春節祭で盛り上がっているはず。
旧正祝いということで、この先の投稿はチャイナタウン特集
をお届けすることにいたします。 残念ながら写真は昨年の
クリスマス直後のものですが、しばらくの間お付き合いを。
パイナップルもチャイニーズ風のデコレーション。
これも幸運を呼ぶおまじない?
・・・ 続く ・・・
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Posted by harana at
22:21
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